メタバースは所詮インテリの道楽なのか?

 メタバースだ新たな経済圏だとは言いますが、コンバインより難しい機械を扱ったことのない田舎者にどんなメリットがあるのか、そういった事ばかりが気になります。

 私の身の回りの人間というのは6割が年寄りです。残りは田舎育ちの若者で、EXCELの表計算も知らないような人間がほとんどです。
 人間社会というのは、ごく一部の技術者とその他のローテク人間によって構成されていると認識しています。少なくとも、バーチャル環境保全軍事基地で仕事を始めてから30年余りをそういった環境で過ごしてきました。

 最近はメタバースという概念がもたらされた社会がどのようなものになるのか?これからの時代に何が必要なのか?地球から酸素がなくなるから自転車のチューブを買い占めたほうがいいのか?
 そんな話題を題材に、持論をこれみよがしに見せつけるのが現在の流行のようです。
 私もその流行に乗っかってみたいと思います。
 私が思う、メタバース社会というのは

多分死ぬまで関係ない

 日本という国に限った話でいえば、多くの方がこうではないのかと考えています。
 しかし実際、関係ないというのは語弊があります。恐らく強制的にXR的な技術を組み込んだスマホとかが店に当たり前に並ぶ時代がすぐにきて、みんなそれを持つことで、技術から生まれた道具は普及するだろうとは思います。
 が、日本という国に限った話でいえば(2回目)、それは生活の手段の変化であり、文化の更新ではありません。

 多分、世の中の多くの人々は、その変化に不便さや窮屈さを感じながらこれまでの生活様式を無理やり続けていくことになります。
 そうして時代においていかれた人々が物理的に消え、新しい世代だけの時代になって初めて、誰かが唱え始めたメタバースの地盤が出来上がるのでしょう。


 私が生きている間に、メタバースはこの田園地帯にどのような変化をもたらしてくれるのでしょうか?
 興味はありますが、あまり期待はしていません。

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