よく頑張ったね 本当にありがとう


11日の月曜日に、
実家で飼っていた犬が亡くなりました。
ゴールデンレトリバー、12歳になってすぐでした。

1年ほど前から腰と足に腫瘍が見つかり、
腫瘍が大きくなってからも、2〜3ヶ月ほどは時折足を引きずりながらも元気に歩いていましたが
ここ2週間で支えてあげないと歩けなくなって、散歩にも行けなくなり、
徐々に寝たきりに。

10日間ほど本格的な介護をしていました。

介護をしていたのは主に母で
私は1週間に一度ほど実家に帰っていました。
帰るたびにどんどん悪化していくのをみて

まだ泣いてはいけないとわかっていても
勝手に涙が溢れ出してしまう日々でした。




からだが痛むのか、ひとりで起きているのが寂しいのか、死ぬのが怖いのか、
それら全てが当てはまるのか。

夜、ほとんど寝ないで鳴き続けるので、
母と、認知症の祖母が寝不足でノイローゼのようになってしまい
大型犬のためご近所への迷惑が気になるのもあり

1週間ほど前に動物病院で
安楽死の相談も兼ねて受診したところ、先生によると
「まだまだそのような処置をするには早過ぎる、これから1ヶ月は持つでしょう」ということで
錠剤の鎮痛剤を処方されました

その鎮痛剤が何に作用するのか、素人なのでよくわかりませんし、たまたまタイミングが合っただけで、薬のせいではないのかもしれませんが
とにかくそれを与えるようになった頃から状態が急激に悪化し
1ヶ月持つと言われた日から、1週間で亡くなってしまいました

亡くなった当日はもともと私自身の病院の予約があり、
それが終わり次第 昼頃に帰る予定でした

しかし、お昼前、ちょうど病院にいたころに息を引き取ってしまって
私の気が動転して 運転中に事故でも起こしてしまったら大変だと
到着するまで母が黙っていたため、死に目には会えなかったのですが

亡くなる4日前に 丸一日介護することができて
ブラッシングも、マッサージも、ハグもたくさんして

みんなもう歩けないと思っていたのに、少しだけ歩いてくれて
お庭で一緒に外の空気に触れられて
たくさん寄り添うことができたので、後悔はありません





両親が移住する予定なのもあり、今の地に骨を納めても思うようにはお参りできないし
母がどうしてもお骨を側に置きたいとのことで

個別で葬儀をおこなってくれるところに連れて行きました

私たちの他にも5組ほどいらっしゃっていて、
順番待ちの1時間も含め、
かかった時間はトータルで3時間くらい

人間のお葬式と全く同じ流れで
まずお経をあげてもらい、最後のお別れをして、火葬してもらい、骨をひろって、骨壷を持ち帰りました

トータルで5万円くらいかかりましたが
安いと感じるくらい、というか値段とか関係ないなと思うくらい
個別で葬儀をやって本当によかったです
職員の方もみなさんあたたかく、流れ作業的ではなく丁寧にお仕事してくださいました

もうずっと、人ってこんなに一度にたくさん泣けるんだと驚いてしまうほど
両親と私と三人揃ってずうっと泣き続けていたのですが

お経をあげてもらい、骨も拾ったことで
ただ焼いてもらうところにお願いするよりは

死んでしまったことを受け入れる態勢を整えることができたように思います。

介護期間もあり、残された時間がそう長くないのは理解していたはずなのに、物凄くショックで
もうこの世にはいないんだと思うと寂しくて寂しくて
家に帰ってからも、2日経った今も、ふとした瞬間に涙がだらだらと流れてしまうのですが
少しずつ、少しずつ、受け入れていきたいです




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高校生の頃から飼い始めて、
お年頃を一緒に過ごしてくれたね

ふたりだけの内緒だけど、
初めての彼氏から、結婚相手まで
付き合った人みんな紹介しているし

悲しいことがあった時は、涙をぺろぺろ舐めてくれて
嬉しいことがあった時は、一緒にはしゃいでくれて

どんな時も全力で寄り添ってくれて

ほんとうにほんとうにたくさんの
思い出と癒しを与えてくれて、ありがとう。


いつかまた会えるときまで、お空から見守っていてね。
ずっとずっと大好きだよ。


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