日本人と肚(腹)の関係〜丹田のひみつ〜
今日は肚(腹)、丹田のお話をしていきます✨😌 @wabisabi_555
私は、古来の日本人の強さの秘密を研究しています。
この記事をよんであなたの肚(腹)へ対する意識も今日で変わるはず🔥
少しでも意識が変わったな〜よかったな〜と感じていただけたら、スキ❤︎やフォローよろしくお願いします🤍
古来の日本人が大切にしていた肚
肚=丹田
丹田とは、「身体意識」のひとつです。臓器のように存在する組織ではなく、“中心軸”のように體を動かす基準感覚のようなものです。
あなたは、丹田を意識したことがありますか?
スポーツをしていたり、武術をしている人は馴染みあるかもしれませんが、現代ではあまり丹田や肚を共通意識で話せる人はいません。
ですが、江戸時代くらいの日本人はスポーツ選手や役者じゃない庶民も、肚や丹田など。
體が使えているのか使えてないのか見極めれたそうです。
古来の日本人は、肚(腹)と深い関わりがありました。
【肚(腹、はら)】というものを大切にしている民族だったのです。
日本語にも、肚(腹)が含まれるものが多くあることが、日本人と肚の深い関係性を伺えます。例えば
「腹をたてる」・・・怒る
「腹黒い」・・・心に悪だくみがある
「腹を決める」・・・決心する
「腹に落ちる」・・・なるほどと思う
「腹が据わる」・・・度胸がある
など、さまざま。
日本人は肚(腹)で思考していたことを見受けられます。
肚(腹)というものを中心に考え意識して生活することが多かったのでしょう。
ですが、現代では
肚(腹)を意識する機会などほとんどありません。
肚(腹)で呼吸することができなくなり、胸で呼吸する人が増えています。
なぜ、昔の日本人ができて、現代の日本人ができなくなってるのかというと、肚(腹)に意識が向く文化が西洋文化に染まったことによりなくなったのです。
現代と古来の生活変化
そう西洋文化が入る前の、昔の日本人は、肚(腹)の呼吸に意識が向くような生活をしていました。
まず、和服👘
ハラで着るのが和装です。
着物は「丹田」による腹圧で帯を押し広げるようにして着ます。
肚(腹)がしっかりしていないと、着物は回ってきてしまいます。
男性の着物やふんどしはちょうど丹田の位置に結び目が来ます。
丹田の前で結ぶことにより、丹田にチカラがこもり、仙骨が上に上がるのです。
日本は農耕文化なので、土の近くにしゃがみ作業することで、自然と重心が下腹部に落ちます。
和式便所もそうです、しゃがんで用をたすことで自然と肚(腹)に意識が向きました。
井戸端会議の語源は、井戸の周りでおしゃべりすることですが、昔の人は井戸を囲んで洗濯をしながら話し合ったんでしょう。
洗濯も、しゃがんでしていた。
昔には、肚(腹)に意識が向く生活だったのです。
そして、昔の日本人は、魂というものは肚に宿ると考えていました。
なので、武士の責任の取り方は“肚を切る”「切腹」だったのです。
一方、西洋ではクビを落とすという責任の取り方があるように、肚より頭脳を重要視していたと捉えます。
明治以降の急激な西洋化し、日本人の生活は一変します。
洋式トイレに変わり、ゴムの服に代わる。
ゴムの服だけでなく、正装までも変わりました。
西洋の正装はスーツであり、熱い胸板が目立つように胸で着るのがカッコいい着方であります。
西洋文化では、胸より上にある重心の高さが見受けられます。
重心が高いと、エネルギーも頭の方へゆき“常に考え事をする”“分析”“計算”が優位になる。
まさに西洋医学や化学といったミクロな学問が得意な民族なのです。
そのころから、日本人も肚(丹田)というものを感じ、直感(體)を重視していた生活から、思考(頭脳)を重視する生活になり、魂の概念が思考である頭脳に移った。
それとともに、日本人の重心が上がっていったと考えます。
日本に西洋文化が浸透するのはあまりにも急激であったため、日本人は肚を置き去りにした。
表面的な文化の取り入れになってしまったと考えます。
ただ日本人が肚(腹)を大切にしていただけではなく、身体科学的にも肚(腹)には素晴らしい働きがあります。
直感=肚だった?
肚(腹)というものは副交感神経と根深く関わりがある臓器であり、副交感神経の中でも代表格の“神経”が支配し、脳と1億本以上の神経で繋がっています。
肚(腹)の感覚というものは、その1億本の神経を通じて脳に伝達し、私たちの“無意識”に大きな影響を与えるのです。
英語で、肚=gut そして肚(腹)の感覚を“ gut feeling”と言いますが日本語では「直感」となります。
肚(腹)=丹田=直感 だったのです。
重心が上にあがり、副交感神経よりも交感神経が優位になった生活と引き換えに、現代の私たちは無意識や直感と遠くなり、うまく直感を使えなくなってしまいました。
現代人の抱える多くの問題にも、健康問題にも、重心が高くなり大地から離れた生活が一因だと。
物質的な豊かさを享受することができましたが、この物質的な豊かさというのは交感神経が生み出した賜物です。
しかし、自律神経のバランスという観点から考えると、大きな神経を代表とする副交感神経を軸とした「肚」との繋がりが本当の豊かさには必要不可欠とも言えます。
重心と精神の関わり
肚(腹)が据わり重心が低く安定していると、心は安定します。
些細なことで動揺することはなく安定感を得られるようになります。
重心が高いと押されたり躓けば倒れてしまいますが、重心が低いと簡単には倒れません。
この状態が心にもダイレクトに影響を与えるのです。
たとえ辛く、苦しい状況があっても、肚(腹)が据わり自分とつながっている場合は他人が何を言おうと揺るぎない安定感と安心感が得られます。
安心していて、氣が下がっているの状態は、思考でごちゃごちゃとモノを考えずに、「肚の声」を聞いて行動できます。
肚の声とは、“本音”
自分が何考えているかより、何を感じているかです。
心の声に従って生きていくことですね。
いくら仕事で成果を出したり、セミナーなどで大量の知識を取り入れたとしても本質的な安定感や幸福感につながらず、なかなか満たされないとしとたら、それは「肚」(腹)との繋がりが弱いからかもしれません。
最近の日本人は肚が使えずこういう人が増えていると思うのは私だけでしょうか。
自我である(マインド)はアタマにあり、肚(丹田)にはありません。
丹田は思考ではなく、直感だからです。
日本文化の精神性の高さというものは、この土に、大地のそばで育まれた「丹田重心・ハラ意識」からくるものではないでしょうか?
生命の自然の体感、全ての命と等しく和するのを前提とする行動様式、生活様式、価値観 が生んだ、平・和(平らかに和する)の精神である。
日本の素晴らしい調和∞の精神ともいえるだろう。
今こそ、日本人が大切にしていた考えを取り戻したいとは思わないだろうか?
現代でも肚は鍛えられる
私たちが変わってしまったのは、根本的な昔と大きく変わったのは生活仕様だ。
DNAである、體のつくりというものは当時の日本人とさほど変わっていないであろう。
なので、今からでも遅くはない。
鍛えれば、重心は下がるし肚(腹)にも意識が向く。
そう、“身体意識”である丹田は意識を向けるだけで、大きく開花していくのだ。
やはり、重心が高いと浮き足になり、地に足が付かなくなる。
それは身体的にだけではなく、日常生活にも精神面にも反映されるのだ。
私たちは、丹田というものを持ち呼吸をここまで落とせることを知る。そして意識する。
それだけで、身体意識は目覚め伸びていくのです。
イメージは、下腹部の中にチカラをこめて息をゆっくり吸って吐く。
この際、鼻から呼吸をするように。
深呼吸というと、口で呼吸をする人もいるが、鼻が呼吸器であり口は食道である。
使い方を間違えると病の元になるので注意。
さいごに
どうでしたか?
日本人と肚(丹田)の深いつながりがわかったでしょうか?
日本人の、精神面はこういう所からきていたんですね。
あなたも今日から肚に意識して生活したいと思ったのではないでしょうか?
氣にいったらリアクションくれたら嬉しいです✨
最後まで見てくださりありがとうございます🤍