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【早稲田Prismile密着】vol.9 Prismile3位、決勝進出決定も涙【UNIDOL 2024-25 Winter 関東予選】

2024年12月10日(火)〜12(木)、新宿ReNYにてUNIDOL 2024-25 Winter関東予選が行われた。本大会は、2月開催の決勝戦に進出するチームを決定する重要な大会だ。関東予選は3日に分けて行われ、各日上位3チーム、合計9チームが決勝への切符を手にすることができる。
我々は、夏から密着を続けてきた早稲田大学Prismileを取材した。
Prismileが出場した3日目は、UNIDOL(ユニドル)でもコピーされることが多い、虹のコンキスタドールがシークレットゲストとして出演した。演者やスタッフの中にもファンが多いグループのパフォーマンスによって会場は熱気に包まれた。
Prismile の輝くパフォーマンス
セットリストのストーリーやテーマを丁寧に扱うPrismileの今回のコンセプトは「プリスマと咲かせる夢の花」。一体彼女たちはどのように夢の花を咲かせるのだろうか......?
ブザー音と共にモノトーンのロングワンピースで登場したPrismileが最初にパフォーマンスした楽曲は、誰にもバレずに/=LOVE。8期生のすずかをセンターに繰り広げられる1対7のフォーメーションは観客の目を引いた。


また、劣等感を抱く若者の姿を歌ったこの楽曲は、テーマに合わせたメンバーの表情演技が光る。特にセンターを務めるすずかの表情は、葛藤ややるせなさを見事に表現していた。夏決勝の練習では表情に苦戦していたすずかだったが、今大会の切なさを全面に押し出した表情演技は取材陣と観客を驚かせた。すずかの努力が花開き、ユニドル演者としての新しい境地に至った。

夏練習の様子
https://note.com/w_massken/n/n019b2c713925

曲間は、ドラマチックなイントロにより破られた。2曲目はメインキャスト/ドラマチックレコード。必死に舞台を駆け抜けたすずかのもとに、メンバー全員が歩み寄る。1曲目で彼女を押しのけたりょう・うららからマイクが手渡され、ともにメインキャストへと上り詰める。

「何度も見た夢をまたなぞるような朝、言えなかったつぼみの息吹が胸打つ」から始まるこの楽曲。Prismileは同じ夢を追いかける仲間を見つけ、夢の開花に向けて奮闘する姿を体現した。
落ちサビ直前、モノクロの衣装が脱ぎ捨てられるとともに会場は一瞬にして静寂に包まれた。その瞬間、メンバーのシルエットのみが浮かび上がる。数秒の沈黙の後、眩しいライトがピンクの衣装に身を包んだ彼女たちを照らし出す。満面の笑みとともに揺れる鮮やかな衣装は、まさに堂々と咲き誇る花そのものだ。

衣装チェンジをただ曲の転換として行うのではなく、Prismileが織りなすストーリーの演出として利用する手法には舌を巻く。落ちサビで緩急を作ることで、たった7分間のステージの中に一つの舞台演劇を作り上げた。
9期生のまりんを中心に円になり、夢が開花した喜びを噛み締める。劣等感から解放され吹っ切れた笑顔には、薄暗い霧が晴れ一筋の光が差し込んでいるようだった。


上から9期生まりん、なる

曲が終わり、スクリーンに夢へと続く階段が映し出される。足音が会場に響き、まりんは空へ手を伸ばした。
夢の花を咲かせたPrismileは最後の曲、ジワるDAYS/AKB48 へ。王道のアイドルらしい振りと曲調は、「王道かわいい」をモットーとするPrismileと相性抜群だ。「ジワるDAYS」で注目したいのは、息のあったダンスである。腕を上げる角度、振り上げるタイミングなどどれもが全て揃っており、実力派のPrismileを見せつけた。


弾ける笑顔とダンスがステージを多幸感で包み込む。しかし、この楽曲の歌詞は夢を叶えるために大切な人とお別れをするという切ない内容。夢の花が開いた後にこの楽曲を持ってくることは、夢を叶えることは楽しくて嬉しいことばかりではなく、何かを切り捨てなければいけないことも意味するのだろう。ユニドルで結果を残すには、あらゆる物事を我慢して練習しなければならない。ただでさえ忙しい学生生活のなかで、友人や家族との楽しい時間を切り詰めてまでユニドルに本気で臨む姿勢と重なった。それでも、夢を叶えたいと願う心は素晴らしいという彼女たちのメッセージとも受け取れる。

8期生みき

Prismileのパフォーマンス動画はこちらから!
【UNIDOL2425冬】Prismile / 早稲田大学(関東予選3日目3位)【固定】
気になる結果は......?
1位はTomboys⭐︎/東洋大学、2位は成城彼女/成城大学と発表され残すは3位のみ。予選1位通過を目指していた彼女たちの瞳には早くも涙が浮かぶ。3位は4位と僅か1点差。想像以上の激戦に、会場も息をのむ。緊張感あるドラムロールの末、ついに名前を呼ばれたPrismile! 発表直後は、安堵し床に崩れ込むメンバーも。まさに手に汗握る結果発表であった。
結果は悔しいながらも、輝かしい決勝への最後のひと枠をなんとか勝ち取った。なかなか思うような結果が出せずに苦悩しながらも、仲間とともに輝かしい夢を叶えていくPrismileの様子はまさに今大会の彼女たちのセットリストに通ずるものがあった。彼女たちが描き出したストーリーはいつの日か、彼女たち自身を描き出していたのかもしれない。


Prismileコメント
今回大会のリーダーを勤めた8期生すずかはこう語る。
今回のセットリストはダンスはもちろんなんですけど、1人1人振りが違ったりとか、表現力が求められる部分がたくさんありました。そのため、1人1人の動き方の研究だったり、その表現力の研究に特に力を入れました。また、今回はソロパートを多く務めさせていただきました。しかし、ソロパートはチームとして評価される中でも個人を見て審査されます。なのでこの曲の命運を握っているのは私だと覚悟を持ってやっていました。

夢に見た決勝の日は2025年2月17日(月)、Zepp DiverCity(TOKYO)にて行われる。Prismileの活躍を今後も私たちは追っていく。

今回の早稲田大学Prismileのセットリストはこちら!
1曲目 誰にもバレずに/=LOVE
=LOVE(イコールラブ)/ 16th Single c/w『誰にもバレずに』【MV full】YouTube · =LOVE(イコールラブ)公式チャンネル2024/03/04
2曲目 メインキャスト/ドラマチックレコード
3曲目 ジワるDAYS/AKB48
【MV full】ジワるDAYS / AKB48 55th Single[公式]YouTube · AKB482019/02/26

⭐️Prismileドキュメンタリー配信中⭐️
https://m.youtube.com/watch?v=3YfGg6sNIDE

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