ワンダフル通信<2021.03.03🎎>
「Sundayカミデの先生の話」
僕の宝物は、家族です。
と言うタイトルの作文で、小学1年生の時に、何らかの賞を取りました。
今でも、もちろんそう思っています。
覚えている範囲で書くとこんな感じです。
僕のお父さんは、たまに家に帰って来ます。帰ってくると、いつもクシャクシャの顔をしています。とても疲れているのだと思います。お母さんは、毎日帰りが遅くて、家の外から自転車の急ブレーキの音が聞こえると、嬉しくなります。お母さんの自転車は、いつも速いです。
お兄ちゃんは、どちらも優しくて、僕にご飯や、桃の缶詰をくれます。全部、僕の宝物です。
みたいな文章を書いた記憶があります。
もっと、長かったと思いますが、だいたいこんな感じです。
こんな素晴らしい作文を書いた5年後には、ほぼ毎日、誰かと喧嘩をして、いつも校長室に呼び出されていました。それから、成人するまで家族に大迷惑をかけ続ける事になって行きます。更には、意識不明になって生死を彷徨いました。
見守り続けてくれた家族は、やはり僕にとっての宝物です。
7歳の頃に書いた文章が、この歳になって、凄く勉強になります。
その頃の自分が、今の僕の先生です。
大人になって、たくさんの事を忘れました。
そして、たくさんの事を覚えました。
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