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自己紹介:ミチ案内/フォトストーリー編
物語を写真で残す
MICHI PHOTO/渡辺未知*人生の記念写真家
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◾️子供の頃から繋がる「物語を写真で残すこと」への思い
熊本生まれ、京都在住。三人兄姉の末っ子。
子供の頃から映画(お気に入りはチャップリン)や本(主にイギリス児童文学)に沢山ふれて、「物語が教えてくれる幸せ」と共に育つ。
病弱だったため、寝床の中で心に残った物語の一場面を回想したり、自分で作った物語の続きを空想したりして過ごすうち、「このイメージを形に残せたら良いのに」と思うようになる。
その思いが、写真への興味に繋がっていく。
『おばあっちゃんずべあ』
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カメラを覚えたての頃、物語をイメージしながら撮影した。
今も写真を見返すたびに、大好きだった祖母との思い出が鮮やかによみがえる。
20歳を過ぎた頃、姉が結婚。
生まれて初めてみる結婚式の光景…1人の女性が花嫁へとドラマチックに変貌していく「おしたく」、笑顔と涙あふれる挙式・披露宴。「私が形にしたかった物語の世界が、ここにある」と、ときめきながら撮影した写真を、ストーリー仕立てで1冊のフォトアルバムに。
そのアルバムを受け取った姉が「自分の知らない表情や、当日わからなかった様子まで見ることができる」と想像以上に喜んでくれたこと、アルバムをみた、姉のことを知らない人達までもが「感動した」「幸せな気持ちになった」と言ってくれたことが嬉しくて、結婚式に参列するたび、撮影してフォトアルバムをプレゼントするようになる。
姉の結婚式
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20代半ばの頃、仕事帰りに通っていたカメラ教室で出会った女性4人でウェディングフォトチーム(BLUEBELL)を結成。
高い技術と経験が必要な結婚式の撮影をチームワークで補い、さらに「花嫁への共感」という視点でとらえた写真・アルバムが好評を得て、平日は法律事務所の事務員、休日はウェディングフォトグラファーという「二足のわらじ」生活を送る。
その頃、行きつけだったカフェの店員さんから「故郷へ帰って結婚することになったので未知さんに撮影してほしい」と言われ、1人で鳥取まで出向くことに。
同じ日本でありながら街の結婚式とは別世界のような、昔ながらの結婚式を目の当たりにした感動を「晴待顔(はれまちがお)」というタイトルのフォトストーリーにまとめ、初めての写真展を開催。
晴待顔(はれまちがお)
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この1枚がコダック写真コンテストに入賞。
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右側の写真が朝日新聞主催「われら地球人フォトコンテスト」に入賞。
こうした経験を重ねながら、「物語を写真で残すこと」をライフワークにする決意を固めていく。
◾️イギリスで知った「幸せな時間」
30歳を目前にして、仕事を辞め、「自分が本当に写真で残したい物語の世界」を求めて、子供の頃から憧れていたイギリスへ留学。
コッツウォルズ近くの町(Royal Leamington Spa)に1年、ロンドン(Greenwich)に2年半、イギリスに暮らす。
生まれて初めて飛び込んだ国で出会った友人知人の温かい協力、そして撮影した方々のクチコミのおかげで、留学当初から沢山の英国ウェディングを撮影。
英国ウェデング物語
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優雅で自由な雰囲気に満ちた「ざっくばらんのエレガンス」に魅了される。
また、どんな時でも「お茶にしましょう(have a cup of tea)」という合言葉ひとつで思わず誰もが笑顔になるイギリス暮らしの中で、悲喜こもごもの人生に「幸せな時間」をもたらす「ティータイムの魔法」を身につける。
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留学を終えた2004年に『Michi Photography』としてウェブサイトを開設。
日本ではお決まりのポーズや場所で撮影するだけの婚礼写真が多い中、自然な表情と「おしたく」から「おひらき」まで物語性を重視して撮影する「さりげなく、深い」写真を持ち味に、クチコミやネットを通じて全国各地の新郎新婦から直接オファーを受けるようになり、年に約40件のウェディングを撮影。
独自の個性とギリスでの経験を活かし、写真講座やセミナーの講師、フォトエッセイの執筆なども行なう。
お客さまのリクエストがきっかけで、イギリスでのロケフォトプラン『London Photo session』をリリース。
2019年までにおよそ20組の日本人カップルをイギリスで撮影する。
ロンドン・フォトセッション
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夢を叶えるロケフォトプランに、今でも全国から撮影依頼が届く。
イギリスでは、お客さまのための撮影(クライアントワーク)に加え、自分の作品作りのための撮影(アートワーク)にも積極的に取り組む。
その一環として、コスモポリタンの特性を活かし、多種多様な宗教・民族の結婚式をロンドンで撮影。
「ウェディングフォトを通して異文化を知ることが世界の平和に繋がってほしい」との願いをこめ、富士フイルムがスポンサーにとなり、東京と大阪で写真展『ハレの日のロンドン』を開催する。
ハレの日のロンドン
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文化は違っても、「幸せな時間」を大切に思う心は世界共通。
ウェディングフォトに興味のない方も写真展のメッセージに共感し、新しいお客様になってくださるという理想的な循環も生まれた。
◾️「幸せな時間」を未来へ繋ぐために
様々なところへ旅をして撮影を続ける一方で、「スタジオのような場所でも撮影してほしい」というお客さまの声と、独自の世界観を築いて撮影したいという思いが重なり、2018年、京都長岡京に自宅スタジオをオープン。
イギリスの私邸を訪れたような写真室
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自然の光と草花に包まれるガーデン、
2ヶ所の撮影空間を持つ。
ウェディングを撮影したお客さまを中心に、家族写真の依頼も沢山いただくようになり、人生の歩みを写真で綴る「マイヒストリーフォト」を提唱。
撮影をリピートしてくださるお客さまが増えたことが、未知フォトにとっても宝物となっていく。
マイヒストリーフォト
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2010年に結婚式を撮影して以来、毎年欠かさず記念写真を撮影し、専用アルバムに写真を増やし続けてくださっている『マイヒストリーフォト』のお客様。
2020年、コロナ禍で国内、イギリスでの撮影が全てキャンセルに。
大きな会場での結婚式や撮影のための旅行が制限される中、家族だけの人前式と披露宴がわりのティーパーティーをスタジオで行なう撮影プラン『ささやかなウェディング』をリリース。
新しい生活様式にマッチした挙式のアイディア、そして、イギリス流「ざっくばらんのエレガンス」をお手本にした、ささやかながらも味わい深いフォトストーリーが残せるウェディングのスタイルが、関西ほか、遠方からのお客様にも喜ばれ、現在もなおコンスタントに依頼を請け続けている。
ささやかなウェディング
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ウェデングのほか、成人式など折々の記念写真、家族写真、ポートレイトの撮影でも、イギリスで身につけた「ティータイムの魔法」をお客さまに体験していただきながら撮影する『ティータイムフォト』を実施。
コロナ禍により幸せさえもリセットされてしまったかのような時代の中で、「幸せな時間」を写真に残すだけでなく、「幸せな時間」をお客様と一緒に創ることにも力を注ぐ。
ティータイムフォト
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さらに幅広い方々へ向けて「幸せな時間」を発信するため、京都市内の古書店エルカミノと協同して「京都ティータイム倶楽部」を2023年に発足。
「おいしい紅茶と、豊かな時間。」をコンセプトに、本と写真とティータイムにまつわるイベントの企画、「ティータイムの魔法」を広めるための紅茶販売、ワークショップなどをスタート。
京都ティータイム倶楽部
これから先、生涯を通じて未知の色合いで花を咲かせ続けられるよう、ライフワークの持続可能化=さらなる「深化」を計画中。
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