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いよいよクライマックス!両親が立て続けに死んだ話③

こんにちは! 猿田信司です。


父の葬儀が終わり、父は小さい骨壺に
入るくらい小さくなってしまいました。

父の遺骨と、一夜を過ごしました。

しかし、夢見に立つとか、不思議なことも特に怒らず、
ちょっとだけ期待していたので、残念でした。

翌日、父の遺骨をお寺へ

翌日、事前にお願いしていたお寺に、
父の遺骨を持っていこうと、
一応、喪服を着て、
車でお寺に向かいました。

お寺さんと10時の約束だったので、
朝8時半ころに出発しました。

父の遺骨が落ちたりするのも怖いので、
念のため、遺骨を助手席に、
シートベルトで固定しました。

驚きの電話が

そう、まさに、父の遺骨を車に乗せ、
お寺に向かっている最中のことでした。

それも、あと10分くらいでお寺に着く、
というところでのことです。

私の携帯が鳴りました。

「ん? なんだろ?」

運転中なので、画面も見れず、
とりあえず電話に出ました。

その電話は、母が入院している病院
からの電話でした。


「今、亡くなりました」

えーーーーーーっ!!

危篤状態とかじゃなく死んだ?

父の時は、危篤状態を教えてくれたのに、いきなり?

そうだった、元々は母が一週間もたないって話だった!!


父の葬儀で、母のことを
すっかり忘れていた私は、大混乱です。

またもや、私は母の死に目にも会えませんでした。


とりあえず、お寺とは逆方向の、
母が入院している病院へ
向かうことにしました。

お寺にも電話して、10時の約束はキャンセル、
母の手続きが終わってから行きます
という形にしました。

今来た道を戻り、さらに
母の入院していた病院まで、
車を走らせました。

母の入院していた病院に着いて

父の遺骨を乗せたまま、
母の入院していた病院に着いたのは、
お昼前くらいでした。

父と全く同じような状況で、
死体安置所へ行くと、
母の遺体がありました。

ついに、3人きりの家族が、
私を残していなくなってしまいました。

父の時は、遺体を見ただけで、
号泣していて、ものすごく悲しいはずなのに、
母の時は、私はちょっと笑えてきました。


3日違いで?

こんなに立て続けに逝く?


3日前にやったことです。

まずは、父の時と同じく、2件の親戚に、
母が死んだことを連絡しました。

立て続けすぎて、親戚にも
「大丈夫?」と心配されました。

大丈夫なわけないですが、
「大丈夫です」と答え、ちょっとだけ
立て続けで親戚にも申し訳ない、
と思っていました。

昨日も会ったし・・・・

父と同じく老人ホームで

それから、父の時と同じく、
老人ホームに連絡しました。

ものすごく驚かれました。

それはそうです。

昨日、父の葬儀をやって、
別れたばかりでしたから。


父の時と同じく、母も老人ホームで
通夜・葬式をしてもらうことにしました。

一度やっているので、勝手がわかるし、
やっぱりたくさんの人に
送ってもらう方がいい
と思ったからです。

そこからは、父の時と同じでした。


遺体を老人ホームに運んでくれる業者の方に、
母を運んでもらい、その後ろから
自分の車で着いていきました。

まさか、父の遺骨を積んだまま、
来るとは思っていませんでしたが、
老人ホームに昨日ぶりに来ました。

父の時と同じ、仏壇がある部屋に、
母の遺体を安置しました。

父の時と全く同じく、その日は
老人ホームの方にお任せして、
私は帰ってよくなりました。

父の時と同じで、明日のお昼頃までに、
準備してくることになりました。


やっと、父の遺骨を、
お寺さんに持っていくことができます。

お寺に連絡して、再びお寺に向かいました。

納骨堂がない?

両親がまだ元気だったころ、
両親をお寺に連れてきていたので、
場所は知っていました。

ですが、両親の体調が悪くなってから、
全然来ていなかったので、
来るのは久しぶりでした。

お寺に着いたのは、午後3時ころでした。


お寺に着いて、違和感がありました。

納骨堂が建て替えられて、
ものすごくきれいで、
新しくなっていたんです。

私が来ていた時は、そんなに
きれいな建物ではありませんでした。


多分、初めて会うと思うんですが、
お寺の住職と思われる方とお話ししました。

ですが、その方は元住職で、
最近代替わりしたそうです。

両親のことも知っていて、その方も
「3日違いで後追いというのは聞いたことがない」
と言っていました。

そして、ここで衝撃の事実が明かされます。


「すでに父の持っていた納骨堂はない」

最近、納骨堂を建て替えた時に、
追加で料金を支払わないといけなかったところを、
父が払っていなかったので、
抹消されたそうなんです。


だったら、別にここじゃなくてもいいんじゃないか?

とは言え、ほかのお寺なんて、全く知りません。

自宅からは少し遠いですが、
場所もわかっているし、いいか。


父の名義の納骨堂はない、ということなので、
私の名義で納骨堂を新規契約することにしました。

結構、お金もかかりましたが、
父の遺骨をどうにかしないといけないし、
これから母の遺骨もありますから。

「新規契約」という言葉が合っているかは
わかりませんが・・・


その後、父の遺骨をお願いし、
お経を読んでもらいました。

それから、母の遺骨もお願いすることにして、
父の初七日からの法要もお願いし、
次は四十九日ということになりました。

ここで困ったのがお布施です

お布施

葬式の時は、葬儀屋さんが
いろいろ教えてくれたのですが、
今は教えてくれる人もいません。

聞いても「お気持ちで」と言われるだけで、
絶対値段は言ってくれません。

こういうときに、常識のない私は困ります。

困った私は、葬儀の時のお坊さんに
支払った額と同額にしました。

やっと今日が終わった

父の遺骨をお寺に持っていくだけのはずが、
まさかの母死亡。

さらに、納骨堂もなくなっていた。


こんなに立て続けに逝かれる、
こっちの身にもなってくれよ、
と思っていました。

二人とも、死に目にも会えなかったし、
散々な目に会った一日でした。


ですが、明日は母の通夜です。

まだ、全てが終わったわけではありません。


長くなってしまったので、
今日はこれくらいにしましょう。


最後までお読みくださり、
ありがとうございました。

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猿田信司の人生で起こったいろんなこと
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