BBTAG初心者向け:リジェクトガードで切り返そう

記事書いてて思ったのは「ゲームに慣れたプレイヤーが感じる初心者・初級者に知っててほしいポイントやテクニック」って需要があるんだなあと。テクニックを知ることで初心者や初級者の方に楽しんで強くなってもらいたいし、私は知識の再整理ができてwin-winなのでこれからもちょくちょく書いていきたいですね。

BBTAGを始めて間もない人とロビーで対戦していて感じるのは、起き上がりの時の対応がもったいないということです。起き上がりに攻撃を重ねてみると通常技で暴れているかリバーサルアクションで割り込みにくるケースが多いためです。各選択肢のリスクの大きさに関する知識がないせいでいわゆる「ボタンを擦る」状態になっているのかな、と思っています。ですから今回は起き上がり時の各行動のリスクについて述べ、その後リジェクトガードの効用について触れたいと思います。

時間が無いので簡潔に教えて?

・起き上がりは基本不利なので積極的な攻撃の選択肢はなるべく控えよう。
・相手の攻撃を一旦ガードしてからリジェクトガードで切り返そう。

では以下本文です。

攻め立てられて苦しいとき、どうする?

相手の攻撃を食らってダウンしてしまいました。起き上がりにあなたはどう行動したらよいのでしょうか。相手が「小技で重ねてきた」「様子見で何もしてこなかった」の2つの行動を想定(本当は他にも選択肢はありますし、安全飛びこみ=詐欺飛びという起き攻め側が非常に有利な重ね方もありますがここでは割愛します)して、自身の行動が相手の行動とどうぶつかるのかを見てみましょう。表のRAはリバーサルアクションの略です。

対応表

こう見ると、相手の方が大幅に有利である理由が分かるでしょうか。投げも投げ抜けされる可能性を考えると、通常技や投げを起き上がりに出すのはかなり分の悪い行動ですね。切り返しになるリバーサルアクションも、様子見されてしまえば手痛い反撃をもらいます。つまり、起き上がり時の積極的な攻撃の選択肢は非常に大きなリスクを背負うわけです。全体で見ても相手がちょっと負け~大勝ちの読みあいをしているのにこちらは大負け~ちょっと勝ちの読みあいになっています。これを不利と呼ばずしてなんと呼ぶのでしょうか。起き上がりの時は不利、まずはこれを頭に置いてください。

では改めて表を見ると、自分側の選択肢で「勝てもしないが大負けもしない」ものがあることに気づくでしょうか。バックステップかガードですね。それぞれの選択肢にも相手側の回答があるので完全に安全とは言えませんが、どうやらこれらの選択肢を選ぶのが良さそうです。ではバックステップとガードの特徴についてみてみましょう。

・バックステップ:行動直後から短い無敵、後隙がある。遅らせ攻撃や持続のある技に弱い。
・ガード:ガード段(上中下段のことですね)をミスしなければ相手の攻撃を無効化できる。投げに弱い(通常投げは投げ抜け可能)。

バックステップは画面端でない場合後隙を狙った攻撃をされなければ五分状況に戻せます。ガードは中下段と投げの崩しがありますが行動前後の隙は無く、いずれ相手の固めが終了して五分状況に戻せます。崩しさえ乗り切ればガードが強力な選択肢であることが分かると思います。そう、崩しさえ乗り切れば…

崩される前にリジェクトガード!

というわけでリジェクトガードの出番です。リジェクトガードはスキルゲージを一本支払うことで相手との距離を大きく空け、ガード硬直も減少させる効果を持ちます。このリジェクトガード、相手の固めと崩しをスキップさせることができるんですね。相手の攻撃をガードした場合、相手は通常技などで相手をガードさせ続け、どこかのタイミングで中下段の崩しを仕掛けるか、ガードさせ続けるための技が無くなって固めが終了します。この相手の攻めを強制的に終了させることができるのがリジェクトガードです。スキルゲージを一本支払うだけあって非常に強力ですね。

起き上がりの時の話に戻ります。今まであれこれ書いてきましたが、私たちの最終的な目標は起き上がりの不利な状況からリスクを最小限に抑えて脱出することです。ここまで読んできた方ならその方法が分かりますね?起き上がりは相手の攻撃を冷静にガードし、その後リジェクトガードで距離を離して相手の攻めを強制的に終わらせて五分状況に戻してしまう。こういった形になります。

良いリジェクトガード、悪いリジェクトガード

リジェクトガードが相手の攻めを強制的に終了させるのが目的であれば、悪いリジェクトガードが何か大体予想がつくと思います。相手の攻めが終わらないタイミングでリジェクトガードを使ってしまうことです。鳴上君が代表的ですが、リジェクトガードされても攻めを継続させる手段を持つキャラには注意しましょう。また相手パートナーの攻撃をリジェクトガードするのも基本好ましくありません。パートナーの距離が離されたとはいえ、相手操作キャラは影響を受けないためです。リジェクトされたタイミングでパートナーがやってきてガードを強要させるなど相手側の対策もありますが、まずはリジェクトガードで相手の攻めを終わらせることができたかどうかで判断していきましょう。慣れてくれば悪いリジェクトガードを自分のミスで使ってしまったのか、相手の作戦によって使わされたのかが分かるようになっていきます。

応用編:リジェクトガードに関連する読みあい

リジェクトガードは「ガード硬直中にA+D」で発動しますが、A+Dはもともとリバーサルアクションのコマンドです。ということは固めが続くと思わせておいて攻撃を途中で中断し、リジェクトガードを発動しようとした相手にリバーサルアクションを出させることができます。リバーサルアクションは後隙が大きいうえに反撃されるとクロスバースト不可になるリスクの大きいコマンドです。リジェクトガードのつもりがこれを引き出されてしまったら大惨事ですね。相手をよく見て動向をうかがうのが一番の対策です。手癖でリジェクトガードを使って手痛い反撃をもらわないようにしましょう。

おわりに

今回は起き上がりにおける各選択肢のリスクとリジェクトガードについて簡単に解説しました。前書きでも述べましたが、起き上がりでの有利不利を知らない状態でボタンを押して「なんか攻撃食らった」となっている初心者の方が多いのではないかと思って書かせてていただきました。BBTAGは独特のシステムが多くて避けがちな方もいるかもしれませんが、エッセンス部分はとてもシンプルなので初心者の方も継続して楽しんでもらえたら幸いです。


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