BBTAG初級者向け:クロスバーストに詳しくなろう
今回は被攻撃時の割り込み手段であるクロスバーストの仕様とその対策方法を解説します。先駆者様のいる記事内容ではありますが、実戦でできるようになると大きく勝ちが近づくテクニックですので改めて私からも説明します。ぜひ習得してくださいね。
クロスバーストの性能について
BBTAGにおける被攻撃時の割り込み手段であるクロスバースト。操作キャラの体力を守るために重要な行動です。しかしながらこの行動、結構穴だらけの性能をしています。動作終了時まで完全無敵でないのもありますが、クロスバースト発動時に出てきたキャラが強制的に頭属性の攻撃をしてしまうのがポイントになります。ほぼ全てのキャラに「頭属性無敵」の技が存在している以上、その技で迎撃されると打ち負けてしまいます。また、この攻撃はガードされると反撃をもらう程度に硬直が長いです。つまりクロスバーストはタイミングを読まれると手痛い反撃を受けることになります…
じゃあタイミングを散らせば大丈夫なのでは?と思うかもしれませんが、クロスバーストにはパートナースキルで反撃できる、という非常に大きな弱点を抱えています。実際に動画で確認してみましょう。(動画内1時間35分35秒あたりから見ると丁度良いです)takuman選手対ねおぐらんぞん選手の2試合目、ねおぐらんぞん選手は瀕死のアズラエルを後ろに引っ込めるためクロスバーストを使いますが迎撃されてしまう、というシーンです。解説の剛田選手の言うように残体力やゲージ状況を考えるとアズラエルを残す判断で足立を犠牲にしたことが見て取れますが、今回はクロスバーストがパートナースキルによって迎撃されたという点に注目してみましょう。
具体的には次のような流れで迎撃していることになります。
・クロスバースト発動、一瞬時間が止まった後に相手の控えが出てくる。
・タイミングよくパートナーを呼ぶ。キャラによって迎撃に適切なパートナースキルがあるので、調べておこう。
・クロスバーストの攻撃を操作キャラは受けてしまうが、パートナーはパートナー入場時の無敵時間でかわし、着地した相手の硬直時間にパートナーの攻撃が当たる。
・操作キャラは前受け身をして相手に接近し、攻撃を続ける。
このように詳しく中身を見てみると、パートナーを呼ぶタイミングが見えてきます。遅ければそもそもパートナーを呼ぶ前に攻撃を受け、早すぎるとパートナーの入場時間が終わり、パートナーと操作キャラ両方がクロスバーストの攻撃を受けることになります。こればかりは練習して感覚を身に着けるしかありません。クロスバーストの攻撃タイミングとパートナーの入場タイミングを合わせるイメージで練習してみてください。
クロスバーストを狩られないために
ここまで読み進めた人はクロスバーストが弱点だらけであり、あまり積極的に使いたくないと感じるでしょう。そう感じるのは間違いではありません。しかしながら、対戦していると使用キャラを生き残らせるためにクロスバーストを使わなければならない場面が出てきます。どうすれば比較的安全にクロスバーストが使えるのでしょうか。一つ一つ確認していきましょう。
まず、頭属性無敵の攻撃にかち合わないことです。つまりは相手がコンボ中に頭属性無敵の技を使った後ならまず大丈夫です。次に、ガードされないこと。ジャンプキャンセルのできる技中にクロスバーストを使うと、相手はジャンプガードすることによってクロスバーストの攻撃をガードすることができます。もちろん、相手が技を振っていない場合も即座にガードに移行できるため、クロスバーストすべきではありません。最後に、相手がパートナーを呼べない状態であること。クロスバースト発動時に相手がパートナーを呼べる状態であればどうなるかは前の部分で読みましたね。基本的に相手のクロスゲージが青色(=半分以上)であればクロスバーストは通らないと思ってよいでしょう。
※ここでは触れていませんが、クロスバーストに対抗する方法としてディストーションスキルなどの無敵技を合わせる、という手段もあります。ディストーションスキルは通常技をキャンセルして繰り出せるため、相手の通常技の終わりにクロスバーストを使うのは控えた方がよいでしょう。
クロスバーストはいつ使うべき?
時にはクロスバーストが通らないこと前提で使用することもあります。追加でダメージを受けに行くようなものなのに何故使う必要があるのでしょうか?
二者生存がこのゲームの最も重要な要素になるからです。
このBBTAGというゲームにおいて、二人とも生き残っているという事実は非常に大きな価値を生み出します。パートナースキルが使える、控えに回ることで体力を回復できるなど、一人の時に比べて取れる選択肢が非常に多くなるからです。キャラ二人をできるだけ長く生き残らせること。この目的を達成するために、ダウン寸前のキャラを強制的に後ろに引かせて体力を回復させるクロスバーストは大きな意味を持ちます。クロスバーストを使うとき反撃されないように気を配ることも大切ですが、まずは自分のキャラ達が最も長く生存するためにクロスバーストを今使うのだ、という大きな視点で考えられると素晴らしいです。
応用編:クロスゲージのクールタイム
ここからはよりシステムに踏み込んだ話をします。クロスバーストを使用すると、クロスゲージを100%消費します。その後クロスゲージが徐々に回復していくのですが、「徐々に回復する」前にクロスゲージが全く回復しない時間が存在します。これをクールタイムと呼びます。クロスバーストを使用した場合のクールタイムは300F,つまり5秒です。5秒間クロスゲージが全く回復しないというのはこのゲームのテンポの速さを考えると致命的です。ちなみにクロスゲージを全て使用するクロスコンボにおいてもクールタイムは発生しますが、こちらのクールタイムは150F,2.5秒と半分になっています。始めのうちはあまり気にしなくてもよいですが、クロスバーストを使うとしばらくの間リソース面で不利を負うことになることは覚えておいてください。
最後にこのクールタイムの考えを応用したものとして、「バーストを狩った時のコンボはなるべく素早く締める」があります。長々とコンボをしていては、クロスバーストの長いクールタイムも終わってしまい、相手のクロスゲージを貯めてしまいます。相手の不利状況をより確実にするためにも、コンボは素早く締められるとよいでしょう。もちろん相手キャラを倒せる見通しが立っているのなら、時間のかかるコンボを使用しても構いません。「勝つために操作キャラ二人をできるだけ長く生き残らせること」は裏返せば「勝つために素早く相手キャラを一体沈め、戦力を大幅に削ること」になるからです。
おわりに
クロスバースト一つ書くのに結構文量が増えていて自分でも驚いています。その分言いたいことがきちんと伝わっていたら幸いです。パートナースキルによるバースト対策は実戦でも使う場面が多いため、まずはこれから練習してみることをおススメします。