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ラグマガさんの進路一覧を見て感じる週ひがの新たなる野望

地域メディアを始めて14年経ち、開始当初は1コンテンツだったラグビーも最近はすっかり当事者。ラグビー関係者のように思われているのでしょうか。

マイナー競技には在りがちなのですが、ベースボールマガジン社が発行する雑誌が機関紙のような役割を持っていく。ラグビーもご多聞にもれず「ラグビーマガジン」がほぼ機関紙。公式戦は全部掲載されるし記録が載ってるし。
しかしこの10年、インターネットの発達とともにラグビーマガジンから姉妹サイト「ラグビーリパブリック」に依存度が移行しています。
僕も年に1回しか買っていないのが現状です。

今月の表紙はスピアーズのヘルと立川

その1回は毎年4月号。強豪大学の4年生の進路が一覧で記載されているからです。あの選手はどこへいくんだろうとか、あのチームは誰を取るのだろうとか列記されている中からピックアップ。ここ数年はラグビー就職する学生だけでなく普通に就活した結果の進路まで掲載されるようになり、選手チームメディア含めた緩さを少し離れた位置から暖かく見守っています。このページ、ネットのラグビーリパブリックには掲載されていません。

どこまで事実なのかは測りようがありませんが、ラグビー部は就職に有利と言われます。
件の進路一覧を見ているとたしかに有名企業が多数。私自身が電設資材業界育ちなので毎年
「キーエンス」「安川電機」「因幡電気」「立花エレテック」
などの社名を見て
「この業界ってラグビー選手好きだよね」とニヤニヤしています。

こんな感じに一覧でずらっと掲載。

と同時に気付くのは
マスコミ就職って年々減ってないか?
ということ。

現在の仕事的にも、大学ラグビーの現場で選手だけでなくスタッフの皆さんにも話を聞くことは多く。
伝統的に人気があるのは
「銀行」「インフラ」「出版・マスコミ」
でした。特にラグビーが強くてかつ一般的な知名度の高い大学からは、ルートがあるかのように毎年誰かが送り込まれているイメージがあります。

銀行やインフラと違い、出版・マスコミに就職された学生さんとは就職後にグラウンドで会い、お互いにテンションが上がるなんてこともしばしばです。
講談社とか小学館とか、関西では朝日放送や毎日放送。大学時代に仲良くしてくれた方は、就職後も連絡くれたりして密かな楽しみでもあります。

今年の一覧では、出版・マスコミの社名を見なかったし聞きませんでした。
給与水準は変わらず高いままなので、採用を減らしているのか単に人気がなくなったのか。
僕ですら紙のラグビーマガジンを買うのが年一回。今の学生さんにとって、マスコミといえばテレビ局ではなくネットニュースやYouTubeだと感じているのかもしれません。そうなると、自身の就職先として選択肢にならないのかもしれませんね。それか僕の知らないパラダイムシフトってやつが起こってるのかも。

同じことを同じように行いデータベースにしていけば、自ずと傾向が見えてくる。そんなITの基本をラグビーマガジンを見て感じました。

あとそのうちこの一覧に「株式会社週ひが」とか載ってまたラグビー関係者の皆さんをビビらせてやりたいな。ちょっと目標にしてみようかな。

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