物事を伝えることの難しさ
小説2本を抱え、これまで連載してきた分の修正もしたいというのに脱線します(笑)
自分息抜きでも文を書く…………最早中毒です。
凄く今さら感アリアリなことを書きます。
『自分の伝えたい事。どれだけ書いても多分伝わるのはせいぜい2割』
特に絵のない文章に至ってはそれが酷いと感じます。小説に限らず仕事の説明資料なんかもそうです。
大体そもそも伝い手の考えが甘々だったり致します。自分の場合特にそう…………。だから結局何が言いたかったのか判らず終いの堂々巡り。
では漫画やアニメ、映像ではどうなのか?
キャラの造形、背景絵などから判る世界観。音と声のある映像なら、伝い手の想いが観る側にダイレクトで入ってくる。
───じゃあドキュメントに勝ち目はないのか?
これは先ず此処まで引き上げられるかが勝負だと思うのですが、私が読み手の場合で説明します。
私とて1回読んだだけでは恐らく1割、良くて2割………。そんな処でしょう。
但し『この作品特に面白そうだ』そういった引っ掛かりを感じると、何度も読み返しをするのです。まあアニメ、漫画でもそうなんですけど。
これは特に映像作品に言えることだと思うのですが『あーっ、面白かったあ』って1回視聴で終わる作品。
それでも情報量が多いのでまあまあ頭の片隅には残ります。ただ或る意味それで満足しちゃいます。
その上、最近の人気作品は考察動画なんぞも数多く存在するので、そこら辺をさらに観ればもう判った感が凄いです。
小説は異なりますよね? あと曲もそうかも知れない。
これは読み手、聞き手側の精神状態にも寄る処が大きいと思いますが、全然刺さらなかった作品が、読み返してみたら、聞き返してみたら突然ぶっとい釘に刺された。
そんな事在りますよね? え、ない? ウソン…………。私は往々にして在ります。
私ってば多分人より飲み込みが大幅に悪いのです。だから引っかかった作品を繰り返し、読んで、聴いて、視聴します。
周りから『それもう何度目?』とあきられる程です。でも作り手の想いが少しでも理解出来たと感じた時の感動ってもの凄く大きい。
私も何度も読み返したくなるような作品が書けるようになりたいものです。