沙花叉クロヱを叩いたり揶揄したりしてる人、流石にちょっと落ち着け。
先日ホロライブ6期生の沙花叉クロヱが休止を発表する配信を行った件についての話です。
流石にどうなの?という形でこの件に触れている人を見かけるので、注意喚起を兼ねて自分の意見を書いておこうと思います。
件の配信においてスーパーチャット機能がオンになっていた事について、これを「身内の不幸で金儲けを云々」などと言って叩いている人、揶揄している人をちらほら見かけます。
まとめサイト等の意見に引っ張られている人も多いかもしれません。
落ち着いて考えてみてください。
そんなわけないでしょう。
まともな神経の人間ならまずそんな事をしようとは思わないですし、ましてや彼女は今やVtuberの箱としてはトップランナーであるホロライブの所属タレントです。
YouTubeの登録者も70万人を突破し、普段の通常の配信でも物凄い額のスーパーチャットが飛び交っています。
そんな人が、わざわざ炎上リスクを背負ってまでそんな選択をする必要性がありません。
じゃあなんでスパチャオンにしてたんだよ。
と言う人も居るでしょうが、そんなものはシンプルな話です。
ただそこまで気が回らなかった、それだけでしょう。
近しい人が亡くなってしまったショックの中、リアルタイムの配信で活動の休止や既に予定されていたものの中止をリスナーにしっかり落ち着いて伝えなければならない。
そこに気を回すのに精一杯で、他の事への注意が疎かになってしまう。それがそんなにおかしい事でしょうか。
(配信の最後にスパチャありがとう的な発言をしていたから意図的に集金していたんだ!!というような事を言っている人に関しては、流石に悪意的すぎるのでここでは無視します。)
この“そこまで気が回らなかった”という視点から彼女を批判している人も見かけます。
「考えが足りなかった」「詰めが甘かった」というような形で、スパチャの件を中心に今回の休止発表に関しての彼女の言動を批判している人達ですね。
彼らにしても、「一旦落ち着いて考えてくれ」と自分は言いたい。
その詰めの甘い、細部にまで考えが及ばない行動というのを結果的に彼女がしてしまった事の責任を、彼女に対して問う事は本当に正しいでしょうか。
確かに自分も、今回の件については配信で伝えようとした事がそもそも間違いだったと思っています。
認識の齟齬やファンの感情を気にかけるなら、それこそ落ち着いて文章で伝えるべきでした。
それを何故か精神状態が優れない中配信で伝えようとしてしまった事が今回の件を招いた、考えが甘かった、自分もそう思います。
しかしその判断ミスの責任が彼女本人にあるかと言われればそれは否で、今回のケースに関してはその責任は運営にあると自分は思っています。
近しい人が亡くなるというショックな出来事があって、気持ちが落ち着くまで活動を休止したい。
自社の所属タレントがそういう不安定な状態である事を認識したうえで、何故その報告を本人に、しかも生配信でさせてしまったのか。
本人から自分で伝えたいと言われたとしても、そこは少なくともまずは運営から正式な告知をして、そのあとで彼女自身からも文章でファンに対しての言葉を発信させる。そういう形を取るべきでした。
そもそも運営までしっかり話が届いていないなどであった場合は問題外ですが、流石にそんな事はないと思いたいです。
Vtuberというものの特性上、普段の活動にはあまり運営が強く介入しない方が良いというのはよく分かります。
ですが、今回のような場合には運営が積極的に間に入ってしっかりと舵を取る事が必要なのではないでしょうか。
このnoteが運営の目にとまるとは思いませんが、今後こういった事が発生しないようにVtuber運営には今一度マネジメントの形を見直してほしいと、いちVtuberファンとして願います。
長々と読みづらい文章になってしまっていたかもしれませんが、ここまで読んでいただいてありがとうございました。
正直、叩いている人の大半は「叩きたくて叩いている人」だと思っています。
そういう人に対してわざわざ何かを言うつもりもありませんし、言って意味があるとも思っていません。
ですが、Vtuberが好きでそのうえで今回の事について純粋に疑問を持って意見を発信した結果、それが強い言葉になってしまったという人も少なからず居るんじゃないでしょうか。
自分の意見が100パーセント正しいとは勿論思いませんが、せめてこのnoteがそういう人達にとって今回の件について冷静に考えるための一助になれば良いなと、そう願っています。