完先資料目録
色川木通 編
序
本目録を「完先資料目録」と称する以上、編者には、ここでの「完先」とは何を意味するのか、という問いに何らかの仕方で答える責任がある。そのため、読者にはまず、以下の記事の一読を勧めておきたい。
上に引いた記事の通り「完先」という語は多義的であり、その多義性も簡単ではない。このことを踏まえ、本目録は「完先」を、ある種の話題を意味する語として用いる。すなわち「完先」「完全先付け」「先付け」「先付けなし」「後付けなし」「ナシナシ」といった語を伴う様々な語りが概ね共通して話題としている何かを、本目録は「完先」と称する。ただし、ここでの「完先」は飽くまでも一つの話題を意味するに過ぎず、まさにそれを話題としている語りの最中に現れる「完先」という語、あるいは、同様にして現れる「完全先付け」という語の略称としての「完先」とは、概念の水準において区別される。
本目録は、編者にとって完先を話題としているものと思われる語りの、暫定的一覧である。尚、諸々の主張に対する編者個人の意見を表明することは、体裁上、差し控える。
1. 書籍
1.1. 数頁以上の言及があるもの
田中貞行『完先ルール 麻雀の役とアガり方』西東社，1978年．
天獅子悦也『むこうぶち―高レート裏麻雀列伝』第7巻，竹書房，2002年，33-80頁．
佐藤芳清『麻雀大解説』ごま書房，2003年，114-122頁．
1.2. 数頁程度の言及があるもの
福地泡介『勝ち麻雀入門 ホースケの麻雀ルール集』永岡書店，1985年，122-123頁．
『平成版 麻雀新報知ルール―Q&A付―』井出洋介監修，報知新聞社，1997年，84-85頁．
滝沢和典『滝沢和典の麻雀読みの公式』マイナビ，2015年，17-18頁．
黒木真生『麻雀番組が10倍楽しくなる本』竹書房，2020年，128-129頁．
1.3. 数行程度の言及があるもの
田中貞行『現代麻雀用語大辞典』筑摩出版，発行年不明，19頁．
白井宇一『完全理解 麻雀の入門』池田書店，1982年，211-212頁．
天野晴夫『リーチ麻雀論改革派』南雲堂，1990年，47頁．
天野大三・青山敬『図解麻雀入門』改訂第50版，梧桐書院，1993年，1頁．
2. 電子情報
2.1. 麻雀祭都
他山石
・破釜沈舟
ゲスト研究室
・最強完先ルール
基本
・ツモ優先
・食いタン＋食いピンフ
チーポン
・食い替え
槓
・立直後の槓
連荘
・二翻縛り
完全先付け
・同巡ツモ？
・完先と偶然役
・完先と大明槓
・役の確定
・二翻縛り
・完先ルールって
2.2. 麻雀祭都以外の非映像資料
板橋浪人
・ナシナシ排撃論１
・ナシナシ排撃論２
・ナシナシ排撃論３
Wikipedia
・完全先付け
銀座ファミリー麻雀教室
・古き良き昭和！完先ルールには当麻雀教室のならではのこだわりが！
・完全先付（完先）（ナシナシ）のあがれる・あがれないの具体例
・賭けないからこそ、賭け麻雀とは違う【完全先付ルール】
麻雀本を斬る！麻雀ゲームを斬る！！
・【連盟本】完全先ヅケの解説
Free Games By ノッホソ
・【麻雀】後付けナシ・完全先付けフローチャート
脱・下手くそ麻雀
・ややこしい「喰いタン」と「後付け」と「完全先付け」
健康麻雀公式ブログ
・麻雀の完全先付けは2つの大原則を知るだけで簡単に理解できる
脳内イメージだけは無限大
・【麻雀】後付け・先付け・完全先付け解説と役バックを見抜く方法
戯規学研究会
・2021年8月談論会要旨・浅見了「ＰＫルール」における（３）と（５）の解釈
2.3. 映像資料
マージャンスタジオ
・【麻雀ルール用語】後付け 先付け
・【初心者講座１２１】初めての麻雀「先付け（さきづけ）」
麻雀オレンジクラブ
・わかりやすい麻雀入門講座 正確な完全先付けのルール説明！
・わかりやすい麻雀入門講座 ごめんなさい間違えました！今一度完先補足説明！
・わかりやすい麻雀初級中級講座 ありあり麻雀しか知らない人が完全先付で打つ場合の注意点！
・わかりやすい麻雀初級中級講座 えーっ完全先付けなのに和了れるの？
実戦完先麻雀
・実戦完先麻雀 完全先付麻雀のわかりやすいルール説明
・実戦完先麻雀 初めての完先麻雀はこう打て
3. その他
「裏技麻雀 これって天和ってやつかい」スパイク，PlayStation，2000年．