BBTAG初心者向け:ただのジャンプにも隙があるよ、という話
今回は格闘ゲーム初心者がプレイをする上で意外と見落としがちなジャンプ移行フレームについての説明をします。個人的には「なんか分からんけど攻撃食らった!ちゃんと入力したのに!」の主たる原因だと思ってます…。
よし、中段をガードした…できてない!?
対戦中にこんな経験ありませんか?
・相手のクラッシュアサルトに確実に間に合うタイミングでスティックを横に動かしたのに当たってしまった。
・ボタンも押さずにガードに集中していたのに何故か攻撃を受けていた。
考えられる原因としては色々ありますが、原因の1つとしてジャンプ移行フレームだった、というものがあります。このジャンプ移行フレームの仕様を理解することでよく分からないミスを防げたミスにしていきましょう。
ジャンプ移行フレームとは
読んで字のごとく、ジャンプするために必要なフレーム数(『フレーム』を知らない方は1秒を60等分した時間の単位だと思ってください)です。現実でもジャンプするために前動作が必要になりますよね。それと同じ話です。BBTAGにおいてはこのジャンプ移行フレームは4F(一部キャラは6F)になっています。「ジャンプ」という技を出すために4Fの準備が必要なのだ、と思っておけば大丈夫です。
そしてこのジャンプ移行フレーム中はガードができません(地上投げに対しては無敵)。「中段攻撃をガードしたはずなのにできなかった」の原因の一つとして、勢いよくスティック・方向キーを動かしたために斜め上に入力していたためジャンプしてしまったということが考えられるわけです。相手の中段の崩しに対して中段ガードミスの赤い!マークが出なかった場合、これが原因であることが多いです。
実際に確かめてみよう
次は実機でジャンプ移行フレームを体感してみましょう。トレーニングモードのダミー設定からポージングを「ジャンプ」に設定、ガードを「すべてガード(切替有)」とします。ダミーがぴょんぴょんし始めますので、ジャンプ移行フレームに重なるように攻撃を当ててみてください。成功すれば立ち状態で相手が攻撃を受けるはずです。
ではここでジャンプに関する知識をもう一つ。実はジャンプして着地した直後はすぐにジャンプできません。着地後8Fは再ジャンプできない仕様になっています。ジャンプし続けているダミーを見てみても、着地後すぐに飛んでいませんね。ちょっとした「溜め」を感じるはずです。この間は通常投げが通ります。トレーニングダミーで確認してみてください。
正しく使おう空中ガード
最後に空中ガードについて軽く触れておきます。空中ガードは中段下段関係なくガードができ、さらに空中にいるので通常投げや地上コマンド投げも受けません。非常に便利なのですが、次の点に注意しましょう。
・ガード硬直が2F増える
・空中ガード不能の技を受ける
・ジャンプ移行フレームの存在
ガード硬直増加に関しては特定の状況下でのみ関わってくる情報であるため割愛します。空中ガード不能の技は基本的に地上リバーサルアクションが該当します。空中で軌道を変える手段を持たない場合は落とされる危険があることを意識しておきましょう。しかしここで気になるのはジャンプ移行フレームの存在でしょう。皆さんは自分のキャラがダウンした後どのように行動していますか?中段下段、投げも拒否できるからといって斜め上に入力して空中ガードを狙っていませんか?もちろん選択肢としては悪くないのですが、起き上がりに攻撃判定を重ねられるとジャンプ移行フレームに当たってしまいそのまま攻撃を受けます。起き上がりが基本不利だと言われているのはこれも原因で、攻撃判定を重ねられている場合地上ガードを強く要求されるためです。相手の重ね方が甘いなと思ったら遠慮なく空中ガードで拒否しても良いですが、あまり好ましくない選択肢であることは理解していただければと思います。
おわりに
今回はジャンプ移行フレームについて触れ、最後に空中ガードの仕様について軽く説明しました。このジャンプ移行フレーム、フレーム単位で有利か不利かが決まる格闘ゲームにおいて初心者に周知されてもいいとは思うのですが中々機会がないのがつらいところです。自分がそうだったのですが初心者は対戦していて「なんか分からんけど負けた!」が本当に多いので、それを解消できるきっかけになれば嬉しいです。