【シーズン24最終140位】ゴリ押し壁ウルガモス【レギュHダブル】
はじめに
この度、SVでの最高順位を更新できたため、記念として構築記事を残すことにいたしました。普段構築記事をあまり読み書きしないため拙い点も多々あるかと存じますが、お付き合いいただければ幸いです。
使用構築
見ての通り、ヤミラミの壁を主軸とした構築です。難しいことを考えずに純粋に刺さってそうなポケモンを選出し、対面的に戦うだけなので動かしやすい構築となっています。
構築経緯
ヤミラミ+チョッキガチグマの初手が強いと某実況者が述べていたのが、この構築を組み始めたきっかけです。ヤミラミは剣盾時代に僕を2桁まで連れて行ってくれた大好きなポケモンなので、この話を聞いてすぐに構築を組み始めました。ちなみに嫌いなポケモンの1匹でもあります。ユナイトのせいです。
次に壁構築の特徴を活かすため、積みエースとなるウルガモスを採用しました。基本選出のラスト1枠として、先制技がある襷枠を採用したいと考えた結果、イダイトウ♂にたどりつきました。物理特殊のバランスやガチグマへの格闘技を透かせる点が決め手となりました。
補完枠として、実際にランクマを回した際に連続で当たって全く勝てなかったイエニューラや寿司、セグレイブの対策ポケモンを採用することにしました。結果、イエニューラや寿司の対策としてアローラベトベトン、セグレイブの対策としてブリジュラスを採用するに至りました。
個体紹介
1.ヤミラミ
努力値(補正) H252 D252 (D↑A↓)
特性 いたずらごころ
テラスタイプ ゴースト(使わない)
技構成 ひかりのかべ リフレクター
アンコール かなしばり
持ち物 ひかりのねんど
本構築の主軸であり、よほどのことがない限り初手に選出します。選出率9割以上。持ち物はメンタルハーブと選択です。レート帯の問題もあると思いますが、終盤になってくると挑発持ちが増える印象があります。
努力値は適当です。壁があるので物理も特殊もそれなりに耐えられます。
アンコールやかなしばりは非常に強力な技ですが、テンプレ型であるため読まれやすく択も発生しやすいポケモンです。また、やることがなくなるターンが出来やすいポケモンでもありますので注意しましょう。
2.ガチグマ(アカツキ)
努力値(補正) H252 C252 (D↑S↓)
特性 しんがん
テラスタイプ フェアリー
技構成 ブラッドムーン だいちのちから
しんくうは ムーンフォース
持ち物 とつげきチョッキ
万能初手要因です。スケショカイリューが嫌いすぎたのでフェアリーテラスタルで採用し、フェアリーを活かすためのムーンフォースを採用しました。弱点である格闘技をテラスタルで受けながら、ヤミラミでアンコールする動きは非常に強力です。ハイパーボイスが欲しい場面やゴーストテラスタルが欲しい場面もよくあります。フェアリーテラスタルを切るとサーフゴーが辛くなるのがフェアリーテラス最大の弱点です。
Sに下降補正をかけることで、ヤミラミ→ガチグマの行動順になるため、味方アンコールによる先制高火力技の動きができます。あまり使いませんが頭に入れておいた方がいいテクニックです。
3.ウルガモス
努力値(補正) H252 S252 (C↑A↓)
特性 ほのおのからだ
テラスタイプ くさ
技構成 ねっぷう ギガドレイン
ちょうのまい まもる
持ち物 おんみつマント
本構築のエース枠。たべのこしが後述のブリジュラスに取られたため、おんみつマントで採用しました。妨害を避けれる強みはありますが、最大の役割対象であるねこだましを素直に押すプレイヤーが少ないため回復きのみや火力アップアイテムも採用の余地ありです。私はフェイタルクローに怯えなくていいという一点のみで最後までおんみつマントを使いました。
テラスタルはフェアリーとの選択で、フェアリーの場合はテラバでカイリューに触れるという強みがあります。くさの強みは回復と雨への選出が可能となる点にあると思います。
ボックスにいた個体の流用のため調整意図等はありません。
4.イダイトウ♂
努力値(補正) A252 S252 (A↑C↓)
特性 てきおうりょく
テラスタイプ はがね
技構成 ウェーブタックル おはかまいり
アクアジェット まもる
持ち物 きあいのたすき
本構築のスイーパーとして採用。最終盤の選出率は低めでしたが、壁込みでも抗えない火力への対策と、ウルガモスが触れにくい炎タイプへの回答として活躍してくれました。ウェーブタックルの反動やテラスによる火力変化など、扱いが難しいポケモンでした。火力と素早さについてもあと少しあればという印象です。
テラスタイプは好みです。一致テラスやステラも順当に強いです。耐性を変えて技を受けることで、ウェブタの反動まで耐えるようにする動きも面白かったです。ノーマルや地面など無効タイプがあるテラスでタスキを残す選択肢を作るのもありだと思います。
5.ブリジュラス
努力値(補正) H252 B252 (B↑A↓)
特性 じきゅうりょく
テラスタイプ くさ
技構成 ラスターカノン りゅうのはどう
ボディプレス まもる
持ち物 たべのこし
連続技対策で採用された対物理用ポケモンです。補完として採用しましたが、特性と壁の相性が良すぎたため、イダイトウの代わりに選出される試合が想定より多くなりました。チョッキがないため対特殊は壁込みでもきついですが、物理に対してはめっぽう強く、テラスなしでも弱点技を複数耐える場面がありました。
技構成についてはボディプレまもる以外は自由です。私は途中までラスカ・バクアを使用していましたが、後発でウルガモスと並んだ際にドラゴンに触れないことがきつかったため、りゅうのはどうに変更しました。マルスケがないカイリューにすら耐えられる火力の低さなので、りゅうせいぐんの方が強いと思います。
6.ベトベトン(アローラのすがた)
努力値(補正) H252 A252 (A↑C↓)
特性 どくしゅ
テラスタイプ ひこう
技構成 はたきおとす ダストシュート
クリアスモッグ しねんのずつき
持ち物 シュカのみ
イエッサンオオニューラ対策ポケモン。対策といいつつ手助けインファイトに貫かれたので、耐久にもっと寄せたほうがいいと思います。フィールド込みならA無振りでもオオニューラしばけます。ダストシュートを切って格闘打点やまもるを入れるのもありです。対策してから全然当たらなくなったので実践回数が足りておらず、本構築で一番纏まってない部分です。イエッサンオオニューラ対策と考えるとエスパーテラスタルも良いと思います。
選出と立ち回り
基本選出
先発 ヤミラミ+ガチグマ
後発 ウルガモス+イダイトウorブリジュラス
8割これです。考えるポイントいくつかありますが、一番は『誰でテラスを切りたいか』と『触れないポケモンはいないか』です。困ったらとりあえずラス1ブリジュラスでいいです。
対寿司
先発 ヤミラミ+イダイトウorガチグマ
後発 ベトベトン+ウルガモス
寿司への勝ち筋はベトベトンのクリスモか、ヤミラミではめるくらいなので気をつけてください。
対イエッサンオオニューラ
先発 ベトベトン+何か
後発 残りから刺さってるポケモン
取り巻き次第ですが、結局不利です。アローラベトベトンに初手フェイタル打ってくるタイプ相性知らないニキとかいるので運ゲの域を出ません。
不利構築
壁サイクル
デバフや電磁波を処理しきれないのできついです。回復ソースが少ないため付き合っていると基本押し負けます。対処のコツは急所に上手く当てることです。
積み構築
瞬間火力が低いため先にガモスなどに積み始められると追いつけなくて負けます。ヤミラミいるじゃんと思われがちですが、この指やちょうはつなどを絡められるとどうしようもなくなります。
イッカネズミ
いかりのまえば、ちょうはつ、アンコ、この指、ネズミざん等々全対応が非常に難しく、かつヤミラミを無力化できるポケモンの1匹です。このポケモンが入っているだけで運ゲがスタートします。
最後に
最後までご覧いただきありがとうございます。被弾回数や命中不安に頼る場面が多く下振れしやすい構築ではありますが、シーズン序盤〜中盤までは気にせず遊べる程度だと思います。また、本文中でも述べたように型の選択肢も色々ありますので、気になった方は是非使ってみてください。