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渡辺 杜太朗
2022年8月23日 20:44
眠そうな枕眠れない私誰かの声が聴きたくてラジオを無理矢理起こす暴れたタオルケット項垂れる扇風機小さく聴こえるラジオの声に耳を傾け目を瞑る私はきっとこの夜になにかやり残したことがあるのではないかそう思うそんなものないのに眠そうな枕眠れない私
2022年8月14日 21:51
小山を越えて野をぬけて沢を渡って陽が沈む私の一生語りもせずに峠を越えることばかり夕陽の彩葉を絵にしては故郷の彼方の陽が燃ゆる茜の山の向こう側風吹く闇の檻の中焚火の時刻は思い出す友の唄声頭を擦れるあゝ人生に奮いの茜を
2022年8月7日 16:52
起きかけの目覚まし時計乗りかけの自転車向かった海はまだ薄暗い太陽の頭がぽつりと見えて砂浜が駄々をこねる私は大きくなっていた巨木の様にこの街一帯で一番大きい深呼吸をしたら太陽が少し早く顔をだした気持ちのよい風潮っ気の多い難しいことは何にもない私は大きい私は呼吸する海の様にとても青い呼吸