【コラボレーターの仕事術】夢を目指してチャレンジする経験を社会に活かす 株式会社 Hi-mic 代表取締役 伊藤 毅
今回インタビューした伊藤さんは、投手として甲子園でベスト4を経験しプロ野球選手を目指していたところから、怪我や環境の変化から断念。野球実況やタレント活動を経て、夢を目指す選手やタレント等をサポートすべく株式会社Hi-micを立ち上げました。
夢を目指してチャレンジする人を支援する伊藤さんに、起業した経緯やきっかけ、今後のビジョンについてお話を伺いました。
■夢を目指した経験を社会に活かす
ーーこれまでの経歴を教えてください。
伊藤さん(以下、伊藤):幼い頃から、プロ野球選手を目指していました。そのなかで、うまくいかないことをたくさん経験して、生活と夢を目指すことがうまく合致していないと感じていたんです。そういった矛盾を解消していくのに、0から探すより自分で作った方が早いと思って起業しました。
元々野球をやっていたときに、「お前は野球だけなのか?」と、言われたこともありました。野球一筋でやってきたことをコンプレックスに感じたこともありましたが、「はたして本当に社会では通用しないのか?」と自問自答したことが、今の会社を立ち上げたきっかけにもなりました。
現在は、アスリートや芸能に挑戦する方を支える活動をしています。芸能やスポーツも学ぶことがたくさんあるので、生活と切り離す必要はないと考えています。夢を断念したとしても、目指してきた経験が他のカタチで活きることもあります。まずは夢を目指す方たちの力になれるように、環境づくりをテーマに活動しています。
スポーツにおける上下関係や、目的達成能力、礼儀等は社会に出たときに活かされるし、逆にプラスになることが多いのではないか?と感じています。夢を目指した経験が社会に通用するのであれば、何かを目指すことは全くマイナスになりません。
■どうやったらうまくいくかを考える
ーーうまくいかないとき、どのように乗り越えてきましたか?
伊藤:うまくいくときは「運が良かった」と思っています。はじめは「うまくいかなくて当たり前」の感覚なので、すべてが思いどおりにいくようなことは少ないです。すべてが思いどおりにいくなら、全員成功していますよね。
あらかじめ決めているのは「柔軟性を持って対応すること」です。野球で例えるならば、エラーをして落ち込んでも何も変わらないですよね。声を出して周りを盛り上げていくとか、そこからどう立ち直って対処するかが重要です。
失敗することを考えると怖くなりますが、ダメな理由ではなく「どうやったらうまくいくか」を考える方に頭の大半を使っています。できないと思うことは簡単ですが、できる理由を考えるのが面白いですね。
会社員でなく起業しようと思ったのは、これまでの経験を生かし、新しい夢を持ったからです。うまくいくとかお金が儲かるとかよりも目指す人が挑戦できる環境づくりと、自分のこれまでの経験が仕事になれば最高だと思ったからです。
■チャレンジを諦めないこと
ーー今後のビジョンについて教えてください。
伊藤:自分の親が倒れたときに感じたのですが、超高齢化社会のなかでお年寄りを支えるヘルパーの数が足りていないのが現状です。お年寄りに向けて、手の行き届いていないサービスがたくさんあると感じているので、そういったサービスも今後展開を検討中です。
ーーチャレンジしていくうえで大事にしていることを教えてください。
伊藤:チャレンジを諦めないことです。失敗は当たり前であり、失敗するからこそうまくいきます。今まで失敗をしてこなかった人でも、どこかで失敗をすることがあるかもしれません。何にでも波があり、良いときも悪いときもありますが、早く行動をし、問題点を見出せばそれだけ早く成功できるはずです。
▼ワクセルコラボレーター
株式会社 Hi-mic 代表取締役 伊藤 毅
<経歴>
学生時代、桐生第一高校、東海大学にてプロスポーツ選手を目指し活動。高校時代には投手として全国ベスト4を経験。その後、怪我や環境の変化もありプロスポーツ選手を断念。選手の活躍を伝えるお仕事、野球実況やタレント活動をする。現在は、夢を目指す選手やタレント等をサポートすべく株式会社 Hi-micを設立し多方面で活動中。
■代表作・主な実績
2010年10月TBS連続ドラマ「SPEC」、2018/2019年8月テレビ朝日「アメトーク 高校野球」2021年7月読売新聞「白球の記憶」
■公式ホームページ、SNS等
会社HP
■SOCiAL BUSiNESS COMMUNiTY『ワクセル』
ワクセルは、コラボレートを通じて、人に夢を与え続けていくソーシャルビジネスコミュニティです。健全に学び、チャレンジし、成長し、達成し続ける人が次々と集まるコミュニティを作り続けます。
さまざまな分野で活躍する著名人や経営者、クリエイターの方々とコラボレートすることにより、下記の取り組みやコンテンツ制作を行っていきます。
・YouTube等での番組配信
・オンライン講演会
・出版プロデュース
・プロジェクト創出
・対談、インタビュー記事制作