た た し い
正しいということが
私の頭蓋を砕き
私の腹を突き刺し
私の胸を握り潰す
ひとつの小さなとっかかりに
何度と無くつまついていた
幼き日の思い出は
色あざやかに見えてはいても
どことなくほつれている
だから
人はそれを繕うつもりで
現在をまた綻ばせる
考えてもいない未来は過去のしがらみをいつまでも引きずる
濁らないように口に出す
「たたしいとはなにか」
正しいとは何だろう
正しいということが
私の頭蓋を砕き
私の腹を突き刺し
私の胸を握り潰す
ひとつの小さなとっかかりに
何度と無くつまついていた
幼き日の思い出は
色あざやかに見えてはいても
どことなくほつれている
だから
人はそれを繕うつもりで
現在をまた綻ばせる
考えてもいない未来は過去のしがらみをいつまでも引きずる
濁らないように口に出す
「たたしいとはなにか」
正しいとは何だろう