未来のUI、もうVRChatにあるってよ。/ VRで行くスイス・イタリア旅行! #VRChatワールド探索部 活動日誌 Vol.8
タカオミです🔥
今週もやってきました、VRChatワールド探索部!
回を追うごとにメンバーも増えて、毎週本当に楽しいわ。ありがとうVRChat。
というわけでやっていきましょう!
自宅から訪れる、18世紀スイスの秘境!「SOGLIO VILLAGE」
ノーベルチョコさんによる、スイスの「ソーリオ村」を丸ごとVR化したワールドです。
画家セガンティーニが「天国への入口」と評したことで有名な、18世紀の姿をそのまま残すソーリオ村。
秘境とも呼ばれるだけあって、実際に行くのはかなり大変のようなのですが、VRChatなら関係なし!
あったかい自宅にいながら観光できちゃいます。
村を散策する犬さん……こと、sabakichiさん。今回の探索からご一緒していただいてます!
異国の細い路地って最高だよな。
空も飛べるのでこんな空撮写真も!
遠景の山々が綺麗〜〜。
撮影は一眼+Insta360とドローンを組み合わせて行われてるそうです。
続いて同じくノーベルチョコさん作の「VENICE BASILICA SALUTE」、「VENICE CANAL WIDMANN」もご紹介します。
こちらもフォトグラメトリーワールドで、かの有名な水の都「ヴェネツィア」の街並みが再現されています。
「VENICE BASILICA SALUTE」、サルーテ聖堂!!迫力がある。これだけ見るとVRChatのワールドとは思えないですね。彫刻がすごい。
この彫刻、近くで見てみると意外と結構ローポリゴンなんですが、離れて見てるとすごく精巧なものに見えます。そういう風に感じるデザインなんだろうな〜。
ヴェネツィアといえば街中に流れる運河「カナル・グランデ」ですよね。このワールドではなんとゴンドラ(ボート)に乗ることもできます!
ゴンドラから見たサルーテ!綺麗だなあ。
そしてこちらは「VENICE CANAL WIDMANN」です!水の都だ〜!!
もちろんここでもゴンドラに乗ることができます。すごいヴェネツィア感を感じる。VRの風…なんだろう吹いてきてる確実に、着実に、俺たちの方に。
フォトグラメトリー系のワールドにきたのは久しぶりですがやっぱりいいですね〜!
このご時世でも異国の地を体験できるというのは嬉しいですし、VRChatで遊びに行ったことで現地にもいつか行ってみたい!という気持ちが強まります。
これからの観光産業は、一度VRで体験してもらって人を誘致するのが主流になるかも!
作者のノーベルチョコさんによると、まだpublic化していないワールドがいくつかあるらしく、今後の公開が待ち遠しいです!
みんなでVR観光しよう!
なんだこの”現実”感は…!?めちゃめちゃ実際にありそうなショッピングモール「XRShop World」
まだプレオープンということなのですが、Gugenka社によるVRショッピングモール、「XRShop World」に来てみました。
空中に浮く丸い照明や蛍のような粒子が綺麗!なんか若者向けのオシャレな街にありそうな感じ!
モールの設計はVRワールドというより現実のモールに近い感じでした。スケールもすごくリアルに作られていて、そのまま現実に持ってきてもなんの違和感もなさそう。遊びに行く時は人間サイズや少し小さめのアバターがちょうどいいかも!
2階にも通路があって見晴らしが良かったです!私はVR移動noobすぎて何度も落下してしまいましたが…。
「通路」っていう概念がVRChatのワールドではなんだか珍しい気もする。
XRShop Stageというのもありました!ここも現実みのあるスケール感でいいですね。トークライブとかやるのかな?
てっきりいくつかはお店がもうやっていると思っていて、課金……というか何かしら商品を購入する気満々だったのですが
今のところはVIVEのストアだけがオープンしている状態でした!VRゴーグルは気軽に買えない😭
ただ、照明が多いエリアを見てるとちょっとFPSが落ちちゃうのが少し気になりました。私のパソコンは一応メモリ16ギガでRTX3070とミドルハイスペック?ぐらいのPCなんですが、それでも多少は重くなってしまうので、ライトなPCを持っている方だと結構きついのかも?とちょっと感じます。グランドオープンの際には軽くなってると嬉しいな〜〜!
これからいろんなお店が開いて買い物体験ができる日が待ち遠しいです!オープンしたらXRShopでいっぱい課金するぞ!!
店ができる前のワールドというのも、開発中のモールを見学しているようで新鮮な気持ちになれます。今だけしか味わえないのでオススメ!
今後の展開も楽しみなXRShop World、ぜひ一度足を運んでみてください!
これがUDONの力……!みんなで遊べるVRビリヤード「HARRY'S 8 BALL」
スイスとイタリアを観光し、ショッピングモールで歩き疲れたので(大嘘)、いま流行りのビリヤードができるワールドにやってきました!
最近Twitterでよく見かけるこちらのワールド、「とにかく楽しい」ということなので探索部メンバーでさっそく遊んでみます。
9ボールと8ボールがあって2:2の対戦も可能と。ほーん。
あーなるほどね、両手でキュー持って。ふーん。
……たっ、楽しい〜〜〜〜!!!!!
体を台に埋めながら打ったりもできてしまいますが、それ以外は完全に「ビリヤード」!
ここで練習したら実際のビリヤードも上達するのでは?と思うほど。
sabakichiさんも「これはまさにバーチャルなリアリティだよね。」と仰っていましたが、本当にそうなんです。バーチャルなリアリティビリヤードなんです。
遊べるワールドっていいですよね。ただ話してるよりも会話が弾むし、人との距離も近くなりやすい気もするし、VRデートにも良さそう(相手はいませんが)。
ビリヤード中の三日坊主さん、世を忍ぶ仮の姿になってた。めちゃめちゃ美形。
よく見ると胸元に本体がぶら下がっていますね。
UDON、恐るべし……。VRChatでの姿のまま色々なことができるようになるとめちゃめちゃ楽しいですね。特にビリヤードは動作もゆっくりで、物体の抵抗もあまり関係ない競技なので相性もいいのかも(バスケとかはちょっと大変そう)。
VRChatビリヤード最強決定トーナメントとか開催してみたいですね!我こそは!という方はぜひ。
Shaderで紡がれる幻想の世界。「Treehouse In The Shade」
お次は三日坊主さんオススメのワールド、Theehouse In The Shadeにやってきました。
なんだか幻想的な風景が広がっていますが……
このワールドはこちらのメニューパネルを操作することで、
めちゃめちゃ色々な世界を楽しむことができます!その数なんと40種類!
これらの多彩な表現すべてがShaderによって生成されているというのですから驚きです。Shaderってどんなことでもできる魔法なの?
もちろんShaderの中を歩き回ることも可能!
遊びに来てくれたらくとあいすさん。TOUCH CONTROLというパネルを触ると、選んだShaderの色や形を変えたりして遊べるみたいです(変化するパラメーターはShaderによって異なる)。
ちなみに空を飛べる装置もありますが、結構グルグル回るので慣れてないと酔います。ものによっては一瞬で三半規管がおかしくなりますが、fukukozyさんとsabakichiさんはむしろ「俺たちはVR酔いを望んでいる」とばかりに飛び回っていました。狂人か?
Shader製のクラゲをバックに自撮り。
Shaderって、なんとなーくどういうものか知ってはいたのですが(私が昔使っていたQuartz ComposerもShaderのようなものですよね?多分……)、こんなに色々な表現ができるなんて!
いったいどうやって作っているのか想像もつかないですが、こんなワールドが2018年の時点ですでに公開されていたということに驚きを禁じえません。この記事だけでは40種類あるShader表現を到底紹介しきれないので、ぜひ実際に行って体験してみてください!
あっ、未来のコントローラって ここにもうあったんだ。「D:0629」
今回最後にご紹介するのはこちらのワールド!ご存知phi16さんによる、未来すぎるUIが体験できるワールドになります。
どうやら空中に発生している、文字のような図形のパーティクルを操作できるワールドのようですが……、
UIについての説明は特にないので初見では何がどう繋がってるのかわからない感じ。虹色のとこを触るとパーティクルの色が変えられるのかな…?ということはわかります。一切言葉が書かれていないので、どこか異世界の装置のような趣もありますね。最高。
「触ってるうちにだんだんわかってくるというのも良いんですけどね」と言いつつ、慣れた手つきで操作するphi16さん。制作者ご本人に使い方のレクチャーをしてもらいました。贅沢な時間や!
あれよあれよという内に、なんかすごくカッコいいパーティクルが作れるようになりました。訳がわからないんだけど?魔法か??
詳しい説明は省きますが、このUIの特徴は3次元的な操作が可能であるという点です。普通コントローラーはレバーにしろマウスにしろ上下左右に動かすとか、2次元的な動きしかできないんですが、このphi16さん製のUIはさらに前後に動かすことでパラメーターが変化します。ひとつの操作レバーで3種類の情報を取得できるということですね。
また、三角形や五角形といった図形が使われているという点もおもしろく、UIの真ん中に存在する大きな三角形は左右のパーティクルをミックスするフェーダーなのですが、上下で発生量の総和(下に行くと0%)、左右でバランスを調整できるようになっています。なるほど、理解できるとめちゃめちゃ納得の行くデザイン!
一見すると「何が何だかわからないけどカッコいいUI」なんですが、操作して使い方がわかるようになると、そのデザイン性の高さに驚かされます。全てが合理的になっていて、むしろ「使いやすさ」すら感じるUIなんです。実際に触ってみて、「After Effectsで使えるTrapcodeのParticularにもこんな感じのコントローラがあったら便利なのになあ」と思ったほど。よくこれだけの狭い面積(容積?)にこれだけ自由度の高いコントローラを作り上げたなあと感心しきりでした。
とはいえまだ我々人類が3次元UIを扱うには少し慣れが必要そうですが、もしかしたら未来の人たちはこんな感じのUIを当たり前のように操作しているかもしれませんね。う〜む、こんな体験があるなんて、VRのUIは奥が深い。
phi16さんが手がけるワールドはめちゃめちゃ面白く「あらゆる人に体験してほしい」という気持ちが湧いてきます。こちらのワールド、public化はされておらず、チワさんが作っているポータルワールド「Tiwa's Portal World」から行くことができます。一度体験してみることを強くお勧めします!そしてぜひ使い方をマスターしてほしいです。
今週の探索日誌は以上になります!
実は今回、約6時間ほどVRChatワールド巡りをしていまして、10個のワールドに行ったんですが、流石に全てを紹介することはできず……。オープンマイクみたいな文化のあるワールドとかめっちゃ良かったなあ。
また改めて紹介したいと思っていますのでぜひお楽しみにしていてください!……と言っている間にも新しいワールドが増え続けているVRChat。一生かけても探索は終わらなさそう。
次週は音楽系ワールド特集を予定しています〜〜!!更新をお楽しみに!
制作:VRChatワールド探索部メンバー
タカオミ https://twitter.com/takamin_
隠岐 和史 https://twitter.com/uvwuvw
稲垣 佑樹 https://twitter.com/Yuki56ee
三日坊主さん https://twitter.com/mikkabouzu777
FUKUKOZYさん https://twitter.com/hukukozy
sabakichiさん https://twitter.com/knshtyk
ゲスト:
らくとあいすさん https://twitter.com/rakuraku_vtube
phi16さん https://twitter.com/phi16_
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