星組「1789」感想-さらば、瀬央ゆりあ
奇跡的に観劇できました!
月組初演未履修で新鮮な気持ちで感想を綴ります。
今回はキャスト別ではなく印象的なシーンごとに!
フランス革命というネタバレもなにもという題材ですが、舞台の中身としてはネタバレです!
今回プログラムに美麗折り込みページがあったんですが、普段と同じ1000円なのに神すぎませんか?
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第1幕
第1〜2場 (ロナンの悲しき過去〜パリでの出会い)
礼真琴、初見で輪郭のシャープさにビックリ。ちょっと痩せすぎな気がしたのですが、農民だからもしかして役作りかも…!?
一方、暁千星(あり)、極美慎はパーン!としててキラキラ!充実のオーラ出まくり!!
第3場 ヴェルサイユ宮殿
あ、有沙瞳すごい…これは有終の美…という絢爛さ。月組愛希アントワネットとお衣装の質は違うと前情報は聞いていたのですが、それでも十分。
アルトワ伯爵の瀬央ゆりあ、メイクも衣装もダークで美麗〜〜〜オペラでずっと追っていたい。
でも舞台もなんせ宮殿なので華やかにいろいろ起こっている。目が足りぬ。
そして、ヒロイン・オランプ舞空瞳が登場。
かわい〜〜〜〜〜〜〜〜〜そのドレスと髪似合う〜〜〜〜〜〜〜見てると可愛いしか出てこない。
第4場 パレロワイヤル
ここで星組が誇る美声、ロナンの妹役であるソレーヌ・小桜ほのかの見せ場。
本当に、田舎からパリに出てきて、何が何でも食い繋ぐしかなかった凄み、この世の不条理を呪う歌声、ここまでの場面でどの歌唱も素晴らしかったのですが1番グッときました。
で、その彼氏ダントン、コミカルで芝居達者だなと思ってたら天華えまじゃん!オペラオペラ(予習してなさすぎる)
お気づきですか、ここまでずっと見せ場です。
そして、キャラじゃない貴族役(しかもフェルゼン)を履修中の天飛華音。
ぜったい市民のが似合うよね、陽のオーラ隠せてないよねというのは置いておいて、それでも実直な貴族の姿が好印象。
でもまだ有沙トワネットの運命の恋人よりは、従者感があるかなぁ。笑
オランプちゃんは賢く可愛い女、これまでで1番舞空瞳に合ってるぞ。
第5〜7場
ここは感想を言うのが野暮な気持ち。
ロナンの救出に向かう、オランプ、2人の接近…
久々のことなこ、やはり恋人感はバッチリ。
第8場 ムニュ・プレジール館
このあたりで、ペイロールが専科・輝月ゆうま、ネッケルがオレキザキであることに気づく(本当に予習不足)
最近癖強役が多かったオレキザキ、冷静かつ頭の切れる財務長官役もただの真面目一辺倒ではない深みを感じてグッド。
そして悪役に専科から芝居上手をお招きするというのもナイス。いつもの星組から味変という感じ。
そして物語は第10場から大きく動き始める…
第1幕完
この辺りは、台詞が長ったらしくて入ってこないという事もなく、テンポも熱量もあって、非常に政治的な話しの割に見やすいと感じました。
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第2幕
第1場 球技場
たぶんここだったと思いますが、極美慎→暁千星が真ん中で平民を率いて踊る場面があり、極美もそんな立場に…と感動。
第3場 サンドニ大聖堂
あーー身分違いの恋、そして情熱的なタイプと理知的なタイプのすれ違い、むずかしい‼︎
そして、キター!ロナンとアルトワの直接対決‼︎
このアルトワの私は神ソング大好き。
宝塚あるあるですけど、悪役って性格的にそらヒロインに毛嫌いされるものですが、ぱっと見俺様美麗キャラで、うっかり顔にやられないのかな?と思うことしきり。
第4場 ヴェルサイユ宮殿
今回事なかれ主義で温和な性格のルイ16世がひろ香祐にほんとピッタリですが、ええ〜〜もうどうしたらいいの〜エイヤ!なルイ16世正念場のシーン。
悪役も上手ですけど、根が悪くない男性役がほんと似合いますよね〜。
第7場 ヴェルサイユ宮殿
いよいよ革命がヤバくなってきて、人々が逃げ出していく中でオランプに暇を出すアントワネット。
わがまま贅沢三昧だったのを忘れてちょっとジーンとしてまう。
第8場 パリ市街
あっなんか死亡フラグが聞こえる!
第9場 バスティーユ要塞前
アッッッ‼︎やっぱり‼︎
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フィナーレ
最後のシーン、瀬央がいなかったぞ…?
あっ歌唱指導か!
と思っている間にせり上がってきた瀬央をみて、ああ、これが星組最後の瀬央の姿なんだ…と涙ぐむ。
本当に目に焼き付けたいと思いました。
男役群舞はめっちゃロミジュリのKAORIalive先生っぽいと思ったけど、プログラム見たら御織ゆみ乃先生でした。
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いやー面白かった。観れてよかった。
こう、端々まぬけな姿で和ませてくれる、アルトワ伯爵の従者ラマールの碧海さりおも好演でしたし、みんなほんとすごくよかった…!
(私の語彙力ではうまく言えない)
※ライブ配信を見たらまた感想を書き足したり、修正するかもしれません※