見出し画像

はじめまして

私は性犯罪被害者の母です

2年前、娘から、同級生から数十回と性的暴行を加えられていると打ち明けられました。

警察に被害届を出しに行ったら、まさかの拒否。

学校からは、
「加害者と両親は、学校の聞き取りに犯行を認めて、自宅謹慎処分を受け入れた」
「本人、両親は反省しており、◯◯さんに対して謝罪の言葉を話し、憔悴し切っている」
と聞いていましたが、

弁護士からは正反対の
「同意だった。反省するようなことをしておらず、謝罪しない」
と電話と文書が届きました。

学校、警察、弁護士、性犯罪者支援センター、
県私学課、県教育委員会、市教育委員会、児童相談所、市長、市役所、市の法務官…
誰も助けてくれませんでした。

昨年末、支援者と共に記者会見を開くと、
ようやく学校は第三者調査委員会を設置すると
言ってきましたが、委員の第三者性が担保されず、調査が始まる気配はなく10ヶ月が過ぎました。

こんなに長い戦いになるとは思わず、
まさかこんなに闇深い背景があるとも知らず。

性犯罪被害者のほとんどは被害を受けたと助けを求めることさえできない、
ほぼ100%に近い人たちが泣き寝入りする、と
聞いたことはありましたが、
その理由、仕組みが理解できます。

日本の性犯罪の若年化が進んでいて深刻な問題になっていると聞きます。

まさか、自分の娘がこんなことになるなんて…
考えたくはないことですが、
明日は我が身
この言葉の重みを痛感する毎日です。

娘の身になにが起きたのか、
書くことで自分の心の整理をしたいのと、
この瞬間も性被害に遭われてしまった方たちや、ご家族が泣いていると思うので、なにか、少しでも参考になったり、希望に繋がる情報共有ができるように、祈りを込めて記録を残したいと思います。

なによりも、
ひとごとではなく、自分のこととして、
たくさんの人たちに日本の性犯罪の現状について考えるきっかけになりますように。

いいなと思ったら応援しよう!