原付北海道一周9日目
知床半島ウトロ→知床半島羅臼町
総移動距離33km
久しぶりの布団での睡眠を堪能できたかと思いきや僕は朝起きたら昨日の疲れのせいかまた体調不良が再発していた。
とはいえど喉の痛みやせき程度で移動に支障はないためチームと同行する。
朝10時チェックアウトだが、9時30分に起床。急いで朝ごはんを食べ、少し遅れてチェックアウト。
入念に出発準備を行い、知床五湖に向かって出発。知床半島は熊の目撃が多発する場所であり、そのためかもっとも人馴れしている熊が多いと言われているほどだ。
熊と遭遇するのは避けたいと思う自分と、せっかく北海道にきたなら一目遠めで見てみたいと思う自分が心で葛藤している。
行きは何事もなく到着。知床五湖は曇天のためか美しい風景のポテンシャルを発揮しきれていないような気がした。
見学を終え、休憩所で昼食をとる。
北海道で一度は食べたいと思っていた鹿肉をここで食べることができた。牛肉より気持ちジューシーさを感じた。
その後、原付と2ストオイルを買うため、油井と俺でウトロに戻って出光へ。ウトロに戻るまでの道のりで目を凝らして熊を探したが、全く見つからない。
ガソリンスタンドのおっちゃんにもクマってどこでみれますか?って聞いても、「え、まだみてないの?」と煽られてしまう始末。
これは悔しい。絶対に一目みてやろう。
また知床五湖に戻り、4人で再開。そこから4人で山を横断し、羅臼町を目指す。
ここで原付を走り初めて5分後ほどに、道路脇の草林に熊が!!!
インカムの油井の大興奮の声で僕も気づく。小熊気味ではあったが、さすがにテンションが上がる。また、少し距離もありながら目視できる4メートルほど先の距離で見れたため、襲われる心配もさほどなく見れた。(さすがに写真を撮る余裕はなかった)
エスコンのスクリーンにも映ったし、宗谷岬にもたどり着き、知床半島で熊も見た。もう北海道に悔いが無さすぎる。
その後もずっと山道を登り続ける。ずっと登りのため、エンジンの調子が悪くなり、スピードが出なくなってくる。このバイクの状態で熊と遭遇したら確実に逃げきれない。
今度はもう熊は出ないでくれと願いながら走り続ける。峠あたりで、休憩所に到着。
峠を越え、後は下り道。エンジンの調子も戻り、快適に走ることができた。
ようやく本日の宿のある羅臼に到着。
ライダーハウスお気軽屋。1人1,800円プラス布団台300円で、快適に過ごすことができる。この値段でこのクオリティはかなり良い。この旅で最もテンションが上がった宿かもしれない。
食費節約のため、夜飯はセイコーマートで済ませる。その後、羅臼で最も有名な無料露天風呂「熊の湯」へ。
町の人々や、熊の湯愛好会の方々が運営する無料の温泉。予想通りかなりの高温であったが、それもまた味。
無事、幅を効かせる地元のおじちゃんなどにも絡まれることなく、楽しく過ごすことができた。
身体も芯からあたたまり、ライダーハウスへ。
今日も快適な宿で疲れを取ることができそうだ。
明日は有名な自然スポットを2つ見られる予定だ。今のところ晴れなので北海道らしい景色を堪能したい。
9日目終わり
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