オンライン講座The King Maker所感 本編Vol.11

本編Vol.11
中二病的恋愛


○外側のステータスでしか人を評価出来ない人に、運命の出会いは訪れない。

●自己満足を満たすため、不安の解消するために人間関係を構築している人が世の中の大半を占めている。

人というのは二面性を持ち合わせている。

職場の自分、家族と接する時の自分、恋人といる時の自分、友達と遊んでいる時の自分。


態度や表情をその場面場面で誰もが切り替えている。
その場面に適した仮面を誰もが持っている。

それは何も悪い事じゃない。
寧ろ、人間関係を潤滑なものとするにはその切り替えが必須だ。

誰もが良く言えばありのまま、悪く言えば自分勝手に振る舞えば、人間関係を構築するなど到底無理な話だ。


周りから見れば、その場で被っている仮面がその人の全てだ。


中身を知るにはある程度の中にならないといけないし、見ず知らずの人にいきなり自分の本心をぶちまける人もまあなかなかいないだろう。

そいつは潤滑油の存在を認識していない、ただ単に自己中心的なだけだ。


目に見えている仮面こそが全てだと考えてしまうと、真の意味でその人から信頼される事はない。

上部の仮面がその人の全てだと安易に判断する人など誰も関わりたくないだろう。



だが世の中の大半の人間は程度の差はあれど、そう言ったバイアスをかけて人を判断している。

「あの人とは気が合わないから関わらないでおこう」
「この人は人気者だから一緒にいるだけで自分もみんなに持て囃されるだろう」
「能力が優れているから仲間にしよう」
「お金を持っているから付き合おう、結婚しよう」

こう言った些細な事なら、誰もが経験した事があるんじゃないだろうか?

「俺は違う」と断言する人こそ、そのバイアスは深く根強く染み付いてしまっている。
自分自信では判断出来ないようになっているのだ。

恋愛に於ける例を挙げよう。

⑴理想のタイプはアイドル!
⑵髪型や体型で好みを選ぶ。
⑶恋人の性格などが、親に似ている。
⑷判断基準が年上 or 年下。
⑸ボディタッチされたら好きになる。

⑴これは単純に面食い。人を見た目で判断してはいけないと誰もが教わって来ただろう。
だが無意識のうちに判断してしまう。
そういう風になってしまっているのだ。
だからってそんな価値観に振り回されちゃいけない。
自分の軸は他人に決めさせるのではなく、自分で決めろ。

⑵外見で人を判断してしまう例だ。
好みのタイプがあるのは分かる。
俺も最近までそうだった。
でも案外全くタイプと関係ない人でも、魅力的な人はいるんだなと思い知った。
バイアスがかかっているという事実を知れただけで、その箍を外す事が出来るようになるはずだ。

⑶なんとびっくり、無意識のうちに親の性格と似ていたり逆に親に対抗心を燃やして正反対の人を好きになる事があるそう。
これは確かに、言われないと気付かない。
言われて初めて「もしかしたらそうなのかも…」と疑問に思えた。

⑷年上 or 年下
年齢で人を判別してしまう例だ。
俺はちょっと分からないが、「年上がタイプ」「年下がタイプ」というのは良くある話だ。
年齢と言うのは生きてきた年の数値でしか無い。
その人の本当の価値は生まれてきて今その瞬間まで何を成し遂げたか、人生の濃密さで決まるものだと思っている。
だから安易に年輪の数だけでバウムクーヘンの美味しさを判断するのは誤っていると言える。

⑸ボディタッチされたら好きになる
これは恋愛経験が少ない人ほどあり得る話だろう。
内情を知らずに自分に好意があるんじゃないかと誤解してしまう。
一つ言えるのは、女性って結構どす黒いの持ってるのに案外平気で近付いてくるから、男には分からない領域があるということを念頭に置いてもらえれば。


こういったものの根本には
「何か条件を満たした時にその人の価値を認める」
という考えがある。

外的要因であったり、自分の事を褒めてくれる人だったり、都合の良い存在だったり。


そういった「条件」が簡単であればあるほど、それに比例して簡単に関係が破綻する。
付き合ってもすぐ別れたり、仲間だと思っていたのに裏切られてしまったり。

そんな浅はかな関係を持っていればいずれ破綻し、自分に何かしらの害となって返ってくることもあるだろう。

「頭」で恋愛や人間関係を作ろうとしても、お互いにプラスになるような魅力的な関係は絶対に構築出来ない。

そしてこれらの安易な関係構築で"自己満足"を満たしたり、"自分だけが得をする"状態を作ろうとしている。


相手を利用したいから、「愛」や「好意」の確認作業を行ったり、気を引くため、嫉妬させるために異性と関わりを持ったりして目の前の現実からとことん目を背ける。
本質とは向き合わない。
これもまた「足ツボ」であると言える。

これらの浅はかな状態を抜け出すために何をすれば良いか。それは宣言をする事だ。
「俺は上辺だけの関係作りを辞める」

そして、そのようなバイアスをかけて見てしまう人から一旦距離を取る事が大事だ。
それがたとえ家族のようなとても近しい存在であってもだ。


近くにいればいるだけその目は曇ってしまい、自分だけでは判断出来なくなってしまう。

それを客観的に、冷静に判断するため物理的に距離を置けばとても素直な気持ちの自分と巡り会える。

勿論、距離を置く事が難しい人も多いだろう。
その場合は、自分の理想とする人たちがいるコミュニティに参加したり、自分とは全く違った価値観を持っている人の話を聞くだけでも十分に価値がある。

今の時代便利なもので、SNSで簡単に人と繋がれるし、オンラインサロン等同じような目的意識を持った人と関わる事はとても容易だ。


だからちょっとの勇気を持って、今の自分の領域とは違うところにほんのちょ〜っと足を踏み入れた瞬間人生が変わる。

そんな事をしていると、今までの自分の人生では出会えないはずだった人と出会えるかもしれない。
何か自分の人生を大きく変えてしまう人と出会ってしまうのかもしれない。


それは、現状を続けているだけの甘美な日常を過ごしているだけでは得られない体験だ。


上部だけの関係を、ほんの少しの勇気を持って抜け出した時に全く新しい人生がスタートする。
そりゃあ今までと違う道を歩むんだから辛い事も多いし、しんどい事だって数え切れないぐらいあるだろうさ。

でもそういった苦労こそが人生を輝かせるスパイスであり、振り返った時に「あんな事したこともあったっけな(笑)」と笑い話のネタに出来るってもんよ。


だから勇気を持ってちっちゃな一歩を踏み出してみようか。


今日はここまで。
じゃあ次の記事で✋

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