二連敗
2019年、今のところ二連敗。勝ちはまだなし。
学会発表のアブストに落ち、方法論のスプリングスクールに落ちた。どちらも論文や書籍での研究成果発信という究極の成果からすると、その前段階に過ぎないものであり、本番で失敗したわけじゃないから気にならないという見方もできるし、前段階ですらダメなら本番なんてそのはるか先じゃないかという見方もできる。
自分の研究の未熟さはわかっているつもりであっても、実際に落選という形でそれを突きつけられると、切ない気持ちは隠しきれない。一晩眠ってすっきり忘れてしまうというのも何か違う気がするし、これをうだうだと引きずるのも違う気がする。
前述のように、気にしないでいい側面がある程度あるため、論文の査読に落ちた時と比べれば全然堪えていない、と冷静に見れる程度の状態ではある。
現在のところ、この失敗の原因を突き止め、どう改善するか?というところに意識を集中しようというモチベーションでいる。ただ、思い浮かぶ失敗の原因が外的な要因(会のテーマと自分の研究の兼ね合いの悪さ)になってしまっているのが現状のところであり、それは自己の責任からの逃避ではないかという気もしている。
友人に応募書類を見てもらって、ダメ出しをしてもらうのが一番効果的だとも思いつつ、その手間をかけるのが申し訳なく、躊躇がある。ただ愚痴るよりはその方がお互いのためになると思うので、どうしても愚痴りたくなってしまったら、勇気を出して頼んでみる。愚痴を我慢できる間は、もう少し自分自身を削って向き合ってみよう。
悩むより手や身体を動かした方が物事が進むタイプなので、この先は何か活動しながら悩むことにしよう。負けと向き合うことは簡単ではないし、負けないに越したことはないけれど、負けを恐れてチャレンジしなくなるのはもっと恐ろしい。博士課程時代にこの悪循環にはまった経験があるので、その経験を反面教師として、建設的にこの二連敗を活かしたい。