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飛蚊症になったときの話
こんにちは! 猿田信司です。
あなたは、「飛蚊症」って聞いたことがありますか?
私は6年ほど前から、この飛蚊症を患っています。
とは言え、治療も何も必要ない病気です。
私が、この「飛蚊症」になった時のことをお話しします。
視界に黒い点?
ある休みの日の昼間、
視界の右端に黒い点が見える
ことに気付きました。
「小バエでもいるのかな?」
手で払ってみると、
黒い点がいなくなりました。
「やっぱりコバエか」
視線を戻すと、また黒い点が見えます。
「まだいたんかい」
もう一度、手で払ってみると、またいなくなりました。
また、視線を戻すと黒い点が見えます。
「あれ?」
何度か繰り返してみましたが、視線を戻すと、
右端に何度も黒い点が見えます。
左目を閉じてみました。
黒い点が見えます。
右目を閉じてみました。
すると、黒い点がなくなりました。
この黒い点は、右目だけにしか見えない?
さらに、この黒い点は、
意識して目を左右に動かすと
黒い点も左右に動きました。
「なにこれ?」
「眼球にゴミでもくっついてる?」
目を洗う薬を買ってきて、目を洗ったりしましたが、
黒い点が消えることはありませんでした。
気になる黒い点
視界に黒い点がある、というのは
ものすごく気が散ります。
なんというか、ずっと視界に
コバエが飛んでるかのように、
黒い点が動いて見えるんです。
もう、気になって気になって
仕方がないくらいです。
集中力が削がれるという感じです。
気になってしょうがないので、
普段行くこともない、
眼科の病院へ行くことにしました。
会社帰りに眼科の病院へ
翌日は平日だったので、
会社が終わった後もやってるような、
遅くまでやっている眼科の病院を探しました。
そして、駅ビルに入っている、
20時ころまで受付をしている
眼科の病院を見つけました。
翌日、電話してみると、
「予約は必要ない」ということだったので、
仕事が終わった後に行くことにしました。
19時ころに病院に着き、受付をすると、
「初診なので、まずはいろんな検査をする」
と言われました。
視力検査から、眼底カメラを撮られたり、
いろんな検査を1時間くらいかけてやりました。
「めんどくせー」と思いつつ、しょうがないので、
検査を受け、さらに30分ほど待ちました。
ようやく、先生に診てもらえることになりました。
飛蚊症
先生と話すと、すぐに
「あなたは飛蚊症ですね」
と言われました。
飛蚊症?
私の飛蚊症のイメージは、
ボクサーが網膜剥離を起こす前になる病気、
というイメージでした。
しかし、先生に話を聞いてみると、
そうではありませんでした。
人間は、年をとると、
眼球がしぼんでいくんだそうです。
その、眼球がしぼんだ時に、
「しわ」のようなものができる
ことがあるそうです。
そのしわが、視神経にかかわるような所
にできると、視界に点や線が見えることがある。
これが、年をとって起こる「飛蚊症」です。
私も、黒い点が、右目だけに見えるのは、
たまたま「しわ」が視神経に
かかわるところにできてしまったから。
また、この、年をとってなった「飛蚊症」は、
治す方法はないそうです。
ですから、治療も必要ない。
つまり、私は視界に見える黒い点と、
一生付き合っていかないといけない
ということでした。
それからずっと見えています
ショックでしたが、治す方法がないんだから、
どうしようもありません。
以来、私には、ずっと視界に黒い点が見えています。
先生も「すぐ慣れる」とは言っていたんですが、
本当で、一週間ほどすると、
私も黒い点が気にならなくなりました。
良くも悪くも、人間は慣れる生き物なんだな、
と実感しました。
今でも、コバエと間違えることがあったり、
本当にコバエがいるのに、飛蚊症のせいで
気づかなかったりはしますが、
問題なく生活できています。
私は、入院もしたことのない健康体ですが、
年をとっておっさんになると、
こういうこともあるんだな、
と実感した次第です。
今では、黒い点のほかに、黒くて細い線?みたいなものが
増えている気がします。
あなたも、視界に黒い点が見えても、
慌てず病院で診てもらいましょう。
最後までお読みくださり、
ありがとうございました。
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