【映画評】「マルクス・エンゲルス」(2017) きちんと赤狩りしておけば……
「マルクス・エンゲルス」(ラウル・ペック、2017)☆☆★★★
うっひょー、アカだあ!おーいみんな、アカがここにいるぞ!アカのプロパガンダだ!
いやはやこれには驚いた。まさか今どき、ここまでストレートにマル・エン礼賛を噛ましてくる監督がいようとは思わなかった。ハリウッド的ヒーロー映画の手法とポリコレの精神で現代に蘇る、リベラル(!?)の先駆者への惜しみない神格化!おまけにエンディングで流れるのはディランの「ライク・ア・ローリング・ストーン」である。堪忍してくれよ!
や