京阪杯回顧~勝手に桃色片想い~
「違う!こんなはずじゃなかった!」
とつい漏らしてしまった京阪杯2021。阪神2年目。今年も一目惚れしたレイハリアにフラれてしまいました。
勝手に片想いしていたのでしょうね。
「飛んでしまった」のは何かの原因と理由があって「予想破綻」した可能性があるのでじっくり考えていきます。
そもそも予想理論は正解だったのか?
コラムのレイハリア◎の理由は以下の通りでした。
「MTP上位と体幹「5」を組み合わせれば何とかなるようなレースが昨年のハイライトでした。
また、フィアーノロマーノのMTPの数値は「72」と「70」台前半を持っていれば勝ち負けに加わることが可能になるでしょう。
今年のMTP◎は数値「74」且つ体幹[5]のレイハリアが出走してきて、昨年1・2着馬の「いいとこどり」みたいな馬。」
と記載していましたが、よくよく見ると昨年のMTP◎はレッドアンシェルで体幹[6]と高い数値のもの。
その時の結果は12着で惨敗だったんです。
「おいダート屋どういう事だ。レイハリアと指数も体幹も同じような馬が昨年惨敗してるじゃねーか。」
と言われても不思議では無いですね。この時点で私の予想は「崩壊」していたことになります。
仕上げ面は前走と変わらず好状態だったのですが、休養明けで3コーナーで左にモタレ、4コーナーでは脚が上がって失速。
中身が出来ておらず、「持久力不足」が露呈した格好になりました。次走以降は時計掛かる状況且つ間隔詰めた時に巻き返し余地があるとみていますが、強気には言えないでしょうね。
昨年の京阪杯のMTPを眺めていると、昨年3着にはMTP最下位のジョーアラビカ。全体を見回すとMTP◎から5pt以内に13頭がひしめく混戦で、この場合は展開や馬場傾向一つで大きく変わります。
言わば「MTPが効かない可能性が高いレース」
今思えばそりゃそうでしょう。
スプリンターズSが終わり、一線級の馬は休養か、香港スプリントか高額賞金の阪神カップの3択のどれかに出走するので、有力所のスプリンターは毎年京阪杯に出走することが低いレース。
その影響で京都開催時は実力主義よりも内枠が好走するレースになっていたんでしょうね。
今年を見てみると◎から5pt以内に14頭。
そう。昨年と同等かそれ以上の混戦になっていたという訳です。
MTPも使えず、コラムで書きましたが、阪神に替わり「枠バイアス」も使えなくなったレースなので「取っ掛かりが無い」重賞に変貌したわけです。
また、調子[1]を7頭も打つほどデキの良い馬が多いレース。この時点でパドック担当としては「馬券やめとけの警鐘」を鳴らしておくべきだったと反省しております。
その為、展開や馬場一つで1・2着馬は変わり、昨年はAコース4週目でしたが、今年はAコース8週目の最終レースともあり、馬場が荒れて外伸び・外差しが決まりました。
1・2着は「混戦メンバー」の中で馬場の恩恵を最大限使えた馬と言えるでしょう。
1着のエイティーンガールは前走キーンランドカップの荒れ馬場を外から差して2着。その前に連対したのも2020のキーンランドカップでこの時も時計が遅く荒れ馬場の道悪でした。
という事は今回Aコース8週目の荒れ馬場を活かせた好走だったという訳です。馬型は[末]に。これで荒れ馬場になった時に好走レーダーが反応してくれるはずです。
2着のタイセイビジョンは3走前直線不利、2走前はレシステンシアやピクシーナイトが揃ったセントウルSで0.5秒差の7着。前走のスプリンターズSはスタート直後にメイケイエールに寄られ大きな不利を受けていた馬でした。
今回は外伸びの状況を上手く使えた好走で「展開や状況に利」があった内容でした。
1番人気のシヴァージは6着。ちなみに昨年も5着でしたね。
スプリンターズSは内2列分しか来れない馬場状況を最内ルートを通っての好走で本質的の能力面のUPは無かったと判断します。
今年の6着も能力使ってのもので今回は「過剰人気」だったという事でしょう。
中京になれば上がりの脚は使える馬なので次走「シルクロードS」出走とかでまた見直したい所です。
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