2022ニシノホウジン開催によせて
ワンダフルボーイズ Saxの林未来彦です。
チャリティーイベント / ニシノホウジンは2022年11月20日(日)開催です。
<イベント開催のきっかけ>
2011年3月11日。東日本大震災があった年の夏からスタートしました。
ワンダフルボーイズのSundayカミデさんの地元の先輩である西野さんのご協力で、Conapss会場費を全額西野さんが出資し、チケット収益全額を寄付するイベントです。
2011年は、あらゆるライブイベントがチャリティーを趣旨としたものになり、たくさんの方の想いが届けられた年だったと思います。
同時に、2009年ごろより僕とぺぺ安田(当時のしゃかりきコロンブス。ギタリストで、現在はオオサカズのベーシスト)さんと二人で続けていた、友人の難病『遠位型ミオパチー患者会』への支援も、募金先にさせていただきました。
<10年の節目>
昨年ご報告させていただきましたとおり、
日本赤十字社による東日本大震災被災地域への義援金受付は終了となりました。
一方で、超希少難病である遠位型ミオパチーの患者さんに効果のある薬の開発は完成していません。この2年半の間、世界中の人々に影響があるCOVID-19 の特効薬が開発しきれてないように、新しい薬を作ることは本当に大変な時間とお金と労力がかかることです。
対象者が全世界の人口である病と違って、100万人に1人と言われる超希少難病の製薬への望みは雲を掴むような話かもしれません。それでも沢山の方が今も研究をして、夢の実現へと向かっています。
遠位型ミオパチーの友人たちは、10年前よりも症状が進行している部分もあります。ですが、10年前よりも活発に社会と結びついて活動しています。
<2020年からの変容>
皆さんの生活も、僕らも、そして毎年のライブ会場であるConpassでさえも、とても大きな波に飲み込まれそうになった2020年。
皆様からのクラウドファンディング支援で継続できるにようになった場所が多数あります。
個々人の生活環境にも、オンライン〇〇が定着して、ネットワークを介したコミュニケーションをせざるを得ないという状況が増えました。
それは、すべてがデメリットではなく、沢山の方々が新しいフィールドに投げ込まれたとも言えます。
遠位型ミオパチー患者会の皆さんも、同じです。
なかなか外に出てお互いの近況や、情報共有がしづらいことも多かったと思いますが、Zoomを始めとするコミュニケーションツールで患者交流会をされています。遠く離れた場所に住む、同じ悩みを持った方が画面越しでもコミュニケーションが取れるのは大きな変化だと思います。
彼女、彼らと同じように、僕らの環境も2011年の頃とは変わったことがたくさんあります。それでも、
それは、このイベントに携わってくださる皆さんの想いが継続しているからです。
代わり映えがない、のではなく
代わり続けて、今がある。
2020年は無観客ライブ配信という新しい形での挑戦でした。
2021年は、感染症対策を施した形で有観客イベント開催。
今年もまた、皆様と一緒に会場で楽しみつつ、
集まった思いと募金を、有効活用して頂ける場所へ届けたいと思います。
【募金先】
・遠位型ミオパチー患者会(PADM)
・令和4年8月3日からの大雨災害義援金(山形県、新潟県、石川県、福井県、青森県)
※日本赤十字社を通じて送金いたします
本イベントの収益を全額等分して寄付いたします。
【2021年募金報告】
昨年の収益金より2022年2月28日に
・遠位型ミオパチー患者会(PADM)と
・日本赤十字社を通じて 令和三年8月大雨災害義援金へ
¥77,986円ずつ、
合計¥155,972-を募金いたしました。
(当日の会場収益と、オンライン視聴チップ合計金額)
皆様のご協力、ありがとうございました。
では、
2022年11月20日(日曜日)12年目のニシノホウジンを、それぞれの場所で楽しみ、大阪から思いを届けましょう。
ワンダフルボーイズ
林未来彦