秋華賞~白毛の怪物~
札幌記念のソダシを見て「秋華賞決まりだな」と思いました。
それは何故か?答えは「先行してスタミナ発揮できたから」という事に尽きると思います。
ラップを見てみると、12.5 - 10.9 - 11.5 - 12.5 - 12.5 - 12.4 - 11.8 - 11.8 - 11.7 - 11.9
で、後半4Fは全て11秒台の厳しいロングスパート合戦。これはブラストワンピースが捲りに行った影響でペースが上がったことにつきます。
このペースは先行馬にとってはかなり厳しいペースなんですが、道中2番手のソダシが応戦してしかも勝ち切ってしまうのだから驚きです。
事実、ソダシと共に先行していたウインキートスやトーラスジェミニは4コーナーで息切れし馬群に沈んでいました。
春先、特にオークスでは、スタミナ合戦になるようなペースだと脚が上がっていましたが、夏を超えて一回り成長。スタミナ・持久力を兼ね備えることに成功しました。
元々体幹[6]でスピードに瞬時に乗れる長所があり、死角らしい死角が見当たりません。
札幌記念勝ったTPは「76」。昨年のデアリングタクトが秋華賞前に出したTPは「72」だったのでその時よりも4pt高いことになります。
メンバーを見渡す限り春先と大して変わらないメンバー。しかも阪神JF、桜花賞と接戦を演じたサトノレイナス不在の構成なら、現状のソダシを超えられる3歳牝馬は見当たらず、1着が硬い軸馬になるでしょう。
「白毛の怪物」と言って差し支えないと思います。
相手が今年も難解。
各ステップレースを見ると
ローズSが2020年の1着TPが「67」に対し、2021年の今年はTP「65」と今年の方がレベル低く、能力自体に疑問が生じます。
そこで勝ち切ったアンドヴァラナウトはローズはスローの瞬発力でハマった格好、3着アールドヴィーヴルは春からの成長力が無いことがと呈された形。
人気なら評価下げは必要でしょう。
紫苑Sの方がレベルは高く、勝ち馬ファインルージュのTPは「69」。
昨年が「67」だったので昨年よりはレベル高く桜花賞3着の実績からで相手として扱えそうです。ただ2着以下は非力で上がりが掛からないと厳しい馬ばかり。紫苑Sは展開利が合って差してきた印象であまり評価は出来ません。
とこのように各ステップレースはファインルージュ以外は評価できない馬な面々。
なら、ぶっつけ本番で秋華賞を迎える「前走オークス組」の方が上では?というアイデアになります。
近3年の勝ち馬は全て前走オークス組で、近年は「トライアル劣化」が進んでいます。
また前走オークス組から勝利した馬には共通点が合ってそれは「桜花賞またはオークスで馬券内」という共通点がありました。
それは当然の選択で。賞金あって外厩施設が発達した今、トライアルを使う意味がなくなって余裕あるローテで勝ち負け出来るのがこの近年のトレンド。
前走オークス組で且つ桜花賞またはオークスで馬券内になった歴があるのがユーバーレーベンとアカイトリノムスメの2頭。
特にアカイトリノムスメは体幹[4]で持久力・スタミナもあるので現状の状況には合っているでしょう。一方のユーバーレーベンは体幹[2]で上がりが掛かる消耗戦なら動けそうな馬体。今日の状況は、内回り2レースあって共にレース上がり「36秒」台だったのでこの馬にとっては「追い風」になるでしょう。更に雨降ったらスタミナ合戦になって圏内可能性はより上がります。
3勝クラス善戦したアナザーリリックやサルファーコスモスはスローの上がり勝負で成績を残してきた馬ばかりでスタミナ・持久力勝負になると現状では分が悪く評価は出来ません。
結局ぐちゃぐちゃ書きましたが印を見返すと桜花賞組が結果的には上位になりそうな構図で「春からの図式」は変わってないのかなと思う次第です。
◎ソダシ
〇アカイトリノムスメ
〇ユーバーレーベン
〇ファインルージュ
危アンドヴァラナウト
危アールドヴィーヴル
GⅠなので当日のパドック(秋華賞)はDISCORDの無料板でも載せる予定です。
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