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セーラームーンとアイドルの話

わたしが初めて抱いた夢はセーラージュピターになることだった.美少女戦士セーラームーンはわたしにとって憧れそのものだった.どの戦士も可愛く個性があって強くて...ジュピターよりの箱推しとでも言えば良いだうか.

美少女戦士セーラームーンが多くの女の子たちを虜にしたのはやはり"キャラクターの個性"が大きいと思うのだ.幼稚園児だったわたしはセーラームーンごっこはよくしたものだ.不思議なことに全員が主人公であるセーラームーンをやりたいとはならず,幼いながらわたしにも友達にも"推し"が存在し,配役で揉めることはほとんどなかった.戦士たちのキャラが被らずはっきりしていることで,好みが異なるわたしたちであっても同じセーラームーンというグループを好きになれたのだと思う.

ここまでで"推し"という言葉を使いセーラームーンをアイドルのように語ってきた.担当カラーを持つ女性アイドルの原点はまさにセーラームーンにあるのではないだろうか.

カラーを与えられたことでメンバー一人一人がキャラを設立し,それによって様々なファンをつけることができる.また,リーダーやセンターの存在があったとしてもスポットライトが一人に当たることはなく,メンバーの誰もが主役となる.こうしたアイドルのかたちはセーラームーンが創り出したのではないかと思うのだ.

少なくともわたしが初めて抱いた推し感情はセーラージュピターにであった.

メンバーの担当カラーがなく人数の多いアイドルも魅力的だが,応援したい!とわたしがなるのはメンバーの個性が引き立つ担当カラーを持つアイドルである.そう思うのは美少女戦士セーラームーンが大好きだった時代があったからなのかもしれない.

因みにアイドルであればでんぱ組.incが大好きで特に夢眠ねむちゃんが大好きだった.どうやらわたしは幼稚園の頃からグリーンカラーを推す傾向にあるらしい.

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