副業禁止のフルタイムワーママが、2020年にいつの日かの副業解禁と社外活動のためにトライしたこと。
皆さんの会社では、副業はできますか?
最近だと、副業ができる会社も増えていますね。
しかしながら、
・規定上はできるけど、良い顔をされない。
・現状禁止!
という会社も多いのではないでしょうか。
私が勤めている会社も今は禁止です。しかしながら、私はずっと、収入の柱を複数もちたい、社外のサードプレイスの場を持ちたいと考えてきました。
決して今の会社に満足していないということではありません。
ただ、家庭を持ち、何があるかわからない将来の中で(子供が不登校になるとか)サラリーマン(時間を捧げる仕事)だけの収入に頼るたけでは不安だと思うようになったのです。
また、これからは多様な人達と共存していく時代。会社という限られたコミュニティで自分の価値観を育てるのは良くないと考えています。
しかしながら副業禁止。
でも、それで諦めてしまっては勿体ない!
だって、すぐに稼げるようになんてならないから。
だから今から、いつの日かの解禁に向けて、経験を積むということはできます。
ということで、私がいつの日かの副業解禁のため、2020年の1年間でやったことを3つの軸に分けてご紹介します!
副業禁止だけど副業に興味がある人、社外で活動を始めたいと考えている人の参考になれば幸いです。(すでに副業で稼いでいる人には物足りない記事となります。ご了承を)
1.好きと得意を見つける
副業で何をするかを決める前に、まずは「何に興味があるのか?(=何が好きか)」を知ることからスタートです。
そして、私は2020年はこれにかなりの時間を費やしました(ほとんど費やしたといっても過言ではない)。
どうせやるなら、”好きと得意の掛け合わせ”で仕事したい…!
「好き・得意なことで仕事するなんて考えは甘い」と、サラリーマンをする中で指摘を受けたことは何度かありますが…。
でも、私自身が、事務・営業・受付・電話発信業務・企画・講師…と色々と仕事を経験する中で、やっぱり自分が苦手なこと、興味を持てないことのパフォーマンスは低い!と経験済み。
それに私の場合、子育てもあるので生活の中で副業に使える時間はごくわずか。苦手を克服している時間はない!
とはいうものの「何が得意で何が好きなのか」、
皆さんパッと言えますか?
私は、ぼやっとは見えていたものの「コレ!」という確固たるものは分かりませんでした。
ということで、以下を実践しました。
①キャリコン面談・コーチング
合計7回(有料・無料含む)
その中で過去やキャリアの棚卸しを行いました。自分の中で考えるのと、言葉にして人に話すのとでは、理解度が全く違います。
人に説明する中で、
「何のために副業したいのか」
「それがしたい原点はなにか」
をしっかりと認知することができます。
また、言葉にすることで忘れません。
結果、自分のやりたいことに常にアンテナが立つようになり、情報を逃しにくくなります。
下記お二人にもお世話になりました。
②ストレングスファインダーの再受験と専門家の分析を受ける
ストレングスファインダー(現在はクリフトンストレングス)は最近受ける人も増えてきましたよね。
元々、私も受験していたのですが、仕事内容も環境も変化する中、色々と変わっているかも?と思い再受験。
そして今回はストレングスファインダー診断士の方に私の結果を分析してもらいました。
ストレングスファインダーは受験すると解説書もついてくるのですが、自分で読んで理解するのと専門家に解説してもらうのとでは理解度が全く違う…(間違って解釈しているものもあった)
私の上位5つの強みの中には、最上志向や学習欲がありますが、専門家の方からは、「興味ありなしがクッキリ分かれているタイプなので、マルチプレイヤー向きではない(今の会社向いてない?!)」「ワーカーホリックになりがち(思い当たる節が…)」というアドバイスが。
こんな風に自分について改めて知ると、どういった働き方が理想なのかのヒントになります。
③ikumado内のプロジェクトの一つ、マイプロに参画(現在進行中)
昨年から加入した、コミュニティ。子供を育てながら、社外と交流したい人達が集まっています。
その中のプロジェクトの一つである、3か月間に渡り、将来を考えチャレンジをしてくプロジェクトに参加しています。
自分の生い立ちや、転機となったきっかけを徹底的に掘り下げ、6人の参加者とオブザーバーの前で発表し、今後やりたいことを決め実践。
参加者から色々な角度で質問を受けるので、内省を深め、自分では気づかない一面に気が付くことができます。
また、人の話を聞いていると、忘れていた過去の重要な経験を思い出したり、当たり前のことですが「どこに関心があるかは人によって違うんだ」と、副業や社外活動をする中での”自分の軸”を再認識させてくれます。
また、一人では腰が重いけど、仲間がいればできるかも!の人には、グループで強制的に実行していくというのは最適ですね。
2.やりたいことに関わる知識のインプット
そんな感じで、好きと得意を見つけることを継続しつつ、なんとなく見えてきた事柄について学びを深められそうなことに、次はトライしてみました。
私が学びを深めたいと思ったことは、「共働き女性や、女性として働くことに不安を感じている人たち」について。
そういった人たちが前向きになれるような活動をしていきたいのです。
なので、「女性」や「共働き」関連で学びができるような場を探しました。
①女子大学のメンターとなる
そんな時に見つけたのが女子大学のメンター制度。面談や傾聴スキル学べるし、これから社会人になる女性が働くことに対してどのように考えているのか知りたいと思いました。
そして面談などをする中で分かったことは、令和の時代でも、子育てしながら働けるのか‥と不安に思う学生が沢山いる…ということ。
私のやりたいことは、これからもニーズがあると確信しました。
また、大学からは「女性活躍推進」に関わるイベントも案内頂き、一石二鳥です。
②ママワーク研究所のキャリアコンシェルジュとなる
ママワーク研究所は仕事と子育てを両立したいママの活動を支援しているNPO法人です。
この団体の中で、再就職を目指すママの伴走車となるキャリアコンシェルジュとして活動したいというのもありましたが、キャリアコンシェルジュの認定を受けるには、主婦からの再就職を目指す女性の現状について知識講習があります。
そして、知識講習では、知識のインプットは勿論のこと、「私は対象者にどんな支援が出来るだろう?」を考えるので、より自分の中で「やれそうなこと」を考える機会になりました。
③副業してる人にコンタクトをとる
私のTwitterはフォロワーがまだ少ないのですが、それでもSNSを通じて社外のキャリア構築に熱心な方と繋がることができました。
リアルでは副業している人がいないので、とても貴重です。
3.活動してみたこと
そして、 なんとなくやりたい方向性について、本当にできるのかをチャレンジしてみます。
言うは易く行うは難し。
①育休後カフェの開催
育休後カフェとは、複数人があつまり子育てやキャリアを考える場。3年前に育休後カフェファシリテーターの資格を取っていたので開催。
今年度は計3回開催してみました。
3回?いやもっと出来るでしょ…と思ってたのですが、これが意外と大変で。
勿論、告知サイトの作成からすべてをするのですが、フルタイム+子育て中+妊娠中の私には3回が限界だった…
そして、無名の私が集客するのはかなり困難…!
言うは易く行うは難し(2回目)。
そして、この体験から、
・1対1の面談ならどうだろうか?
・すでに集客が見込めるプラットフォームで募集をするのはどうだろうか?
と可能性が見えてきました。
そしてこの反省を活かし、ワーママたちが集まってる環境での告知かつ、個別相談バージョンの育休後カフェを開催。
(すでに申込みいただいており感謝…!)
また、副業でキャリア面談を毎週するのは時間的に無謀だなということも分かりました。
(もっと別の方法を模索せねば。)
②子育て支援センターでの活動を打診
地域の子育て支援センターに、育休中や復職したてのママパパむけにセミナーを実施したいと打診。
こちらは、現在進行中。
妊娠~子育て中は、何かと役所に行く機会があるのですが、「仕事と子育てをどう両立していくか」について夫婦で考えるようなイベントってない!と前々から考えていました。
例えば、両親学級のように赤ちゃんのお世話を体験するような機会や、児童館のように子どもを遊ばせる場は沢山あるのだけど、キャリアについて考える場は少ない。
でも、共働きを続けるのであれば、どう両立していくかを夫婦で考える事はマストだと思っています。
公共施設での開催は、地域貢献にもなるし、無報酬だけども私の実績にもなるので良いかなと思いました。
現在企画書作成中!今年中には実現したい。
~番外編~
ちなみに、何かをやるにはやめることも必要で。
1年間の間に手放したものがありました。
それはライフオーガナイザー1級の資格取得です。
1級に合格するには6時間×3日間の通学と、課題、2級の資格取得が必要。
私の場合、あと6時間の通学を終えたら資格は取れるはずでしたが。
しかしながら、色々考えたら私には不要と判断しました。
詳しくはこちら
結構な金額を払った後でしたが、何かをはじめるには辞めるしかない。
時間は有限。
私の今年度の目標は「深める」です。
2020年に見つけた副業のヒントを手に、深めていきたいなと思います。
私の場合、好きと得意を見つけることだけでも1年かかっています。(今も継続中)
ということは、副業解禁!となったときにこれらを模索してたらスタートダッシュはきれません。
また、2020年の活動を振り返って痛感したことは、稼ぐ・稼がない関係なく、社外活動って大事だなということ。(会社では会えないような方や、体験ができる。自分の良い面・悪い面を知る事ができる)
今年は出産もあり、体力・時間捻出ともに大変ですが、副業準備を進めていきたいと思います。