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”意味がある”モノを見つける
”意味がある”って感覚はヒトそれぞれだと思います。
それが必要だと感じる人もいれば、全く必要ないと感じる人もいる。
そのような基準が曖昧で、何が正解かわからない。
本音を言えば、基準なんかないようなことが”意味がある”ということなんだと思います。
近い感覚で言えば「芸術」などがその感覚に近いと思います。
芸術などのアート作品に対して、「これは役に立つモノだ」と機能面の点から役に立つということをいう人はいないと思います。もしかすると、何か自身の生活の生産性において、効果があるアートなども存在するのかもしれませんが、申し訳ないですが、私は知りません。
むしろ、アートに関して私生活の生産性を求めている人はいないのではないかと感じています。
それでもアート作品には”意味がある”と感じるから買う人もいるし、それを大切にずっと保管しておく人もいる。
これからの時代はそのようなことをもっと大切に、より求めていくような時代になっていくのかと考えています。
・・・
今の世の中は、”意味がある”とは別の”役に立つ”というものの価値競争、価格競争をしているのが多くて、正直言ってつまらない。
何に対して時間と労力をかけているのかがわからなくなってきています。
例えば、スマートフォン。
日本で言えば、iPhoneがほとんどのシェアを確保しています(世界はGoogle端末などのアンドロイドが多い)。
それに対して、軽さや大きさ、充電時間などといった変に細かい部分の競争をしたところで、注目している人はほとんどいないです。
そのような、迷子になっている役に立つことよりも、人の心を動かして離さない”意味がある”ことについてもっと考える方が、これからの時代は心から楽しむことができるのではないかと考えています。
その点から考えるとiPhoneは素晴らしいと感じています。
最近では、バルミューダ製品もそのような、芸術的センスが認められて、価格よりもそのスタイルや家に置きたいという刺激から、好んで購入される人もいるのではないでしょうか?
バルミューダのスマホは少しイメージ外れだったため、あまりいい評判はないですが、それはこれからだと思います。コンセプトがまとまれば、素晴らしいものが出てくるのではないでしょうか。何でもやってみないとわからないですからね。その点からすると、少し”役に立つ”のを求めすぎたのかも知れないです。
機能面も大事ですが、その芸術性を求めてバルミューダの良さを期待していた人からすると、少し的外れ感があったのかも知れません。価格もiPhoneより高くなれば、それはAppleの方が強いです。
そういった面でも、役に立つことは大切ですが、そこで競争をしてもテックジャイアント的な、動きそうにない大きな巨人企業には対抗できないので、その企業が持っている意味があることを伝えるのが大切になってくる。
これは、ビジネスだけではなく、私たち個人としても、自分という意味のある存在をこれからの時代は考えて行かないといけない。
例えば、未就学児以前の子どもたちは何もしてもかわいい。その行動だけでかわいいと感じます。それに意味がある。
その時間を一緒に共有したい。そのため、ホームビデオにはいつまでも需要があるのだと感じています。
まずは、自分自身が意味のあるものを探す。
そして、意味のあるモノを提供する。
それによって、人が成り立っているのかと考えています。
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