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ワンダフル通信<2020.10.07>

「Sundayカミデのリビングの話」


普通と言う言葉は、なかなか普通に使えない諸刃の剣みたいなものです。

使う時は、場合によっては相手にも自分にも多大なダメージが残ると思って間違いない言葉です。

何にせよ、当たり前や、普通はあって無いようなものです。

誰の人生も、奇跡の連続の中にあります。

それは、今も昔も同じです。

僕のお父さんは、5歳で終戦を迎えました。


母と弟を亡くし、姉は養子に行き、父親はシベリアに抑留されました。

焼け野原の大阪に孤独な5歳の男の子が、あの日居たんです。

そして、そう言う人達はたくさん居たでしょう。

そこから、兄達や僕が産まれるまでどんな奇跡の連続だったのでしょう。

誰にも、普通なんて無いのです。

僕は、高校1年生を2回しました。留年するほど何かに没頭してたのでしょう。

この時点で本格的に普通と言う言葉と、さよならしました。

当時、世間体はすこぶる悪かったですが、毎日とても自由になれました。

普通を捨てると、自分との闘いのみです。

自分がどうありたいか。


自分はカッコ悪いのか。


人に迷惑をかけているのか、いないのか。

大抵、この3点がいつも頭をよぎりました。


でも、周りのみんなに合わせる必要がない分、モヤモヤした気分はありませんでした。


と言うか、無いつもりでした。


毎日、楽しく暮らしていたんです。

でも、自分の知らない自分のどこかでストレスやプレッシャーが積もっていました。


自分でも気づかないまま。

そして19歳の高校3年生の時に、爆発してしまいました。

丁度、実家が建て替えたばかりだったんですが、その新しいリビングを金属バットで壊してしまったんです。

何がキッカケだったかは覚えてないですが、他愛もない事だったと思います。

お母さんは、鬼を見るような目で僕を見ていて、ただただ泣いていました。


その時、丁度、真ん中の兄が実家に帰って来ました。

状況を一瞬確認して、すぐさま、僕を抱きしめてくれました。

耐えろ!

耐えろ!

真ん中の兄は、僕の気持ちの全てを察していたかのように、そう叫んでくれました。

普通なら、ボコボコにされている場面だったと思いますが、とにかく抱きしめてくれたんです。


自分が思う、最もなりたくない人間になっていました。


とにかくカッコ悪くて。


とにかく、恥ずかしかったんです。

19歳にして、まだまだ親に八つ当たりをしている自分が恥ずかしかったんです。


普段、外に出ると、それなりにリーダー的な存在だったので、輪をかけて恥ずかしかったんです。

この日から、19歳で高校に通う事は自分なりに理解したんです。

世間から、置いていかれているような気持ちをずっと隠しているのを認める事が出来ました。


それなりに大変だと。


しっかり自分の不安を自分が認める事で、少し大人になれた気がしました。

僕の実家のリビングは、とても綺麗ですが所々、僕のあの日の痕跡が残っています。


やがて大学生になり、教育実習に行き、客観的に学生達の青春の姿を見せてもらいました。

そこには、それぞれに苦悩し、それぞれに青春を謳歌している姿がありました。

普通の生徒なんてどこにも居なくて、でもそれぞれが集まる事で互いに譲歩し、調和を図っているんだと思いました。

結局、教師になる道を選ばず、人生で1度も就職と言うものをした事がない僕がいます。

そんな僕に両親は、あの痕跡が残るリビングでずっと美味しいご飯を作ってくれます。

心に沿って

その手に沿って


Sundayカミデ



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俺なりのワイルドスタンダードトースト

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朝から、テキサス気分な時ってあるんです。


何故だか妙にテキサスな気分。

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何か、特別な事は無くても、今日も絶対いい日になるかも知れないと言う予感を感じると言う感じです。

細かい事は置いといて。


ただひたすらに、大きい何かと対峙したい。


おおらかに。おおらかに。

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パンもソーセージも、ただひたすらに食べて、そして働く。そして遊ぶ。

汗だくで労働し、疲れ切ってシャワーをしたらファンタグレープを飲んで、髪を乾かして、お洒落をして、行きつけのバーに行き、いい時間を過ごすのです。

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帰りはキャデラックのタクシーに乗って、変わりゆく街並みを見ながら、ラジオからはJAZZが流れています。

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そんな気分のそんな朝のそんなテイストです。

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Sundayカミデの曲解説
「Love story」

<解説>
この曲は、奇妙礼太郎くんの事を歌詞にしました。天才バンドでのツアー中のどこかのライブのMCで、突然に僕がそう説明したので、奇妙くんもびっくりしたかも知れません。

ある日、奇妙くんが、東京に行ってくるわ。とだけ言い残して、僕達が住処にしていた部屋を出て行きました。

東京のテレビやラジオに出演している奇妙くんをいつも楽しみにしていました。

僕は大阪でやるべき事がある。


奇妙くんは東京でやるべき事がある。

当時は、そう言う思いでいました。

東京でひとり、舞台に立つ姿、大阪の僕達に見せてくれる希望、そのどれもが美しかったんです。

月のように。

そして、僕達のストーリーはきっとこれからもっと進んで行くんだと思いました。

そんな曲です。

僕の曲はラブソングに聴こえますが、殆どは友達の事や、自分の暮らしの中で起こった事を描いています。
「Love story」が、奇妙礼太郎くんの事を歌っているように。
そこで、僕の楽曲でどうしても意味が知りたいと思う曲があれば、解説します。
僕のTwitterアカウント(@Sunday_note)またはワンダフルボーイズ アカウント(@wonderfulboyzz)に気軽にDMしてください。順次解説していきます。



Recommend!!!

10月になりました!今月のテーマはこちら!

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ニーハオ(B)/山野楽器新宿

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2017年の10月、Z番長で東京に行った翌日に今使っているベースを買いました。ドイツのブランドで、その時は新宿の山野楽器にしか置いておらず、弾きに行ってそのまま買いました。それから3年経ちますがワンダフルではまだしばらくメインで使いますかね。ドイツの楽器は好きなので。たまに新宿に行っては立ち寄る楽器屋です。

林未来彦(Sax)/高層建造物

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18歳で高校を卒業するまで練馬区で生活していました林です。住んでいてもあまり行く機会の少ない場所というのがあります。小中学校時代の一番の都会は池袋でした。駅から離れた場所にあるサンシャイン60。一回登ったかな?多分それぐらい。水族館も一回。新宿都庁。高3の頃にできたはずで、学校帰りに学ラン男3人で「タダだから登ってみるか!」で行きました。この一回のみ。東京タワー。見えたら嬉しい気持ちになる存在。5回ぐらいはいったかもしれない。やっぱり好きなのでしょう。でも10回ではない。最後は写真のツリー。これは未踏。多分、行くご縁がないような気がします。目に入るけど行く機会の少ない場所。皆様にも、そんな場所ありますか?

アツムワンダフル(G)/用賀インター付近のマクドナルド
僕達が東京でのライブ後、帰阪する時に用賀インター入口のENEOSでガソリンを満タンにして出発するのですが、その隣にあるマクドナルドです。
東京最後のマクド。と呼んでます。

いつの日だったか、ライブの日が誕生日だった時があります。
その時に、ビッグマックとポテトLとナゲット15PとコーラLという大人のハッピーセットをメンバーみんなにご馳走になりました。
満腹になって寝落ちして起きたら大阪に着いていました。
ぜひ、東京の皆様も用賀のマクドナルドで買って車で大阪に遊びに来てください。

番長(D)/ROOTS -DJ BAR-

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渋谷のド真ん中、東急ハンズの隣りのKKビルの3階にある、DJやLIVEが楽しめるBAR。
メインはREGGAEだが、様々な国のROOTS MUSICを楽しみながらお酒が飲める、都会のオアシス。
僕のソロプロジェクト''Z番長''もここで何度かLIVEをやっている!
※写真は店長でもある内田コーヘイ(TUFF SESSION)さんです!

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ワンダフルボーイズ スケジュール


10/18(日)大阪/CONPASS 「Love sofa」

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10/30(金)東京/O-nest ワンマンライブ「NICE PLACE」
チケット一般発売中!!

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ワンマンに向けてこちらもチェック!

Sundayカミデ スケジュール

10/9(金)東京/渋谷La.mama 「ずっと舞台にいるふたり」※ソロ

​10/26(月)東京/風知空知「東京プリマ」※ゲスト 街裏ぴんく NEW!!!

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<アーカイブ公開!!!>

アツムワンダフル スケジュール

10/20(火)大阪/CONPASS
Slow Time Communication【会場観覧&live配信】

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番長の幸福論

「忖度」


忖度(そんたく)は、他人の心情を推し量ること、また、推し量って相手に配慮することである「忖」「度」いずれの文字も「はかる」の意味を含む。2017年には政治問題に関連して広く使用され、同年の「新語・流行語大賞」の年間大賞に選ばれた。

*Wikipedia参照


3年前の流行で、グッと馴染みのある言葉になったと思う。
ただ、詳しい言葉の意味や使い方を知らない人もまだ居るはずだ。
忖度は何も政治に限った事では無い。
むしろ、身近にこそ忖度は潜んでいる。
今回はそんな''忖度''を、実体験を交え、わかり易く紐解いて行こうと思う。


以前、僕が吉野家の牛丼を食べるのが遅かった為に、サンデーに金髪にさせられた話を書いたが、今回はその続きを。。。

吉野家でサンデーからの優しい2択(①バンドを辞める ②金髪にする)の、②を選んだ僕は早速家に帰り金髪にした。

1度も髪を染めた事が無く、パーマもかけた事が無い(但し、天然パーマは除く)僕にとっては初めての体験。
染めてる(色をぬいてる)間は、新しい自分への期待で、ドキドキワクワクがとまらなかった。
だが、初めて鏡を見て、期待感から徐々に不安が心を支配していた。
サンデーに無理やりやらされたとはいえ、メンバーからの合格を貰わなければ意味が無い。
メンバーは、最高の仲間であると同時に最大の敵なのだ。


翌日、A.S.Pのスタジオ

サンデー:ええやん!

岩井ロングセラー:むっちゃええやん!

AZUさん:かわいいー!


ふぅー。。
とりあえず三人はクリアだ。
まぁ、でもこれは予想していた。
サンデーの言動は、全ての状況を踏まえ
緻密な計算と予測で、最善の結果を見越してやっている。
決して思いつきだけで言ってない。
。。。。。。。。。。。。。と言う建て前があるので、決して否定は出来ないはずだ。
金髪の僕を否定すると言う事は、サンデー自身のアイデア(思いつき)を否定するようなものなのだから。
そして、AZUさんと岩井君はだいたい何でも、良いと言ってくれる。

問題は残りの二人。
同じ年で、普段は仲間だが、ピンポイントで僕を蹴落としてくる強敵(トモダチ)、ギターの''ライタ''と、ピアノの''マイケル☆パンチ''だ。

顔をみると、ライタは眉を少し寄せ、パンチは口を少し尖らせていた。
僕には分かる。
これは絶対に、蹴落としてくる時の顔だ。
僕の大嫌いな、大塩(ライタの本名)と、シュウヘイ(マイケル☆パンチの本名)の顔だ。
ただ、ここで黙って落とされる訳にはいかない。
満を持して金髪にした初日にケチをつけられる訳には。。

しょうがない。
この二人が感想を言う前に、黄門様の印籠を見せておくか。
大塩とシュウヘイに。

番長:いやー、昨日上出君に言われて金髪にした甲斐がありましたわー!


よし、これで二人は確実に文句を言いにくくなった。
金髪にしたのは、のび太(番長)の意思では無く、ジャイアン(サンデー)のアイデアと分かった以上、スネ夫達(ライタとパンチ)の二人は否定は出来ないはずだ。
勝ちは決まった。

そして、案の定

ライタ:おっ、意外といいやん。

マイケル☆パンチ:意外と似合うな!


意外と言う言葉で、必死に抵抗したのだろう。
かわいいやつらだ。


そして、金髪にしてから3ヶ月程した頃。

いつものようにサンデーの家で、皆でサッカーゲームをしながら、バンドの反省点や、これからの音楽シーンの進展の事など話していた。
僕とサンデーが、ゲームの対戦していた時に、ふとサンデーが言った。

サンデー:番長の金髪も見慣れてきたなー。

そう言いながら、サンデーは僕に4本目のゴールを決めた。
4対0
ボロ負けだ。

番長:そーっすねー。。

確かに自分でも、最近やっと金髪が馴染んで来たと思っていた。
そして、そのまま会話と試合が終わった。


サンデー家でのミーティングも終わり、自分の家へ帰って寝る前に、ふとサンデーが言った言葉が引っかかった。

金髪にも見慣れてきた。

何故サンデーは、突然そんな事を言ったのだろうか。
何か言葉の他に意図があったのでは無いのか。

否、必ず何か意図がある。

だって、3ヶ月もすれば見慣れるのは普通の事では無いか。
サンデーはわざわざそんな会話はしない。
これは、確実に''忖度''を求められている。
次にサンデーに会う前に、この会話の真意を掴まなければ取り返しのつかない事になる。。。
サンデーのエンドレスいい話(説教)が待っているに違いない。


よし、見慣れたと言う言葉を少し発展させていこう。

見慣れた

馴染む

普通

飽きてきた

そろそろ終わり

なるほど。
サンデーがホントに言いたかった言葉がわかった。

''金髪もそろそろ終わりやな''

だ。

この答えが分かればこっちのもんだ。


翌日、金髪→銀髪にしてスタジオに向かった。
サンデーの言葉の裏側に潜む真意を読み取って、勝手に行動した。

これぞThe''忖度''。

ただ、忖度には1つリスクがある。

印籠が使えないのだ。
サンデーは銀髪にしろとは命令していない。
あくまで、僕の判断で勝手にやった事なのだ。
つまり、サンデーは責任をとってくれないのだ。
メンバーからの批判が起こった時は、僕が全部責任を取らなければならない。

これが''忖度''のリスクであり、最大の特徴。

スタジオのドアを開ける。
審判の時が来た。


岩井ロングセラー:むっちゃ、ええやん!

AZUさん:かわいいー!

ライタ:おっ、いいやん!

マイケル☆パンチ:いいな!

サンデー:ええやん!


大成功だ。
勇気と知恵を振り絞った甲斐があった。
これで、いい話を当分聞かなくていいだろう。
ただ、サンデーの言葉の真意がなんだったのかは、今でも僕は分からない。
永遠のグレー。
そう、それが''忖度''なのだ。

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1番左(金髪番長)・左から3番目(マイケル☆パンチ)・左から5番目(ライタ)・1番右(岩井ロングセラー)

<番長information>

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BAGDAD CAFE THE trench townが主催する
野外イベント “ MEETS THE REGGAE “
2020年は残念ながら中止となりましたが、
2021年開催に向けて、1ヶ月に1回、配信イベントの開催が決定!
大好評だった1回目!!
第2回目は、中止となった2020年に出演予定だった “ CHEHON “ が登場!
さらに!またまた無料にて配信します!!
ぜひ、野外気分で楽しんでもらえたらと思ってます!!

BAGDAD CAFE THE trench town presents
MEETS THE REGGAE Extra edition ONLINE

LIVE:
BAGDAD CAFE THE trench town

featuring guest:
CHEHON

2020.10/11.SUN
OPEN & START 20:30
TICKET FREE
ONLINE CONPASS ( CONPASS YouTube channel )