過保護・過干渉タイプの親のぬめっとした…
こんにちは Nです。
*見出しのトレーボルの写真は公式サイト様より
今日は過保護・過干渉タイプの親のぬめっとしたダブルバインドについて書きます。
私の母親は過保護・過干渉タイプの親でした。
愛着障害2 不安定な愛着を改善する
https://note.com/w1311058/n/n9f1c6a703e7d
でも書きましたが、岡田尊司先生の著書では
問題となる親のタイプは3つに分類されます
問題となる親のタイプは3つ
1️⃣親がうつ・極端な気分のブレを持ち不安定な愛着を抱えているタイプ
2️⃣子どもがあまり好きではなく、重荷に感じている 愛着が希薄で自己愛が強いタイプ
3️⃣献身的で立派な親にみえるが 真面目で「こうすべき」という義務感や理想への囚われが強く 子どもをありのまま受け止めれず自分の思いに囚われ子どもの気持ちを汲み取れないタイプ
私の母親はまさしく、3️⃣のタイプ。
こういうタイプの母親の厄介なところは、表面的には良く出来た母親ですし、人間としてクズではなく、地域・社会にも溶け込み、一生懸命生活しているのです。そう、普通といえば普通の母親なのです。
私の母親も、自営業をしながら障がいのある姉を含む三人の子どもを育て、二人は大学に進学させ、姉も施設に入所させていますが、週末家に帰れるようにし、夫の亡き後も夫の両親の面倒をみて、自分の親の面倒もみて、健常児だと思っていた娘(私の事)が適応障害になっているが、見放さず、金銭的援助と最近では程々の関わりを持てるようになり、といった感じです。
母親サイドからしてみれば、なんで私はこんなにもしているのに!駄目な母親と娘から言われないといけないのだ!
と怒るのは、まぁ、仕方ない事ですね笑
こんなに頑張っている母親なのに、いったいなぜ娘から駄目だしされ、あまつnoteでわざわざ精神科の先生の分類したやっかいな親の3️⃣の例にあげられるのか…
それは、まさしく
献身的で立派な親にみえるが
真面目で「こうすべき」という義務感や
理想への囚われが強く
子どもをありのまま受け止めれず
自分の思いに囚われ子どもの気持ちを汲み取れないタイプ
本当に!まさしく!この通りなのです!
そして、「自分の思いに囚われ子どもの気持ちを汲み取れない」という事は自分の思ったように子どもをコントロールしたい、という思いが強いのです。 そのような親、特に母親はわかりにくい、姑息なダブルバインドをかけてきます。
ダブルバインドがわからない方はこちらをどうぞ
https://note.com/w1311058/n/n7c0a61435e54
私がかけられていたダブルバインドの例
*自分の好きに生きたらいいけど(A)親亡き後は季節毎でいいからお姉ちゃんに会いに来てあげて(B)
*自分の好きにしたらいいけど(A)貴方の旦那さんが会社を継いで、自分の親の近くにいるのが子育てもしやすいでしょ(B)
しかも、少し悲しげな表情で言う笑
どうですか?障がいを持つ姉を残して自分が先に死ぬので、きょうだいにこのような言い方をするのも理解も共感もできます。
しかし、(A)と(B)言ってる事が矛盾していませんか? 好きにすればいいけど、○○して、って言ってるわけですよ。物分かりの良い親のような言い方してますが、ちゃっかり自分の希望を言っているのですよ。何故(A)のような前置きするか、というと私の人生が上手くいかなかった時の保険なんですよね。
私は、好きにすればいいって言ったのに、あなたが私の意見を勝手に採用したんだから、人生が上手くいかないのはあなたの努力不足だ!
とね。でも、小学生・中学生・高校生とずーっと言われてみてください?
そうしなきゃいけないのかな?
と思ってしまうでしょう……。少なくとも私は思ってしまいました…。まぁ、自分にとってのメリットもあったのでしょうが…
しかし、これは私にとってはAを選択しても母親の希望通りにならなかった、という罪悪感 Bを選択しても自分の気持ちに沿う事ではない不本意な選択の連続なのでAでもBでも、しんどいのです
結果
自分の頭では考えない・考えられない、感じれないフリーズ状態
進路選択時には
あなたに任せていたら、一向に進路選択が決まらない!
と言って、母親が出しゃばってきて
進路を決めてしまう、という状態になっていたのです…
類は友を呼ぶといいますが
私の周りの知り合い
結構このダブルバインドにかかって
表面的には上手くいってそうなのに
人間関係のトラブルが絶えない、恋人が出来ない、不眠症になる など社会人になってQOLが駄々下がりした人をみかけます。
私も今のカウセリングの先生のカウンセリング+講座を受けるようになって、自己理解が進み頭のモヤが取れてきた感じがします。しかし、昔はわからずずーっとぬめっとした気持ち悪さがくっついていました。
まとめます!