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金なのか!2021年第27節(敗戦)を終えて、ヴォルティスの財務状況をJ1クラブ比較

さいしょに

2021年8月29日、第27節、福岡戦、3対0の惨敗でした。やはりJ1は金がなければ、勝てないのか。徳島ヴォルティスもJ2優勝チームの選手がほぼ残り、補強も行っていました。コロナで外国人選手や監督の合流遅れはありましたが、少しずつ戦術もフィットしてきていると思っていたのですが、結果は連敗です。ここで、あらためて、本当に金の力が必要なのか、2020年度の財務状況をクラブ経営情報開示資料をみてみます。

売上高

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単位は百万円です。J1クラブに徳島・福岡を追加、また、開示情報に載っていなかった柏と湘南は別途WEBから転載しています。右側の列は2020シーズンの順位です。徳島と福岡は昇格組なので、空欄にしてあります。

J1は、やはり、売上高も高いです。そして、徳島は、見ての通り下から3番目です。

スポンサー収入

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スポンサー収入は、ほぼ真ん中です。大塚さまさまです。大塚あっての徳島ということが、よくわかる表です。

入場料収入

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入場料収入は、最下位です。昨年は制限がありましたので、参考程度にしてください。ただ、普段のシーズンなら徳島も多いでしょうが、それ以上にJ1は多いことでしょう。

チーム人件費

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売上高が下位とはいえ、スポンサー収入もあるので、もう少し上にいるかと思いきや、最下位でした。

ちなみに、今年は予算アップしています。(日刊スポーツの記事「徳島は予算約4億円アップ、現有戦力中心でJ1へ」によると、記事タイトルにもあるように、予算4億円アップで、総予算、約20億とのこと。(J1平均予算は50億))

そして、年俸は別サイトから参考に記載しておきます。(2021年徳島ヴォルティスのチーム年俸は、サッカーJリーグ チーム別年俸ランキングによると4億5580万円。ダニエル・ポヤトス監督の年俸も、同サイトによると2000万円。)

総合

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売上高からチーム人件費まで、順番にみましたが、やはり、J1クラブはお金が掛かるということが、よくわかります。そして、お金の面でみると、徳島は下位、順位も順当と言われても仕方ない状況です。

同時昇格した福岡が上位にいることが驚異的です。過去の記事を探してみると日刊スポーツの記事「福岡J1定着へ人件費大幅増「5年周期」食い止める」に、人件費を「20年度の約10億5000万円から、今期は約17億円に増やす見込み」や、「福岡市や首都圏での営業強化はもちろん、J1昇格で入場料も値上げ」「手薄だったグッズ販売にも力を入れていく」など、覚悟をもって必死に増額していることがわかります。

同時昇格したことで、徳島と福岡が比べられますが、福岡は、これまで何度もJ1に昇格しており、そして降格もしています。それだけ経験をつんでいるということです。対して徳島は1度だけです。やはり、経験が少ないことが違いに表れているのでしょうか。

最後に

経験もなく、お金のない、徳島ヴォルティスです。

しかし、徳島ヴォルティスは、組織力のチームです。選手だけではなく監督、スタッフも含めて一丸となって、苦しい戦いに臨んでいると思います。負けが続くと、下向きになりがちですが、ここは上を向いて、踏ん張りましょう。選手・監督・スタッフを信じて、応援しましょう。

残り11試合、厳しい試合が続きますが、J1に残留しましょう。

「WE ARE ONE.」

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