シェア
渡辺 杜太朗
2021年6月18日 15:41
あなたの心苦な1秒も私が眠る1秒もあの街の埃塗れの1秒も私の空気清浄機の回る部屋の1秒も同じ刻の一欠片だとおもうと思考の平和は細穴に陥る私の怠惰な時間と涙に浸かるあなたの時間は総じて同じだよって時計は言ったぬるめの温泉に浸かった10分と熱波師に扇がれるサウナの中の10分が同じなんだくらいの心持ちで言い放った時計よ私にほいほいと言わないでおくれ人
2021年2月17日 13:27
幼い頃は公園に遊びに行くのも、ご飯を食べるのも、行ったことのないはじめましての場所を歩くのも全ての明度が高く新鮮な心持ちだった。いつからだろう。それが当たり前の公園、当たり前のご飯、当たり前の場所にそれぞれ姿を変えたのは。それは決して悪いことではなく、それだけ世界に僕が中和しているということ。慣れとはそういうもの一種である。もしもその当たり前に対し摩擦を感じたのなら、その当たり前は恐