僕はデュアルキャリアアスリート
僕は今東京都１部リーグのSHIBUYACITYFCでプレーをしながら、それと同時に一般企業にも在籍して働かせてもらっている、デュアルキャリアアスリートです。
僕の自己紹介を簡単に伝えると、小学校１年生から地元の少年団チームでサッカーを始めて、４年生から湘南ベルマーレのアカデミーに入りジュニア、ジュニアユース、ユースと湘南で過ごし、大学では愛知の東海学園大学に進学しました。大学卒業と同時にJリーグの舞台を目指していましたがそれは叶いませんでした。行くチームが見つからずサッカーを辞めて一般企業に就職しようかなど考えていましたが、色々なつながりもあり今在籍しているSHIBUYACITYFCに加入することになり、在籍今年2年目になります。
ここまでがもの凄く簡単な自己紹介です。
サッカーと仕事。二足の草鞋を履くデュアルキャリアを歩む僕の１週間のサイクルは、平日は基本的に練習のある日は午前中に練習、練習が終わった後に午後から仕事。練習のない日は朝から仕事をする。土日は仕事はなく練習と試合という形になっています。
サッカーではもちろんJリーグの舞台を目指して日々トレーニングをしながら、仕事では営業系のことをメインに行っています。
デュアルキャリアとは
まずデュアルキャリアとはなにかという話ですが、デュアルキャリアとは「デュアル＝二重」「キャリア＝経歴」直訳すると二重の経歴という意味です。
よく耳にするセカンドキャリアとの違いは、セカンドキャリアは現役生活を終えたあとの話ですが、デュアルキャリアは現役中にサッカーと仕事両方をやるということです。
これを自分自身に言い換えるとサッカー選手としてのキャリアをSHIBUYACITYで歩みながら、社会人としてのキャリアも同時進行で歩んでいるという意味になります。
そんなJリーガーとも、同年代の普通の社会人とも違う生活を送っている僕がどういった気持ちでデュアルキャリアアスリートをしているのかを書いていこうと思います。
いきなりですが、僕は今の自分自身の現状に全く満足はしていません。ただもの凄く「充実」はしています。
それはサッカー面はもちろんのこと、仕事面のことも含めてです。
サッカー面では今年Jリーグでも多くのキャリアを歩んできた選手、若い勢いのある選手が新加入として入ってきて競争も激しく、自分自身どうすればより良くなっていくのかどうすればより成長していけるのかを常に考えてプレーすることで少しずつ成長できてきていると感じます。
これは仕事面においても同じことが言えます。去年の4月から働き始め4月で丸１年が経ち、この4月から転職をしました。去年１年間働いた会社と今働いてる会社では似たような業務内容のものもあれば全く違った内容のものももちろんあり、わからないこと出来ないことがほとんどで、日々苦戦中です。
ただそんな中でも自分には何が出来て、何が出来ないのが理解し出来ないことがどうしたら出来るようになるのか考える。
常に考えなければいけないことがある。ということが今僕自身が充実していると感じる要因だと思います。
自分自身が何が出来て何が強みなのか。そして何が出来なくて何が弱いのか。自分を客観視するということは、サッカーにおいても仕事においてももの凄く大事なことだと思います。
そして客観視するだけでなく、そこからどうすれば自分がより成長していけるのか考えて行動に移すことが非常に重要だと思っています。
サッカーと仕事、一見切り離して考えがちですが、僕は両方同時にやっているからこそ切り離して考えるべきではないと感じることがあります。サッカーをする上で大事な考え方が仕事に活きてきたり、仕事で大事な現状をしっかりと把握してそれを言語化する能力がサッカーでも強みになるなど、共通している部分は多くあります。
もちろんサッカーでうまくいかないこと仕事に持ちこんではいけないし、逆も当然だと思います。そう言った意味では、考え方をうまく使い分けていく必要があると思います。
僕は大学を卒業して１年と少しが経ちますが、学生時代では感じることのなかった充実感を1日1日感じでいます。
こういった日々を送ることが出来ているのはそういった環境を作ってくれているチーム、働かせてもらっている会社があってこそだと思うので、本当に感謝を忘れずにいたいと思います。
またこういった考えに至るまでには多くの人と関わってきたからこそ今の自分があると感じていて、本当に周りの人には恵まれていると思います。
ただ、僕が追い求める理想のデュアルキャリアアスリートにはまだまだほど遠いです。サッカーと仕事をよりレベルの高いところで行い、大津佑和という人間の価値をさらに高めていきたいと考えています。
次回は今働いているookamiという会社について、そして複数のスポンサー企業様でジョブローテショーンを行う新しい働き方について書きたいと思います。