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「いのちの輝きくん」じゃなかったの?大阪万博はボケとツッコミを活かした大衆文化の結集を目指す。

昨日、車で東大阪市内を走行していたら…。

いのちの輝き…??

と一瞬思いましたが、コープ(大阪いずみ市民生活協同組合)のロゴマークです。近所に物流センターやお店(コープ若江)もあるし、配送中なんでしょう。

生活協同組合についても書きたいことは山盛りありますが、今日は2025年の万博について。
あのインパクト抜群なロゴマークを使ったキャラクタの名前が公募されているのだとか。

Twitterなどをみていると
「え?この子『いのちの輝きくん』て名前じゃなかったの?」
としっかりツッコむ方が多く、大阪っぽい流れ。
東京オリンピックの公式エンブレムがパクリだなんだと騒がれたのとは対照的で、専門性がない大衆をしっかり巻き込んだ考えられたマーケティングだと感じます。

大阪万博のロゴは、コロナ下の中着々と選考が進められてきました。
まず応募は2019年11月29日から12月15日。5894件のなかから最終候補を5作品を選び意見募集を開始したのが2020年8月3日です。

…普通ならですね、
このA案からE案までをみたらね、
Eはないんじゃないかと思っちゃいますよね。
デザインの良し悪しは個人の好みによるところが多いので、それはおいといて。これ選んじゃったら絶対叩かれるやん。

逆に言うと、AからDまではありそうなデザイン。プロモーションとかリサーチとかしたことある人なら経験あると思いますが、投票にしたら絶対に「みたことがありそうなデザイン」に票が集まる。
そういう意味で真っ先になくなるのがE案で、安易な投票を行わずにE案を選んだ人はすっげえメンタル強いよなって思いました。

踊っている。跳ねている。弾んでいる。だから生きている。大阪・関西万博。1970年のデザインエレメントをDNAとして宿したCELLたちが、2025年の夢洲でこれからの未来を共創する。関西とも、大阪府ともとれるフォルムを囲んだメインシンボルだけでなく、CELLたちは、文字や数字を描きだし、キャラクターとしてコミュニケーションする。自由に。有機的に。発展的に。いのちの輝きを表現していく。

最終選考に残った5案のなかで、唯一おっちゃんデザイナーが作ったものであることも衝撃的で。ほらこういうのって、若手のセンスとかに頼りがちやん?
国家プロジェクトはしっかりしてんなって思いました。

さらに2022年3月にはロゴマークを使ったキャラクターまで誕生。

変身バリエとか言って、完全にネタ化してます。

ネタ化されたキャラはSNSでも賛否含めて大きな話題になります。これ絶対中の人たちは狙ってやってる。
大衆をおちょくりながら、バズらせつつ拡散させる。一種の炎上マーケティングです。根性座ってんなあ。

キャラを作ったのはマウンテンマウンテンさん。グラフィックデザイナー兼絵本作家な51歳です。

万博をもう一回やるって聞いたとき、多くの人は
ダサいな
と思ったはず。
でもSNSをも巻き込んで、ボケとツッコミを結集する賛否両論巻き込んだ大衆文化を集結させようとする取り組みは想像の斜め上を行ったすっげえかっこいいプロジェクトだと、僕は感じています。

クソ汚いことで有名なヤフコメも案の定クソ汚く。クソ汚いのさえインプレッションに変える強メンタル!

どうかキャラ名もとんがったのが設定されますように。応募期間は2022年5月16日まで。

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