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渡辺 杜太朗
2024年11月21日 21:23
感じるほどに熱い微熱包まれたならあなたの香り水平線の向こう側眩しい夕凪が湖のほとりに佇む新たな心の悲哀くだらない秘密の片隅に薄れない微笑みがしがらみの中に落ちてくまだ見ぬ子の微笑伝えたい言葉の色が崩れ落ちない様に瞬きの中に閉じ籠める嘘のない涙の丘狼狽えないでいて本にはならない人生の心を聴いてほしい暗闇の様な暖かさ薄れな
2024年11月15日 17:36
ダイヤモンドの様な聲どんよりした世界に生きるあなたの聲が暗がりを乱反射した光の屈折私からの贈り物あなたの首元にダイヤモンドそれはあなたを強くするそれはあなたと共に生きると願った私の想いの塊強く握った手と手が今熱く火照って繋ぎ止める新しい輝きはどんよりとした世界を遮るあなたと私の光り方きっと見つける慕情の横顔
2024年10月30日 21:54
悲しい朝が来るなら君の心に矢を放つ僕という名の希望それが唯一の朝日なんだ淋しい夜が来るなら君と踊り続けよう僕という名のビート細かく輝く散り星の様なんにもない部屋に飾ってほしい花は諦めた胸に光を灯す決断の花弁発色し続ける可憐な笑みそれが君の本当の聲全てを飲み込み続けよう君の毒も全て僕が貰うよ
2024年10月27日 18:51
微熱におかされ苛まれる思考絡まる愛情は不確かに形造る溢れ出る純愛は軽薄なほどに殴りかかってくる私の心はサンドバッグあなたの笑みが胸を打つ「今夜の月は真っ黄っ黄」興奮するあなたに心囚われた「今夜の月はまん丸」演舞するあなたの胸中に住みたいと願う愛情の雲は月をひた隠しにしたあなたが私だけを見る様に私は月に嫉妬した哀れで小さな心臓さ
2024年10月8日 20:49
君のついた嘘僕の心の刃その矛先は悪魔の羽根羽ばたけない様に僕が折る君の本音もう邪魔しない様に僕のついた嘘天使を笑わせる為の口実嘘のない世界が幸せならばこの世は昔から幸せだだってみんな嘘は嫌いでしょだってみんな嘘は苦手でしょ氷の溶けるスピードに季節が関係する様に本当のことを炙り出すには時差があるでもね暖かい心こそ氷は
2024年10月2日 14:56
この星は弱い星君みたいな柔らかい心が集まって出来た星僕はこの場所に住んでいる弱さの中で息してる僕だって怖いから常にバリケードを張っている優しい愛だけを瞳に宿して誰かの視点で世界をのぞく心がすぐに痛むから君は色々考える頭の中の思考の蔦はいつしからか君の足元まできた掬い上げた水の濁り色青色のない信号機寒い夏の思い出それら全部が君の心に
2024年9月26日 20:17
心が渇いていたそれは水を飲み干しても潤いはしない悲観な心情あなたと話した朝まで話したそれは私の乾きを純に潤してくれた黙っていても駄目だったあなたは私の話しが聞きたいと言った私はあなたに愛を伝えた宵の縁に腰掛けてずっと愛を語りかけたそれはもう鬱陶しいくらいにあなたは笑った愛はもう聞いたと笑った他にどんな話しをしよう冷たい風に変わ
2024年8月3日 10:50
勢い任せに漕いだブランコ私はみんなより高くにいる風の生まれる瞬間を感じとってはクスッと笑ったここは私のコックピットここから宇宙に飛び立つの何度も振り子の様に揺らいではどんどんと加速した今宵の天気は快晴風は追い風月行きのブランコは振れる度に満月に近づく子供のいない月夜の公園ここから私は飛び立つぞ月面着陸アポロ100号
2024年7月31日 09:39
開けた通り飛び込んできた東京タワー思わすカメラのシャッターを切るこの瞬間だけは東京タワーは僕だけのもの薄暮の空のした人々は一瞬だけ姿を消しただんだんと近づいていく赤い光りその度に表情を変える東京タワー僕はそれに恋をして夢中になって切り取ったこれで僕の部屋にも東京タワーがやってくるそう思うと僕は欲張ったそれはまるでお宝を目の前にした海賊の様そして見