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メロディーのない歌詞

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五線譜の上にまだ乗っていない歌詞を掲載していきます。 作詞家活動をしてます。 よかったら私の歌詞に曲を載せてみてください。 興味が御座いましたらコメント待ってます。 Twitte…
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2021年11月の記事一覧

歌詞/繊

歪んだ愛情
仏の笑みが囁く
今年の体調は
冬にゆくほど悪くなる

消せない心臓のタトゥー
鼓動で生きてるみたいだね

話し方はどもって
行く末は綻んで
側に誰もいないのは
僕の勘違い

繊細な神経
無駄のない話しをしよう
街に積もる埃
ため息で吹き飛ばしたら

いらないお節介は
緊張で受け取る際に落とす

話し方はどもって
行く末は綻んで
側に誰もいないのは
僕の勘違い

メロディーのない歌詞を載

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歌詞/night  diver

歌詞/night diver

水性の月が雨で溶けて
僕を染めてく
光る星のスパンコール
雲で剥がれてく

地面に夜空が
落ちた夜に逢いましょう
僕達は輝く
地平線飛行

街に夜空
綺麗な世界
雨粒に乱反射

踊ろう君も
黄色い僕と
どこまでも夜空を行こう

雨雲を吸った掃除機は
お腹が膨れ
上の空に返そうよ
真っ暗な場所

見上げたキャンパスは
悲しそうに笑うの
二人で戻そう
今夜だけのありがとう

星を散らし
月を描いて

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歌詞/星砂

歌詞/星砂

初めて聞いた声
受話器から聞こえる
君の番号のはずなのに
不思議だね
声のない台詞
流れ星の様に受話器を置く

小さな勇気は
地の底に眠らせ
ビクビクしてた僕を笑う
君はもう遠い場所で暮らす
笑顔があるならそれがいいな

涙のさよならは
本当にさよならだった

どこかで笑ってればいい
風が暖かいうちに
公園の芝生で寝転んで
草の音を感じては吸い込む
匂いが弾んでればそれでいい

手紙はもう捨てて

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歌詞/苦くて甘くて

歌詞/苦くて甘くて

コーヒースタンドに増えてきたのホット
氷のない世界 肩幅が狭い
曇った窓ガラス
熱気を帯びて

腰掛けたソファー うちにはないふかふか
あなたを待つ時間 心も熱いわ
少し甘いコーヒー
香りでまどろむ

コートが似合う人
背の高い人
私にはもったいない
優しい人

冬の入口な夜
皆焦る夜
私には怖いくらい
しあわせな夜

コーヒースタンドであなた声を聴く
ひび割れない世界 素敵な鼻筋
馴染みのないジ

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歌詞/本に栞を挟むように

歌詞/本に栞を挟むように

本に栞を挟むように
あなたの声をすぐ聴きたい
読まない時間も愛おしい
物語をまた途中から

本に栞を挟むように
またこのページで逢いましょう
読まない時間が続くほど
色褪せていく

日常は残酷で
落ち込んでいるときに雨
バックのなか 忍ばせた
あなたとの短編集

くだらない文脈も
あなたの声なら
笑ってしまうのよ
ほら 花が咲いた

本に栞を挟み込んだ
わたしの大きな勘違い
本棚の奥にしまいましょ

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歌詞/今夜はステップ

歌詞/今夜はステップ

震える指先でつくる
額縁の歪んだ絵画

靄かかった午前5時
まだ眠ってる街の寝言

ポツリポツリと
ネオンがまばたき
はしゃいだ点滅信号機

朝露の泪
射した光が笑えば
始まってしまう
僕は夜の絵画
閉じ込めて今夜ステップで
踊っていたいの
ああ夜をもう一度やり直そう

水溜まりに靴をつけて
濡れた足底で残す軌跡

雨が止んだ午前6時
目覚めたら足跡に驚くでしょ

カーカーと
カラスのイビキ
従順

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