最後の私的写真集選手権
フォトテクニックデジタル休刊に伴い、最後の私的写真集選手権が終わりました。
結果は、残念ながら入賞ならずで、自分の力の無さを(作成時も含め)痛感しました。年1回のこの場は、入賞しないとそこから1年ずっと鬱状態になるので、今回最後だとずっと鬱が続く事でしょう笑。
今回は、2冊の写真集を出しました。1冊は柊里杏さんの写真展で既に販売している「G線上のア・リ・ア」、もう1冊はEmma Anna-Claire Sugaさんの「Auvergne-Tokyo」でした。
G線はこの半年ほぼこれのみに力を入れていた写真集で(半年でも短いですね)、柊さんを月2回くらいのペースで撮影させていただいたものです。
最後に残る1弦にかけた(「G線上のアリア」はバイオリンのG線だけで弾ける曲)というストーリーで、リアルにバレエのダンサーだった柊さんを撮りたいと思いテーマとしたものでした。
ちなみに昨年同じ展示にカメラマンとして参加したモデルのしゅり(@camera_shuri)さんに写真集を作るんだったらどんなのが良い?と聞いた時、柊さんのバレエ(でも髪は黒に限る)と言われてドキッとしました(その前から企画していたんですけど)。
作成の時ほとんど撮らなかった動画を継ぎはぎでYouTubeにアップしました。イメージはそちらをご覧ください。
https://www.youtube.com/watch?v=nKKZnR-wNdU
もう1冊はフランスのオーベルジュに住んでいるEmma Anna-Claire SugaさんとDMしていて話が出たのを実現したリモート撮影の写真集です。リモートと言えば自分の昨年の受賞写真集の2番煎じと思われるかもしれませんが、実際長距離でリモート撮影をしてみたいなと思っていたのを実現させていただいたものです。実は色々仕掛けはありますけど元はEmmaさんのこんなの撮りたいという希望からでした。
これも夜桜を撮るのに1週間似たような所で撮り続けたり苦労しましたけど、ちゃんと形になってよかったです。
私的写真集選手権は今まで6回挑戦して4冊入賞いただきました。これは割合としては多い方かもしれませんが、全然満足したものが出来ているとは言えません(ラスト今回も6,70点と思っていたので)。
写真集の作成について、今は、もう枯れてしまった気持ちが強くて、今後は何か湧いてきたら同じような挑戦はするかもしれませんが、あんまり苦しまず楽しみたいなと思っています。
今までこの企画で楽しませていただきありがとうございました。
ホントの最後は10月の展示で。