見出し画像

近江八幡めぐりんスタンプラリーに参加

2024年10月17日から11月17日にかけて、近江八幡市内の観光スポットをめぐるデジタルスタンプラリーが開催されています。

全部で12か所あるポイントを自転車で訪問すると、集めたスタンプの数に応じて豪華賞品の抽選に応募できる仕組みです。

全ポイント集めて応募できるA賞は、なんと休暇村近江八幡のペア宿泊券です。
先着順の参加賞として、安土城郭資料館限定の家紋キーホルダーというレアな商品も用意されています。

実際にロードバイクで走ってみると、休憩を入れて約6時間、寄り道も含め50kmくらいの走行距離で、12か所すべてコンプリートできました。

各ポイントの状況や、効率のよいまわりかたについてレポートしたいと思います。


アプリの準備

スタンプラリーに参加するには、スマートフォンと滋賀県公式アプリ「BIWAICHI Cycling Navi」が必要です。

アプリはiPhone用とAndroid用がそれぞれ用意されていて、こちらのウェブサイトからダウンロードできます。

スタンプラリーに参加

ビワイチアプリのトップ画面を開き、下のほうにある「開催中 サイクルスタンプラリー」というバナーをタップします。

次に開催中のイベントのなかから「近江八幡めぐりんスタンプラリー」を選び、「このスタンプラリーに参加」ボタンをタップします。

するとスタンプ対象地点の一覧画面が開きます。
この12か所をまわって、1ポイントずつスタンプを貯めていく流れになります。

最初はまだスタンプを押していないので、「参加賞」「景品応募」のボタンは押せないようになっています。

スタンプの押し方

スタンプ対象ポイントをタップすると、地図上で位置を確認できます。

下側の画像をタップすると、各ポイントの説明も見ることができます。
お店の営業時間や休業日、電話番号なども記載されています。

各スポットの「スタンプを押す」ボタンをタップすると、判定画面に変わります。
対象地点から離れていると、「スタンプを押す」ボタンが押せなくなります。

距離の判定にはスマホのGPSが使われていて、対象地点からおおよそ半径100mくらいで有効化されるようです。
写真にうつっている建物の前まで行くと、スタンプを押せるようになりました。

敷地が広く、スタンプ判定の場所がわからない場合は、写真を頼りに建物を目指してみるとよさそうです。

もらえる景品

集めたスタンプの数に応じて、以下の景品に応募できます。

  • A賞(12ポイント)…休暇村近江八幡ペア宿泊券(3名様)

  • B賞(9ポイント)…水茎焼 手廻しロクロ陶芸体験(5名様)

  • C賞(6ポイント)…長命寺温泉 天葉の湯ペア入浴券(3名様)

  • 参加賞(1ポイント)…安土城郭資料館限定 家紋キーホルダー(先着150名様)

実際に12ポイント集めてみたところ、獲得ポイントの範囲内で各賞重複して応募できるようです。

B賞、C賞も当たればうれしいですが、やはりA賞の休暇村が目玉といえます。
せっかく参加するなら、ぜひ12か所まわって宿泊券の獲得を狙いたいところです。

参加賞

さすがに全部まわるのは無理というかたでも、安土城郭資料館に行くだけで1ポイント獲得したうえ、参加賞をもらえます。

当館限定の家紋キーホルダーは、いくつかあるなかから自由に選ばせてもらえました。

安土城郭資料館限定 家紋キーホルダー

織田信長が使ったとされる織田木瓜のほか、AZUCHIのシンボルマーク、らんまる三兄弟の模様が用意されています。

家紋キーホルダーは先着順(150名まで)なので、欲しい柄がある人は早めに入手したほうがよさそうです。

モデルコース例

近江八幡めぐりんスタンプラリーは10/17~11/17の1か月間、開催されています。
時間のあるときに少しずつスタンプを集めてもいですし、1日で一気に12個そろえることも可能です。

すべてまわって走った距離は、道に迷ってうろうろした部分も含めトータル50kmくらいでした。
普段ロードバイクに乗り慣れている人は、余裕でこなせると思います。
体力のあるかたなら、ママチャリやレンタサイクルでも1日で走破できるかもしれません。

モデルコース例

上記のモデルコースでは、全12スポットを以下の順番でまわっています。

  1. 旧伴家住宅

  2. LakeBowls

  3. 水茎焼陶芸の里

  4. 長命寺温泉 天葉の湯

  5. 休暇村近江八幡

  6. びわこだいなか愛菜館

  7. 近江八幡ユースホステル

  8. ラ コリーナ近江八幡

  9. 西の湖すてーしょん

  10. 安土城天守 信長の館

  11. 安土城郭資料館

  12. 沙沙貴神社

市内の観光エリアである八幡堀周辺にあるのは、旧伴家住宅のみ。
あとはびわ湖岸や安土町など、チェックポイントが広く散らばっています。

近くにあるスポットはなるべくまとめて押さえたほうが効率よいです。
なるべく自転車で走りやすい道を選び、できるだけ短い距離で完走できるよう、地図を見ながらルートを考えました。
びわ湖や西の湖、安土城跡といった観光名所も見られるよう、ちょっと寄り道も加えています。

西の湖

途中、長命寺温泉から休暇村までの湖岸道路は起伏が多いので、内陸のビワイチコースを走ってもよさそうです。
また西の湖周辺ではなく、大中町を走って安土エリアに向かうのもスムーズな移動方法と考えられます。

今回は市の中心部にある、近江八幡市役所からスタートしました。

スタート地点 近江八幡市役所

輪行やレンタサイクルで参加されるかたは、近江八幡駅から旧市街を目指すか、安土駅を起点にして逆まわりに進むのもありかと思います。

上記のまわり方はあくまでご参考に、ご自身の脚力や観光プランに合わせて自由にアレンジしてみてください。

スポット紹介

スタンプが押せる各ポイントの様子と、周辺の道路状況、飲食やお土産についてまとめてみました。
道中で利用しやすいトイレについても、いくつかご紹介しています。

旧伴家住宅

最初に向かったスポットは近江八幡の旧市街にある、旧伴家(ばんけ)住宅です。

旧伴家は江戸時代につくられた八幡商人の邸宅で、明治期には学校や役場、戦後は市立図書館としても使われていたそうです。
伴家の近くにある新町通りも、写真撮影で人気のスポットです。

新町通り

建物の前でアプリを開くと、旧伴家住宅の「スタンプを押す」ボタンがアクティブになっていました。
ボタンを押すと1ポイント獲得できて、さらにスポット紹介の音声ガイドも聞けるようになります。

旧伴家住宅の隣には、公衆トイレや休憩所、市営の広い駐車場もあります。

トイレ

車に自転車を積んで来られる場合は、小幡観光駐車場を目印に仲間と集合して、ここから出発してもよいかと思います。

休憩所

LakeBowls

旧伴家住宅の次は、びわ湖岸にあるLakeBowlsへ向かいました。
ここだけかなり離れた場所にあるので、体力のある序盤で押さえておきたいポイントです。

市街地からびわ湖に向かうには、白鳥川沿いにある「びわ湖よし笛ロード」というサイクリングロードを利用するのが便利です。

車を気にせず、八幡山や田園風景を眺めながら快適に走れます。
途中でいくつか道路を横断する際、信号のない場所があるので、気をつけてください。

びわ湖よし笛ロード

びわ湖に出ると、地面に青いラインの引かれたビワイチコースを西に進みます。
湖岸道路は車の交通量が多いので、脚力に自信のないかたは無理せず歩道を走ったほうが安全です。

ビワイチルート

途中の頭山・岡山にちょっとした坂道がありますが、最近歩道が整備されて自転車でも走りやすくなりました。
坂道がきつければ峠を迂回して、湖岸の藤ヶ崎龍神社にお参りするのもおすすめです。

藤ヶ崎龍神社

目的地のLakeBowlsは、湖岸を走る「さざなみ街道」の陸地側にあります。

湖側の歩道を走ってきた場合は、途中の信号などを使いながら、車に注意して道路を横断してください。

LakeBowlsでは名物のアサイーボウルをいただきました。
新たに登場したソフトツイストのメニューもいただきました。

アサイーやチアシードはたいへん栄養があるらしいので、ツーリング中の補給にぴったりです。
ヤシの木の生えた芝生の庭で、リゾート気分を味わいながら休憩できます。

水茎焼陶芸の里

LakeBowlsでアサイーボウルを満喫したら、湖岸道路を引き返して長命寺の方向へ向かいます。

分岐点となる「長命寺町」交差点を通り過ぎ、左に曲がると「水茎焼陶芸の里」があります。

ここでは陶芸体験できるだけでなく、近江牛のすき焼きなどが食べられるレストランもあります。

スタンプラリーで9ポイント集めると、この陶芸の里で行われるB賞「水茎焼 手廻しロクロ陶芸体験」の抽選に応募できます。

長命寺温泉 天葉の湯

来た道を少し戻ってびわ湖側に進みます。
長命寺港の隣にあるのが次のチェックポイント、天葉の湯です。

ラジウム温泉に入れる日帰り施設なので、ツーリング後に汗を流して帰るのもおすすめです。
スタンプ6個で応募可能なC賞が当たれば、ペア入浴券をもらえるかもしれません。

温泉に入らず、館内のレストランだけでも利用できます。
飲食スペースは2階にあり、眺めのいいテラスでびわ湖を見ながらお食事できます。

体力に余裕のあるかたは、長命寺の駐車場まで寄り道して、急坂を登るプチヒルクライムも楽しめます。
歩いて石段を登るのも、いい運動になります。

長命寺港には公衆トイレがあり、ビワイチ中の休憩場所としても便利です。

休暇村近江八幡

長命寺温泉から湖岸の道を走って休暇村に向かいます。

びわ湖のすぐそばを走れる景色のよいコースですが、山道で多少アップダウンがあります。
木陰が多いので夏はすずしく、日ごろのトレーニングにも適した道です。

休暇村近江八幡にはBBQ場と西館・東館があり、今回のスタンプラリーでポイントが設置されているのは東館です。

ホテルの正面玄関まで坂を上らなくても、手前の道路でスタンプが押せるようになると思います。

びわ湖と宮ヶ浜水泳場に面した抜群のロケーションで、リゾート気分を味わえるホテルです。

宮ヶ浜水泳場

休暇村の売店では、地元のお土産も購入できます。
たまたま休暇村Q会員のポイントがたまっていたので、近江八幡名物のお菓子「でっちようかん」と交換してもらいました。

サイクリング中のエネルギー源として、糖質を多く含んだ羊羹は適しています。
「でっちようかん」はボリュームがあっておいしいだけでなく、サイクルジャージの背中ポケットにも収まるサイズなので、持ち運びに便利です。

びわこだいなか愛菜館

休暇村を通り過ぎて、大中の愛菜館(あいさいかん)に向かいます。
最後にまたきつい坂道があるので、がんばって自転車をこいでください。

坂を下ると、沖島行きの通船が出ている堀切港があります。

堀切港

11月に開催されるビワイチ週間では、ジェラート巡りの周遊チケットが販売されるようです。
沖島にある「湖島婦貴の会」さんもアイスを提供されているので、チケットを購入されたかたは、島にも寄ってみてはいかがでしょうか。

大中はかつて琵琶湖の内湖だった場所で、広大な農地が広がっています。
道路もまっすぐで起伏がなく、自転車で走りやすいエリアです。
地元で開催される「びわ湖トライアスロンin近江八幡」というイベントでも、バイクコースは大中に設定されています。

びわこだいなか愛菜館では、新鮮な野菜や近江牛など滋賀の食材を購入できます。
JAのファーマーズマーケット「きてか~な」と並んで、地元で人気のショップです。

湖岸のさざなみ街道に面しているため、車でも立ち寄りやすいスポットです。

近江八幡ユースホステル

愛菜館からビワイチルートを南下して、長命寺川にそって進みます。
途中で渡合橋という水門のある橋を渡り、浜海道を少し走るとユースホステルが見えてきます。

瓦葺きのレトロな建物は旧蒲生郡勧業館を移築したもので、国の有形文化財に登録されています。
ユースに併設のHAKO TE AKOというカフェでは、ランチやスイーツもいただけます。

近江八幡ユースホステルでは、自転車用の空気入れや、さまざまな工具をお借りできます。

庭先に設置されている冷蔵庫には、エナジードリンクや缶コーヒーなどの飲み物も有料で提供されています。

ビワイチサポートステーションのなかでも設備が充実していて、サイクリストにやさしいスポットでした。

ラ コリーナ近江八幡

ヨシ原の広がる水郷地帯を見ながら、次の目的地「ラ コリーナ」に向かいます。

ラ コリーナの入口から入って、草屋根の手前に駐輪場があります。
スタンドのないロードバイクを引っかけられる、サイクルラックも用意されています。

ラ コリーナ敷地は広いですが、駐輪場の近くでスタンプを押せる状態になっていました。
せっかくなので、なかも探検してみたいと思います。

ラ コリーナは滋賀県有数の観光スポットで、この日もたくさんのお客さんがいらっしゃいました。
庭園の田んぼは稲刈りが終わった状態でした。

園内にはいくつかレストランがありますが、最近リニューアルされたフードガレージは複数ある自販機でチケットを購入する方式になっています。
ほかのレストランよりも、比較的並ばずに食事ができると思います。

フードガレージは軽食とドリンクメニューが中心です。
なかには1,430円の「おこわ近江牛」といった高級商品も用意されていました。

だいぶ走って小腹が空いたので、ホットドッグとアランチーノをいただきました。
今回は自転車で来たのでお酒は飲めませんが、市内に醸造所があるTWO RABBITSのクラフトビールも飲むことができます。

アランチーノというのは、お米とゆで卵の入ったライスコロッケです。
近江八幡名物の赤こんにゃくも入っているそうです。

西の湖すてーしょん

ここから先、近江八幡の市街地を離れて安土エリアに向かいます。
幹線道路の県道2号線は、路肩が狭く車の交通量も多いため、自転車で走るのは少し危ないかもしれません。

安土町まで安全に移動するには、ヴォーリズ記念病院の脇から入れるサイクリングロードがおすすめです。
水郷エリアを経由して、びわ湖の内湖「西の湖」まで一気にアプローチできます。

この道は、さきほど白鳥川の河岸で走った「びわ湖よし笛ロード」の一部になっています。
田園風景や水鳥を眺めながら快適に走れるので、ビワイチの寄り道コースとしても活用できます。

サイクリングロードが終わると安土町の住宅街に出ます。
そこから少し北に向かうと、西の湖すてーしょんが見えてきます。

西の湖越しに夕日を眺めながら休憩できる施設ですが、たまたまこの日は貸切になっていました。

カレーや丼もののほか、コーヒーや甘味も充実しています。
麺にヨシを練り込んだ、めずらしい「西の湖うどん」もいただけるので、ぜひ試してみてください。

安土城天守 信長の館

残りのチェックポイントは、すべてJR線路の南側にあります。
今回は安土城跡の前を通り、田んぼのなかの高架をくぐって移動しました。

西の湖すてーしょんから住宅地を抜け、安土山の方向に進みます。
百々橋を渡ると山沿いの広い道に出て、安土城跡・摠見寺(そうけんじ)の受付に到着します。
城跡の長い階段が見えています。

今回のスタンプラリーには含まれていませんが、余裕があれば城跡に登って見学するのもおすすめです。
山麓にある「城なび館」では、トイレを借りたり展示を見学したりできます。コーヒーもいただけるようです。

安土城址前の交差点で信号をわたり、安土文芸の郷へ向かってまっすぐ続く道を進みます。
目指す「信長の館」は駐車場の奥、文芸セミナリヨというコンサートホールの裏側にあります。

八角形のかたちをした建物のなかでは、実寸大で復元された安土城天守や、見ごたえのあるVR映像を鑑賞できます。
安土城跡を訪れたら、こちらもぜひ見学しておきたいスポットです。

安土城郭資料館

次のチェックポイント、城郭資料館は安土駅に隣接しています。

繖(きぬがさ)山のふもとにある文芸の郷から、線路沿いに田んぼのなかを走って駅に向かいます。

城郭資料館には、1/20サイズで安土城全体を表現した模型が展示されています。
入館料をお支払いすれば、なかの喫茶コーナーも利用できます。

参加賞のもらいかた

安土城郭資料館ではスタンプラリーの参加賞、家紋キーホルダーをもらえます。
ビワイチアプリで「参加賞」のボタンを押すと、引き換え用の画面になります。

「商品と交換」ボタンを押して、受付スタッフのかたに画面を見せながら「スタッフ前で操作」ボタンを押します。

参加賞の交換は1回だけなので、間違わないようスマホ画面を慎重に操作してください。

参加賞の家紋キーホルダーは先着150名限定です。
一か月かけてのんびりまわる予定のかたも、城郭資料館には早めに行って、キーホルダーをもらっておいたほうがいいと思います。

沙沙貴神社

最後のスポットは沙沙貴(ささき)神社です。
安土駅から少し離れた森のなかにあります。

境内には江戸時代に再建された茅葺きの楼門や、本殿、拝殿などがあり、いずれも重要文化財に指定されています。

沙沙貴神社では、自転車・バイク用のお守りを授与されています。
輪っかになっているので、ハンドルやサドルにくくりつけたり、腕にはめてもよさそうです。

スタンプラリー完走記念と交通安全を祈願して、めずらしい二輪用のお守りを手に入れてみてはいかがでしょうか。

景品応募

これでスタンプが12個すべて集まりました。
さっそくビワイチアプリから賞品の抽選に応募してみたいと思います。

アプリのスタンプ一覧画面から「景品応募」というボタンを押します。

すると応募フォームが開くので、以下の情報を入力します。

  • メールアドレス

  • 氏名

  • 郵便番号

  • 住所

  • 電話番号

当選時の商品発送に使われるため、すべて入力が必須です。

次に申し込みたい商品をA・B・C賞から選びます。
12ポイントたまっていると、すべての賞の「応募する」ボタンを押せました。

どれかひとつを選ぶのではなく、獲得したポイントに応じて、表示されているすべての賞に申し込めるようです。

最後にスタンプラリーや近江八幡市の観光に関するアンケートに答えて、送信ボタンを押します。

運よく抽選に当たった場合、商品の発送は2024年12月下旬になるそうです。

おすすめスポット機能

スタンプラリーの地図画面で「付近おすすめスポットに切替」というボタンを押すと、周辺の店舗情報が表示されます。

地図の下にあるアイコンをタップすると、お店の営業時間や休業日もチェックできます。
飲食店だけでなく、レンタサイクル店なども登録されているようです。

さらに「ルート」というアイコンを押すと、お店までの経路を設定できます。

ビワイチアプリに備わったルートプランニング機能を使えば、目的地までの道順と走行距離などもわかって便利です。

今回のスタンプラリーでは、旧市街や駅前のお店が多く登録されているようです。
近江牛が手軽に食べられるレストランや、地元で評判のケーキ屋さん、新しくできたハチミツ屋さんなど、穴場といえるお店も紹介されています。

サイクリング中にお腹がすいたら、アプリを見ながらお店を探してもよろしいかと思います。

トラブル対応

ツーリング中、タイヤがパンクしたり、転倒して自転車が壊れてしまうトラブルに遭うかもしれません。

修理用の専用工具は、サイクルサポートステーションの近江八幡ユースホステルが充実しています。
空気入れもフレンチバルブに対応したものが置いてあるので安心です。

近江八幡ユースホステルのレンタル工具

びわこだいなか愛菜館でもポンプを借りられますが、英式バルブしか用意がなく、手持ちのロードバイクに適合しませんでした。

走行中に転倒してホイールのスポークが折れたり、ディレーラーハンガーが曲がってしまったりすると、自力で修理するのは難しいと思います。
深刻なトラブルに見舞われた場合は、市内の自転車専門店「サイクルショップ ライフ」が頼りになります。

場所は近江八幡市街地と安土町の中間地点、アヤハディオの近くで、スタンプラリーの参加中にも立ち寄りやすいです。
とりあえず走れなくなった自転車をもっていけば、応急処置や修理の相談に乗ってもらえると思います。

またライフさんは滋賀県全域で「びわ湖サイクルレスキュー」という出張修理サービスも提供されています。
スタンプラリーのほか、ビワイチ走行中にアクシデントがあった場合も、電話すれば駆けつけてもらえるかもしれません。

スタンプラリーの感想

最後にスタンプラリーに参加した感想をまとめてみたいと思います。

内容はやさしめ

これまでビワイチアプリのスタンプラリーとしては、栗東市の企画に参加したことがあります。

栗東市には走井林道という県内有数のヒルクライムコースがあり、ポイントのひとつも標高の高い「横ヶ峰展望所」に設定されていました。

正直、スポーツ自転車に乗って普段からトレーニングされているかたでないと完走は難しい、ハードなプログラムに思われました。

栗東市のサイクルスタンプラリー走行記録

今回開催される近江八幡市のスタンプラリーは、コース上の起伏が少なく「難易度は低め」という印象を受けました。
各チェックポイントも有名な観光名所やお店に設定されていて、特に迷うことはありませんでした。

集中して取り組めば半日程度でコンプリートできるうえ、賞品もかなり豪華なので、参加者目線ではお得なキャンペーンだと思います。

道すがら目にするびわ湖や水郷の景色もきれいで、心を癒されました。

開催期間は一か月あるので焦る必要はなく、何回かに分けてのんびりまわってみるのもありです。
ぜひ12ポイント集めて、休暇村の宿泊券をゲットしてください。

グルメライドの要素も

市内・近郊に住んでいるかたでも、スタンプラリーをきっかけに意外と知らなかった観光スポットを発見できるかもしれません。

びわ湖は市の中心部から離れているので、釣りやSUPが趣味でなければ、あまり行く機会がなさそうです。

しかし湖岸には長命寺温泉や休暇村、宮ヶ浜水泳場といったレジャースポットが点在しています。
今回は立ち寄りませんでしたが、シャーレ水ヶ浜という人気のカフェもルート上にあります。

シャーレ水ヶ浜

ラ コリーナをはじめ、佐波江町のLakeBowlsや、ユースホステル内のHAKO TE AKOなど、おしゃれなお店がポイントに含まれています。
適度に飲食も楽しみつつ市内を周遊できる、グルメライド的なイベントという雰囲気もあります。

チェックポイントには史跡・旧跡と商業施設、ミュージアムなどがバランスよく配置されていて、長時間まわっても飽きない設計になっています。
がっつり走りたい人だけでなく、自転車ビギナーや観光目的のかたでも楽しめるスタンプラリーだと感じました。

近江八幡⇔安土移動ルート

安土町は2010年に近江八幡市と合併した地域です。
町内には織田信長が築城した安土城跡や、沙沙貴神社、浄厳院などの名所がいくつかあります。

ただ近江八幡と安土は離れた場所にあり、駅も別々なので異なる観光エリアと認識されているように思います。
日帰り観光であれば、安土と近江八幡を両方見てまわるのは時間的に厳しいかもしれません。

しかし今回ご紹介した西の湖のサイクリングロードを経由すれば、比較的スムーズに両方の観光エリアを行き来できます。

ビワイチついでに寄り道して、ラ コリーナでお食事、安土城跡に登ってみるのはいかがでしょうか。
駅前でレンタサイクルを借りて、市内の二大観光名所、ラ コリーナと安土城跡をはしごするのも不可能ではありません。

近江八幡めぐりんモデルコース

ちなみに近江八幡では、市内を自転車でまわるモデルコースがテーマごとに6つ設定されています。

今回のスタンプラリーは、各コースから見どころを抜き出したようなかたちでした。
旧市街にある対象スポットは旧伴家住宅だけでしたが、ほかにも近江商人の邸宅やヴォーリズ建築など、歴史的な建築が多く残っています。

旧八幡郵便局

興味を持たれたかたは「近江八幡めぐりん」のウェブサイトを見て、次の観光プランを考えてみてはいかがでしょうか。
はじめて近江八幡を訪れるかたも、リピーターのかたも、スタンプラリーをきっかけに新たな観光スポットや楽しみ方を開拓できるかもしれません。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?