ケミカルウォッシュ
見つからないのさ ラララ
改札口から君はやって来る
5時過ぎの休日
こんな歌詞から始まるのが、ケミカルウォッシュです。
90年代初頭に、僕は有名な女子校に通う女の子と付き合っていました。お互いの家は遠かったんですが、よくその女の子は、僕の家の近くの駅まで来てくれました。
僕はいつも、改札口の近くに立って待っていました。
ある日、その女の子は、改札口に現れませんでした。日曜日の夕方5時の約束だったんですが、いつまで経っても来なかったんです。
ポケベルを何度も鳴らしました。
連絡を待っている間、僕は改めて自分の住む町を歩きました。その時に見つけた喫茶店で、後々アルバイトをしました。
季節が変わる頃、新しい恋人がいると、誰かから聞きました。
顔も名前も覚えて無いですが、その時に歩いた夕暮れに包まれた自分の住む町が、とても綺麗に見えた事は、凄く覚えています。
ライブで演奏する事はない曲ですが、とっても大好きな曲です。