ワンダフル通信<2021.09.01>
「Sunadyカミデの満ち満ちての話」
満ち満ちて。
ある日、音楽をはじめる人。
高価な楽器やパソコン、ターンテーブルを買い、メンテナンスやソフトウェアにお金を惜しまず、スタジオに入る。
そう言う衝動を持つ人が、いるから成り立っている仕事が、たくさんある。
たとえ、プロになっていなくても。
音楽をはじめる人がいる限り、音楽は続く。
満ち満ちて。
音楽は、続いて行く。
誰も音楽をしなくなったら、無くなってしまう仕事は、たくさんある。
Love sofaも、もちろんそうだ。
8月27日に、新しい光を僕達は見た。
そして、その光に、僕達は魅力された。
また、続いて行くんだなと、自信を持てた。
こんなに難しい時代に、18歳と21歳のふたりは、抗う事や、否定する事なく、音楽を出来る場所をただ素直に探すように、最新のラップを披露してくれた。
彼等のような人達が、これからも存在してくれたら、音楽や、音楽にまつわる仕事は消え失せない。
梅田クラブクアトロの照明は、満ち満ちて。
彼等を照らしていた。
かつて、自分達がそうだったように。
彼等は、これからの未来を見せてくれた。
大人の言う事は、いつだって、くだらない。
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