2021年シーズン数字で見る徳島ヴォルティス
あっという間の一年でした。2度目のJ1昇格も、残念ながら1年で降格しました。しかし、徳島ヴォルティスは確かな爪痕を残せたのではないでしょうか。とても楽しい一年でした。ぜひ一年で再びJ1の舞台に戻ってきてほしいものです。
さて、2021年シーズンを数字で振り返ってみたいと思います。
戦術面での振り返るほど知識がありませんので、そちら方面は他の方にお任せし、勝敗表(の数字)をこねくり回してみたいと思います(苦笑)
ただ、数字と言っても戦術に絡むスタッツなどは使っていません。
全節勝敗表
38節時点の最終結果
勝数
勝数10のところ、先制して勝利した回数は10。すべて先制勝利でした。
クリーンシートは7回、せり勝ったのが3回でした。
分け数
ドロー6回のうち、追いつかれてドローになったのが4回。
この4回をいかに減らすか、大事なポイントですね。
また、スコアレス1回、逆に追いついてドローになったのは1回でした。
負け数
負け数22回のうち、先制されて負けたのが20回で、残り2回が逆転負け。
前半に失点して負けたのが13回、うち前半15分までに失点しているのが8回でした。
また、無得点で負けた回数15でしたが、逆転に持ち込めなかったものの、9月以降の負け6試合中3試合は得点を返しています。
ホーム&アウェイ戦績
連勝・連敗
選手別ゴール数
垣田選手と宮代選手は、もう少しで二桁、惜しかった。岸本選手もFWと言ってもいいのではという結果です。そして石井選手の1点は大きかったと思います。渡井選手や小西選手のゴールもワクワクしました。西谷選手は複数ゴールしている印象があったのですが1でした。取消分の印象が残っていたのかもしれません。一美選手が途中加入ながら2得点も素晴らしい。もう、みんな素晴らしい!!
オウンゴール
2021年シーズンはオウンゴールに苦しめられた印象だったのですが、実はヴォルティスも2得点していたのですね。
監督戦績
2021年シーズンは、コロナのためダニ監督が来日できなかったため、甲本ヘッドコーチが代行しているため、監督戦績表を作ってみました。
ダニ監督については、前半と後半で分けています。
個人的には9月の川崎F戦からが、ダニ体制の試合だったと思っています。
コロナがなければ、前半戦苦しむでしょうが、後半で巻き返せたのではと思わせる内容ではないでしょうか。タラレバを言っても仕方ないのですが、キャンプからダニ監督が入国できていたらと思わざるを得ません。
ホーム戦、観客数
ホーム戦19回中、平均5,631人でした。
最高値および最低値は、次の表の通りです。
コロナがなければ最高値1万超えていたのではないでしょうか。
最後に印象に残った試合
数字ではなく印象に残った試合は、15節名古屋とのスコアレスドロー、29節の川崎F戦(1対3敗戦)。この2試合はともにホーム戦で、勝ちはしませんでしたが、スタジアムの一体感がすごかったのです。語彙力がなく表現しようがないのですが(苦笑)試合中の手拍子、試合が終わってからの余韻、どちらも言いようのない感覚でした。これこそ”we are one”を体現したような感じだったのかもしれません。
以上、徳島ヴォルティスの2021年シーズンを数字でみてみました。
J1昇格と共に監督の交代、コロナで監督が来日できない、外国人助っ人も来日できないなど、助っ人外国人も家族が入国できないため退団、連続オウンゴールに悩まされる、最終試合では強風が吹きホームがディスアドバンテージになるなど、これでもかと襲いくる逆境の中、最後の最後まで粘って残留争いができたことは凄いことなのではないでしょうか。もちろん残留という結果は伴わなかったのですが、努力したことは経験として残るでしょう。
来シーズンは、選手が大幅に入れ替わるかもしれません(出きれば現有戦力そのまま残ってくれるのが希望ですが)。しかし、徳島ヴォルティスのスタイルを継続していれば、徳島でサッカーをしたいという選手は必ずいると信じています。
選手は入れ替わっていくと思いますが、今のスタイルを継続し、引き続き楽しいワクワクするサッカーをみせて欲しいと思います。
そして、ぜひ1年でJ1復帰を目指しましょう!