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【コラボレーターの仕事術】たくさんの挑戦が今の幅広い指導につながり、高齢者から子どもまでの健康をサポートする。 スポーツインストラクター 岩崎 大貴
今回は、スポーツインストラクターである岩崎大貴さんにインタビューさせて頂きました。
介護予防運動という分野を通じて高齢者の方から幼児まで幅広い年代の方たちに健康を提供されています。
色んな方と接することで日々感じていること、また今後どんなことをしていきたいと思っているのか、この業界で活躍するきっかけの部分からお話しを伺いました。
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高齢者から子どもまで幅広く指導するインストラクター
インタビュアー)
どんな活動をされていらっしゃいますか?
岩崎さん)
介護予防運動インストラクターをしています。高齢者が介護を必要としないように、体を動かして健康でいられるようにするお手伝いをしています。高齢者だけでなく、小さい子どもの場合はご両親と一緒にできる親子体操や、一般の方向けのものもやっています。
インタビュアー)
今の仕事や活動を始めるきっかけはなんだったのでしょうか?
岩崎さん)
大学で体育の教員免許を取るため実習にも行ったんですが、それがあまりおもしろくなくて。サッカーコーチのアルバイトをしていたときに一緒に教えていたのが今の社長で、「もしよかったらこういう業界があるからやってみないか」とお話をもらったんです。
そこから自分でできることがどんどん増えて、独立して、色々なところに行かせてもらったことで自分でもできるようになりました。私にとっての師匠との出会いが仕事を始めるきっかけです。
インタビュアー)
師匠と出会う前後で何か変化はありましたか?
岩崎さん)
以前から教えるのは得意でしたが、僕は淡々としていておもしろくなかったんです。
それに比べて師匠はパワーがすごくて、介護予防のレッスンも指導というより漫談をしているようなんです。表現力や引き込む力がすごくて、それに刺激を受けて人前に出たいと思うようになりました。
インタビュアー)
今うまくいっている原因は師匠との出会い以外にもありますか?
岩崎さん)
昔は良くも悪くもNOと言えなくて、来るもの拒まずで色んなことに挑戦していました。この業界は何かに特化しないとだめと言われましたが、僕は色んなことをやった結果、幅広い指導ができるようになり何でも屋さんになったのかなと思いますね。
インタビュアー)
色んなことをやることによって発見などもありましたか?
岩崎さん)
高齢者の指導は子どもの指導と結びつきがあって学びがあります。また、関わるスタッフさんがどういう想いでいるのかを知ると提供するものを若干変えようと思うんです。それが自分の糧になったり、色んな視点で見られるというのはあります。
インタビュアー)
1人1人に合わせるのは難しくないですか?
岩崎さん)
難しいけど、感覚でやっているところもあります。例えば、参加者さんの気分やモチベーションを察して楽しい雰囲気を作るようにしています。笑いがおきたり面白いことが起きると、すかさずツッコミやコミュニケーションをいれて距離を縮めていきます。失敗することもたくさんありましたが、少しずつ感覚的にその人の気分や感情が感じ取れるようになってきました。
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わからないことは聞く、そして分析をする。
インタビュアー)
凹んだときやきついと思ったときに自分を奮い立たせるコツはありますか?
岩崎さん)
うまくいかないときは人に聞きます。師匠や同業の人や先輩に「今こういう感じなんですが、どうやったらいいですか」と聞きますね。
ある意味答えを持っている人たちなので1番手っ取り早いかなと。あとはネットで調べてみたり、動画をあげている人のを見て参考にしたり。この動きからこれがこう繋がるなと細かくメモを取って分析します。
インタビュアー)
分析というのは具体的にどのようにするんですか?
岩崎さん)
例えば子どもに前転をさせたいとき、手をつく・回るなど色んな動作がありますが、それをどうつなげていくかを考えるのが僕の中での分析です。頭の整理ですね。
インタビュアー)
先ほどの話で、うまくいかないときに人に聞くというのは、恥ずかしさやプライドが先行したりしませんか?
岩崎さん)
聞いたら悪いなと思っていましたが、「お前はなんで来ないんだ。別に俺に気を遣うことはない」と言われたことがあって。そこからは悩んでいることを何でも相談するようになりました。今思うと、いらない壁でしたね。
上の方は自分から「最近大丈夫?」と言ってはこないですよね。逆に自分に下の人がいて、「ちょっと困ってます」って言われたらうれしいなと思って。かわいい顔をして行った方がいいと思うんです。
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高齢者から子どもまで集まれて学べる場所を作りたい
インタビュアー)
最後に今後のビジョンや、やりたいことがあったら教えてください。
岩崎さん)
違う業種の方と一緒に仕事ができたらおもしろいですよね。
子どもから高齢者まで関わっている中で、高齢者が子どもを叱るような機会が少なくなっているので、みんなが一緒に集まれる場所を作れたらいいなと思います。
あとは僕には子どもがいるので、子どものための教室を作りたいです。
インタビュアー)
子どもが色々と学べる場を作れたらいいですよね。
岩崎さん)
体を動かすことが軽視されることがあります。体を動かす中で学ぶことはたくさんあると思うんです。例えば、鬼ごっこは逃げる・追うだけですが、どうやって逃げるか、どうやって捕まえるかを考えながら遊びますよね。
今は外遊びをしなくなったり、遊び場が少なくなっているんです。昔はジャングルジムや鉄棒があって、どう逃げるかを考えましたが、今は遊具も変わったり鉄棒がある公園が少ないですからね。子どもたちが体を動かしながら考え学べる場が作れればいいですね。
▼ワクセルコラボレーター
スポーツインストラクター
岩崎 大貴さん
https://waccel.com/collaborator/iwasaki-daiki/
<プロフィール>
東海大学体育学部卒業。卒業後すぐにフリーのスポーツインストラクターとして活動。介護予防運動、幼児体育、サッカー指導などの指導に携わる。幅広い年代の人々や様々なジャンルの人々に健康やスポーツの楽しさを提供している。
■SOCiAL BUSiNESS COMMUNiTY『ワクセル』
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