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VR演出についてかんがえてみた|後編:未来の話
「VR演出」について、さまざまな方法でVR演出を手掛ける方々とざっくばらんにお話をしました。
メンバーは
サンリオバーチャルフェスのB4で去年に引き続き圧倒的なパフォーマンスを見せたキヌさんとそのエンジニアリングを担当したtanittaさん、
スケールの大きな“旅”のような体験を提供したBeyond a bitのEstyOctoberさん、AyanoTFTさん、Yuki Hataさん、
アーティスト・TORIENAさんのパーティクルライブ演出を担当した三日坊主さん、ちゅーたなさん、
サンリオバーチャルフェスのバーチャルパレード「Musical Treasure Hunt」のディレクション・演出を担当した0b4k3さん、fotflaさん、
VR演劇「Typeman」でVRサウンドエンジニアを担当したらくとあいすさん。
セコンドとして、VRChatワールド探索部のタカオミさん、phi16さんが参加します。
今回は、前・中・後編に分けてお届けします。
前編では、サンリオバーチャルフェスB4を軸として没入をもたらすポイントや主体の取り扱いなどについて、中編では、同じくサンリオバーチャルフェスB4を軸に「音と演出」の関係性についておはなししました。
後編では、これからのVR演出についてかんがえてみました。
なお、本記事は主に「ソーシャルVRでVR機器を使用して経験したこと」をもとに議論しています。故に、本記事で触れるVRも主にソーシャルVRでの体験を指しています。また、VR機器を使用した体験全般を「VR」と表記しています。(2023年1月28日収録)
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「インタラクション」と「学習」について
phi16
全体的に話は盛り上がって、現在について言語化できたと思います。
ここからは「こういうの見たいよね」とか「こういう技術があるんだから、VR演出でこういうこともできるよね」「こういうのあり得ないけどめちゃくちゃ面白いし見たいね」など未来の話をしたいです。
坊主さんどうですか。
三日坊主
(笑)
もうちょっと“影”を使いたいなと思っていて。“影”を使えば、もっと遊べると思っていて。
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phi16・fotfla
分かる。
phi16
影だけ出すのは坪倉さんが昔やってたね。
fotflaさんも地味に影いじってましたね。
fotfla
やってるやってる。
影が黒じゃなくて奥に宇宙が見えるようになっているやつ。
EstyOctober
影を利用するのって、リアルの演出やインタラクティブアートでも、結構な数の演出があるというイメージがあるんですけど、その中でも手を延ばしたい影の使い方のジャンルはあるんですか?
三日坊主
立体的であってもいいし、集合してもいいだろうし...
fotfla
個人的には変形というよりは「影の奥の空間」を使いたいというのはある。
phi16
絵づくり的な方面かな?
fotfla
まあそうかな。
キヌさんとかの演出でもあるけど、空間に穴を開けて、そこから出てくるとか、そういう点では同じなんですけど、そこでは意外と影を使ってない。
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キヌ
一個思いついた。
お客さんたちの影が集まってでかい影になって、そこからよいしょって私が出てくる。
皆
良いですね(笑)
タカオミ
具体的すぎる(笑)
来年の演出になりそう。
キヌ
お客さんの影を使うのは楽しいと思う。
三日坊主
“窓”にもなるし、ものとしてもそこにいる感を出せて、色々な角度から色々使えそうな気がする。でも技術的にはちょっと難しそうな気がする。
キヌ
お客さんの影が浮き上がって一緒に踊ってくれるとかね。
タカオミ
自分の影が踊ってたら「俺も踊らなきゃ!」という気持ちになるかも。
EstyOctober
AyanoTFTさんは次どういうジャンルを開拓したいとかあるんですか?
AyanoTFT
さっきのオーディオリアクティブの話もそうなんだけど、らくとあいすさんもいるから話したいのが「インタラクティブ・ミュージックを良く見せる」のすごい難しそう、みたいな話をしたいかも。
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EstyOctober
なるほど。「効果的なインタラクティブさってなに?」というところは疑問に思うところはあるんですよね。
AyanoTFT
今回だと、memexがやろうとしてたやつの話だと思うんですけど、phi16さんの感想の記事とかを「そうだよね」って思いながら読んでたんですけど。
あれを良く感じさせるのってすごく難しいよねと思っていて、技術的にはやりたいのもすごい分かるし、やったら面白くなりそうって気持もすごい分かる。ただ実際にやってみると結構難しい。
phi16
memexはもっと観客に動いて欲しかったみたいで、動いて関係性を変えてほしくて。そうするとどんどん音が変わっていくから、っていうところがあったみたいです。だから「動きなさい」という命令がひとつあれば、もっとインタラクティブになり得たかも。
らくとあいす
昨日、少人数で体験したら大分印象が違いましたね。インタラクティブだということが分かったというか。
【🌎ワールドリリース / 解説🌎】
— memex (@memex_am) January 22, 2023
SANRIO Virtual Festival 2023にて初披露した
Interactive Pop Song「Observer Effect」を
VRChat PC / Quest 両対応ワールドとしてリリースしました。
memex - Observer Effect
URL: https://t.co/J26uyYZCkc#VRChat_world紹介#memexDDD#サンリオVfes pic.twitter.com/JPMmQqvKGt
phi16
それは「学習」なんですよ(笑)
らくとあいす
3~4人くらいでやると曲の展開に対して密集すると盛り上げることになるし、離れると音が疎になるみたいになるということが分かる。
fotfla
インタラクティブという言い方が難しいというか、もったいないみたいな感じがあるよね。
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phi16
少なくともmemexのはインタラクティブ性がどこか分からない感じがある。
fotfla
インタラクティブとそうでないやつの区別がつかない。一方で、ワールドになると何回も体験できるのでそれが分かるし、面白くなる。
phi16
ライブで一発でチュートリアルを済ませるのは無理があるってことですね……
らくとあいす
ライブでのインタラクティブ・ミュージックと固定のワールドでのインタラクティブ・ミュージックというので大分違いそう。
fotfla
丁寧に観客に仕込みをしないといけない。
「こういうことをするのでこういうことをしてくださいね」というフリをちゃんとしてからでないと、ライブとして活用するのは難しい。
らくとあいす
Typemanはチュートリアルを結構丁寧にやってたかもしれないですね。
Typeman:VRアニメーション監督の伊東ケイスケ氏が監督を担当したVR演劇。バーチャル空間上でリアルタイムに演劇が行われ、アクターと体験者がコミュニケーションを取ることができるインタラクティブな作品となっている。ヴェネチア国際映画祭やレインダンス映画祭で高い評価を受けている。らくとあいす氏がVRサウンドエンジニアを担当。
fotfla
そうですね。
らくとあいす
しつこくしつこく押させてた。
phi16
学習は大事ですね。
EstyOctober
重要ですね。次はそこをやりたいと思っていますけど。
タカオミ
自分がどう影響を及ぼしているかを理解できないと――
phi16
――インタラクションは意味がないですよね。
昔、K.u.(くう)Ambientflowさんが自分で好きに音を出せるっていう『おとあそびえんと』をやっていたじゃないですか。
あれは「どうなんだろう?」と思うことはあって、発音は間違いなく自分がやっている自覚はあるので、そういう意味ではインタラクティブだと思うんですけど、それで終わってるイメージもちょっとだけある。
おとあそびえんと:K.ᴗ.(くう)さんが展開する音楽あそびのコンテンツ。
ゆるやかな「アンビエント(環境音楽)」とリトミックのメソッドを応用した音楽あそび『おとあそび』を組み合わせた上で、使う音をあらかじめ限定することで、何を弾いても いわゆる「ハズレ音」を生まずに演奏を通した交流を可能としている。
もともとはリアルでの観客参加型のライブとして行われていたが、VRChatやclusterなどのソーシャルVRでも体験できるコンテンツとしても展開されている。
キヌ
『おとあそびえんと』は発音してもらうこと自体に意味があるのかなと思ってます。
音楽に、音を出して参加する第一歩を踏み出してほしいというところ。
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phi16
まず発音こそが大事だということですね。なるほど。
らくとあいす
自由度を下げることによって発音のハードルを下げるというか。
自由度が高いほど不協だと思ってしまうことが多くなって、発音するハードルが上がって、鳴らしづらくなるんですよね。
『おとあそびえんと』は鳴らした音の領域もそんなに広くないし、音量もそこまで大きくない。しかもどの音を鳴らしてもいい。
音楽的な表現の幅はすごく広くはないけれど、気軽に触ってみても事故が起こらないというところはありますね。
phi16
Amebientもそういえばそうか。
らくとあいす
Amebientも結構そういうところありますね。だから、トレードオフがあると思います。
fotlfa
Amebientには学習がある。
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らくとあいす
そう。段階をつけているから。
phi16
学習もさせているし、自由度も下げているはず。
fotfla
でも学習が走らないと永遠にあのままっていう。
三日坊主
それを許容しているのがいいよね。
phi16
ワールドだからね。
EstyOctober
個人的に仕組みをつくるというところで難しいと思うのは、ライブ中であれば演出の最序盤に、いかにしてちゃんと仕組みを学習してもらうか、のところ。
次のステップは、学習できたところでそれに対して「アクションすることが面白い」と思える演出をつくらなきゃいけない、という難しさがある。しかもそれを「みんなでやること」に意味がなくてはいけなくて。
一人でやって変わるじゃんと思ったところで、フェスの中でやる効果は薄くなってしまうので、「どう学習してもらうか」と「どう行動してもらうか」でふたつの難しさがあって難しいよな~と考えちゃいますね。
キヌ
「どう見せるか」と「どう動機付けるか」?
EstyOctober
動機付けというよりかはどう楽しいと感じてもらうかですね。
phi16
それが動機になる?
EstyOctober
動機って言っちゃうと、楽しくなくてもそれをやらなきゃいけないという風になっちゃうんですよね。ある種強制されるというか。
私は動機というより、「みんなで楽しむ」というところにどうやって持っていくかの方が重要だと思うんですよね。強制するのは強制する仕組みをつくれば簡単なので
phi16
動機を目指すよりも楽しさを目指すのは大事ですね。
EstyOctober
しかも、それは「一人の楽しさ」ではなく「みんなでやっていることの楽しさ」でないと、フェスとしては惜しい範囲になってしまうのではないかと思うんですよね。
ちゅーたな
ライブは回数が限られているのが要因として、すごく大きいと思います。
失敗しても、次で最高の100%の楽しさを出せるなら良いですけど、僕たちはその一瞬で100%を見せたいから、学習させるのはなかなか難しいなと思って、僕たちもTORIENAさんのライブでインタラクションを入れようとしたけど、最終的に外しちゃいました。
fotfla
めちゃくちゃ分かりやすく、単純にするとかね。
三日坊主
ハートライトを持って~、とかね。
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ちゅーたな
そういう感じになりますよね。
0b4k3
アナウンスで「ハートライトを持って」はシンプルだけど強い、というのはありますよね。「持って振って」って言われたら「持って振るもんなんだ」って思うじゃないですか。
あと、ライブだと、演者が煽るという手法もありますよね。「こうすると楽しいからやってね」みたいな。
ちょっと違うけどALT3も最初はみんな遠慮がちで後ろの方にいるんですよ。だから、「前にきたら楽しいですよ」なんて言ってみたりしたんですけど、そしたらみんな前に来て踊ってくれるわけですよ。
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もちろん演出の部分に学習を表現として組み込めたら良いとは思うけど、それはめちゃくちゃ難しい。ので、ライブであれば演者が楽しみ方を学習させたほうが楽しいし良い気がする。
リアルのライブであれば「右の人イエーイ!」みたいなのとかやってると思うんですよね。
最近、ジェイコブ・コリアー先生がすごいことばっかりやっていますけど……ジェイコブ・コリアー先生のライブは、ある意味でインタラクティブ・ミュージックだと思うんですよ。ジェイコブ・コリアーが観客を指揮して、観客が楽器として演者にインタラクティブされてコーラスの一部にされている。
インタラクティブ・ミュージックって、お客さんがどの程度ライブに干渉している自覚を持てるかどうかだと思います。だから、そこがずれると冷めた眼で見ちゃう。特にバーチャルライブだと、そこを夢中にさせるのが難しいというのは大きくあると思うんですよね。
タカオミ
やっぱ『坊主が帰るライブ』なんだよな。
0b4k3
かえるライブ?
三日坊主
(笑)
簡単に言うと、お客さんが盛り上がってなかったら僕が帰るっていうライブ......(笑)
0b4k3
いいですね(笑)
phi16
盛り上がってなかったら段々と帰っていくのかな。
三日坊主
表情が変わっていくとかね(笑)
キヌ
頭の体積で盛り上がり具合を表現するとか。
Yuki Hata
どんどんしぼんでいくとか。
fotfla
盛り上がりを何かしらで可視化するみたいな。
AyanoTFT
今現在は、ライブでできるインタラクションはぶっちゃけなくてもいいけど、少なくともマイナスになり得ず、やったらちょっと嬉しい、が適切な落としどころになっていると思うんです。ハートライトがすごい良い例ですね。
けど、もっとすごい未来にあって欲しいのはmemexがやろうとしたやつだと思うんですよ。でも、現実的にはすごい難しくて、そこを超えていけるのか。
今話した限りだと、実際超えようとするとすごい難しくて大変だよね、という話だと思うんですけど。
phi16
ポイントが違うんだろうなと思っていて。
memexがやろうとした、ある意味曲を切り刻むタイプの手法ではない、ぜんぜん違う方法から攻めていった方が面白いと思います。ハートライトはそのひとつですけど。
まず曲を自分で操作したいかというと、私はそうではない。
さっき言ってた『おとあそびえんと』の話のように自分が音に乗れて嬉しいかもというのはあるかもしれないですけど、ライブは曲を聞きたいじゃないですか。
そうすると、そこにインタラクションがあるのは違う気がする。
キヌ
こういうのあってほしい兼うまくいかなかった事例として、去年のサンリオバーチャルフェスの時に手拍子で迎え入れられるというのをやりたかったんだけど。
インタラクトしたら拍手の音がするオブジェクトをつくってみたものの、あって欲しい体験としては上手く落とし込めていなかった。
バーチャルライブって、お客さんがわいわいしてたりとかのお客さんの反応を入れていくのって結構難しいじゃないですか。それが良い具合に入ってほしいな、というのは思う。
phi16
あれはキヌさんの曲が強すぎたんだと思う。
TheWaveVRとかモチポリの、手を近づけるとパーティクルが出る、くらいなら結構みんなやってくれると思うんですよね。
キヌさんのは拍手自体が曲に入っているじゃないですか。意味がある拍手の打ち方をしているから、私たちはそれに混ざれなった。
キヌ
あ~。
phi16
逆に本当にぱんっみたいな、なんていうのかな……
0b4k3
もっと単純なリズムってこと?
phi16
そうそう。
タカオミ
ビジュアルだけがあって音がなかったらやってたかも。
キヌ
そうなんだ。
phi16
もっと音が小さくても良かったかも。偉大過ぎる、あれは。
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0b4k3
普通に見とれちゃうよね。
キヌ
GHOSTCLUB 5.0 オープンのときに、0b4k3さんがかけた曲の手拍子の音がぱんぱん鳴る中でモニター一個だけ光って動いていくのがめちゃめちゃよくて、その時新しいGHOSTCLUBを一緒に手拍子して迎え入れている気持ちになったんですよね。
そういう一緒に迎え入れる感覚が、ライブでできるとすごい嬉しいなというのは思ってます。
phi16
確かに。気持ちとしてはしたいんですよね。
三日坊主
絵文字もインタラクションかも。
キヌ
確かに。絵文字はいいよね。
phi16
今現在で一番良いインタラクションは絵文字かもしれない。
よく冬の絵文字が飛んでるけど、めちゃくちゃいいですよね。かなりの確率で曲に合うんですよね。
0b4k3
コントローラーを持っているから手拍子しづらいというのは一番でかいですよね。
がちゃんがちゃんってなっちゃうし、音が入らない。
らくとあいす
同時性もないですよね。
リアルでお客さんのインタラクションが強いのは、演者だけだと人数を確保できない、というのがあって、「大量の人」という絶対にこっち側ではできない要素を提供してくれるという合理性があると思うんですけど、VRだとそれができないというのもありますよね。スタンプだと割とそれができる。同時性をそこまで重視しないというか。映像系だと同時性がなくてもいいけど、音だとユーザー主体で出す音だと同時性を確保できない。ワールド側でクオンタイズする手法とかはもちろんあるにせよ。
phi16
それだと曲になっちゃいますよね。
らくとあいす
ワールド側で鳴らす音にしかならないので。
0b4k3
求めてるやつとはちょっと違う。
らくとあいす
音は難しいんだよなー。
EstyOctober
インタラクティブ・ミュージック自体も現実世界でもうまくいってないものは色々ありますからね。
三日坊主
うまくいっているインタラクティブ・ミュージックってどんなのですか?
EstyOctober
私は知らない領域に入っているので、何か知っている人いますか。
fotfla
ゲームのイメージがある。
0b4k3
平沢進が過去にやっていたライブはインタラクティブ・ミュージックじゃないですか?
歓声の大きさでAかBか決めるみたいなライブがあった気がする。
平沢進が1994年から始めた「インタラクティブ・ライブ」は「ストーリー仕立ての観客参加型」マルチメディア・コンサート。巨大スクリーンに投影される文字情報や映像が観客の意志によって音楽と共に変化してゆくライブとのこと。詳細はこちら。
らくとあいす
盛り上がり度数が測れるとか。どうやったら測れるかとかはあるけど。
0b4k3
まあからだが動いているか動いていないかとかでしょうね。
三日坊主
頭振ってる速度。
phi16
ジャンルに寄りすぎるでしょ。
0b4k3
そうだね。そうなんだよね。
fotfla
盛り上がっているというよりかはチルとホットみたいな感じでやるとか。
0b4k3
「チルでーす」とか「ホットでーす」みたいな(笑)
正直VRでできるのは、右手あがったらチルとか左手あがったらホットですくらいなんだよね。
AyanoTFT
上か下かというのは無理なんですよね。なぜなら下になったら嬉しくないから。絶対上にならなきゃいけないという。それは良くないですよね。
チルとホットが良いのはどっちもよいから。
0b4k3
ポジティブにインタラクションしたいですもんね。
AyanoTFT
それでも一回きりのライブだとちょっと嫌なんですよ。だってチルにいったらホットにいけないから。
らくとあいす
インタラクティブしている時点でどちらかにしか行けないということはありますよね。
0b4k3
そもそもインタラクションをやるべきかやるべきでないかの話になってくる。
タカオミ
ライブは「片方を選んだら片方を選べない」ものであってほしい。巻き戻してどっちも選べちゃうなら、それはライブじゃなくなる気がします。
phi16
さっきの「すべて見たい」という問題に関わってきますね。
キヌ
別の会場で別の曲やってたとかそういうくらいのノリだと良いよね。
らくとあいす
3D音響を使った時点で自分がどこにいるかという選択で聞こえ方が変わるので、それが一番簡単なレベルのインタラクションですよね。「移動するという動作」に対するインタラクティブな変化。
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phi16
何がしたいかという点もありますね。
移動したことで音が変化するんだけど、それによって何が変化するかと言うと聞こえ方が変わるだけで終わってしまうのかなって。何かが大きく聞こえるととかだとまた違ってくるのかもしれないけど。
AyanoTFT
デジタルに制御されると悲しいみたいな感じもあると思っていて。
さっきタカオミさんの反応を見てEstyさんが嬉しかったっていう話があったと思うんですけど。つまり、周りの人の反応の話ですね。
EstyOctober
そこは結構肝かなと思っていますね。
AyanoTFT
それって本質的には、デジタルで制御されて別のルート見れなかった話と同じはずなのに、観客の動きでアナログの方のルート分岐が起きると別のルートに行けないのは当然だと思う。つまりリアルと同じ。一方で、デジタルにルート分岐を制御されてたら見れなくて悲しいと感じるという差があると思うんですよ。
phi16
デジタルって言ってるのは「自動化」という意味ですかね?
AyanoTFT
「収録済み」かな。ワールド側の制御によって起こるというか。
phi16
リアルのライブだったら人間が選択するということですよね。
場を見てそれを評価するのは人間で、どっちに振ろうかというのを人間が考える。
AyanoTFT
事前に用意された演出を選択している場合には悲しいみたいな話ですね。
インタラクションのシステムがどんなに高度になって上手くなってどんなに頑張ってつくり込んだとしても、そこの問題は解決しないよねって話がしたくて。
タカオミ
それ悲しいですか?
AyanoTFT
え、悲しくない?
タカオミ
別に悲しくはないですね。
AyanoTFT
チル見たらホット見れないんですよ。
らくとあいす
選択肢が有限だと悲しさが大きくなるという話だと思っていて、もはや選択肢でなくて連続値だったら、そこにはあんまり悲しさはない。
0b4k3
チルめのホット、ホットめのチル、みたいに細分化されていたら。
それでいうと、VRの良いところはもう一回見やすいところだと思うから、そういう意味で言うと、まあみたいなところはあるかなと思う。選べないさみしさがあるってのはめちゃくちゃ分かるけど。
タカオミ
ライブである以上、見れないものがあるということが良いことだと思うんですよ。
0b4k3
そうですね。
何を見たいかによる気がしますね。ライブに対して何を求めているか。
もちろん一回きりということの良さもめちゃめちゃ分かるから、それも当然あるんですけど。
tanitta
ライブを常設みたいな置き方をしちゃうとちょっともったいない、みたいなところはあるのかなと思っていて。
今まで話していたような、インタラクティブの100点を出せない問題みたいな話とかも常設とライブ性とのグラデーションの中で解決できたりするのかなと思いました。
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phi16
人間が今までの学習を捨てられればいいかなと思いました。
つまり、ライブと名づけない。既存の概念をあてはめないのが大事。
tanitta
縛られちゃうからね。
EstyOctober
今回、サンリオバーチャルフェスに参加してリアルのフェスに一度も参加したこともないままに「ライブの良さってなんだろう」と人生ではじめて考えるに至ったんです。
そこで考えたのが、みんなにとっては当たり前の話になりますが、同じ場所に集まって同じ時間を過ごして、そこで同じような感情を共有したような感覚になれる、という体験、つまり「みんなで盛り上がる」のは結構大切な要素なんだなという理解になったんですね。
お客さんの自由度の高さについて
タカオミ
お客さんの自由度がもっと高い演出も見てみたいですよね。
EstyOctober
そこは、私もやりたいなって一番感じているところです。
さっきも話しましたけど、私がサンリオバーチャルフェスで明確にやりたかったのは「演者がいない以上どこでも向いていい」という演出を活用しようということなんですよね。
これはある意味トリッキーなんですけど、ちゃんと機能してくれたなという感覚はあって。これを発展させるとなると、安直にいくなら、ライブ中にみんなが移動したりジャンプすることにちゃんと意味がある演出をつくる。誰かがライブ中にジャンプしたら、みんなが驚くという演出をちゃんとつくれたら、多分、楽しい演出にはなりうるんじゃないかと思います。
タカオミ
空を飛びたいですよね。
EstyOctober
必要性があれば飛びたいですね。
三日坊主
らくとあいすさんがVアートでやってた、色付きの水とかはすごいそういうの感じました。
お客さん側にInteractiveWaterがあって、お客さんが動いたら波紋と同じように空のオーロラがゆらめくみたいな。あれはお客さんが参加できる感じの要素でめちゃくちゃ良かったなと思いますね。
EstyOctober
参加することにどんな意義を持たせるかの方がやっぱ重要にはなるわけですよね。
何かの形で参加できるというスタイルを、ちょこっとでいいので開拓したいなみたいな思いはありますね。
みんなが驚いているところに気付いて自分もやろうか、と思えるルートがあるということは、個人的にはVR演出をつくって、新しく感じられる展開のひとつでしたね。
キヌ
お客さん同士のコミュニケーションが生まれるように。
EstyOctober
そうそう。
「驚いている人たちを見る」という種類のコミュニケーションですね。
らくとあいす
移動という観点だと、キヌさんのはステージを前から後ろにするという移動を含んでいると思うんですけど、もっと拡張して広い世界の中で移動を含めながらライブするみたいなのはまだあんまりないですよね。
fotfla
それこそ前行った『OXYMORE』はそうでしたよね。
OXYMORE:エレクトロニック ミュージックで使われている楽器や現代音楽の作曲家ピエール・アンリをオマージュしVRChat上に構築された仮想都市を巡りながら、アーティスト・Jean-Michel Jarreの音楽を体験するという作品。レインダンス映画祭にも出品された。
ワ探のこちらの記事でも紹介しています。
キヌ
あれは良かったな。
EstyOctober
あれは移動を強制されながら色々なところを見るやつで、直接世界を自分の足で移動する体験というものですね。体験を変える手段は自分の足という。
キヌ
そういうので言うと、WANDERLUSTめっちゃ良いよね。
今はワールド移動でロードが入っちゃうけど、将来的に世界と世界が地続きになってみんなが自分の足で世界を渡って行けたらいいよね。そうなるともっと楽しそう。
[VRCイベント告知] #WANDERLUST_VR Vol.8
— 超Bishamon / Tamon (@bishamon_bell) December 10, 2022
DJのサウンドの変化と共に、VRChatワールドを巡る旅へ。
DATE: 2022/Dec/23 (Fri)
OPEN: 21:30 / START: 22:00 (JST)
CONCEPT: Landing in wonders
DJ: Bishamon (Tamon)
WJ: kawauso
ORGANIZE: @Bishamon_bell, @kaha_uso pic.twitter.com/vZBfzsmbC9
WANDERLUST:毎回変わるDJが選曲した曲に合わせWJ(ワールド・ジョッキー)がワールドを選び、DJのプレイを聞きながらワールドを巡るというイベント。
タカオミ
フェスとかもそうなってほしい。
らくとあいす
全体が同時に鳴っていて自由に行き来できるようにするのか、演者側で設計した通りにみんなで一緒に動いていくのか、というところはありそうですけど。
phi16
観客に選択を要求するのは酷な感じがしますね。
らくとあいす
一緒に動いていくっていうことなら十分ありそう。
キヌ
参加の度合いなのかな。
盆踊りでみんなで踊るとかは、参加だけど何も会話してなくて、みんなで楽しいという感覚がある。
phi16
確かに盆踊りは楽しい。
EstyOctober
太鼓をみんなで自由に叩くと楽しいですよね。
phi16
ライブと言って、アーティストがいて「曲やります!」と言うと、こっちとしては受け止めるしかなくなるので。「みんな〜やりますよ〜わ~」くらいの感じで来てくれたら、こっちも参加できるかも。
0b4k3
これは僕の考え方ですけど、ライブって、やっぱり一方向性が強いからライブだと思うんですよね。
だから、ライブよりもお祭りの方がインタラクティブ性というか参加して楽しい、と思えるのかもしれない。今話しているものの先は、どっちかというとそっちかなと思いますね。

phi16
祭り、アリですね。
0b4k3
だから、祭りをしたらいいと思う。盆踊りの時に和太鼓だけじゃなくて、和太鼓以外の何かしらが置いてあって、みんなで参加するみたいなのはあってもいいと思うし。
らくとあいす
『おとあそびえんと』はその楽しさに近いですよね。
phi16
そう思います。
0b4k3
お祭りは自分から屋台で何かを買ったり、くじを引いたり、そういった行為に参加したくて行くので、めちゃくちゃインタラクションしに行くじゃないですか。
ライブはやっぱり自分の好きなアーティストの一から十までを全部見に行くぜ、みたいな感覚の方が強い感じがあるので、それを考えると祭りをベースに考えた方がインタラクションは上手くいくんじゃないかしらと思いました。
EstyOctober
ライブは「アーティストを見に行く」感はありますね。
Yuki Hata
演奏しに行きたい欲はないですもんね。
0b4k3
コールアンドレスポンスをしたいくらいかな。
EstyOctober
アーティストベースという話は確かにその通りかなと思ったんですけど、フェスのようなものが提供するものが何なのかという時に「アーティストが音楽以外も含めた体験を提供するフェス」という形になれば面白いなと思ったんですよね。
おそらく私が次のサンリオバーチャルフェスに参加するとなったら、ある意味類似の何かをつくってくるぞと皆思うわけで、私が突然ステージの真ん中で踊り始めたらみんな「えーっ」て思って終わるわけですよね。
キヌ
いや、みんな盛り上がるよ。
タカオミ
それはそれで盛り上がりそう(笑)
fotfla
身内だけで盛り上がりそう(笑)
phi16
アーティスト性って今言ったように堂々といることにより出てくる感じがしていて。「場を用意したからみんなきてね~」だとアーティストって感じは薄まるのかなと思う。
EstyOctober
やったらめったら主体性を要求する空間を「あーあの人の空間で動き回りたい」は結構難易度が高くて、イメージが湧かない領域ではあるんですよね。
「その人が考えた新しい体験や新しい音楽とかを体験しにいきたい」という思いがベースにはあると思うんですよ。
tanitta
話を聞いていて、存在としては、楽曲のというよりも視覚芸術的なアーティストになってくるのではないかなと思いました。
らくとあいす
インスタレーションに近いですかね。
EstyOctober
サンリオバーチャルフェスは、そういうジャンルの人たちが集う空間になっていく流れが今年でできてしまった感はありますよね。
phi16
少なくとも空間をいじる人間はいますからね。
らくとあいす
インスタレーションからライブへの接続は見たいですけどね。
自分で行動することによって世界にいる、という自覚を持ってもらった上で、最終的にライブに収束させていく、というのは見てみたい。
ちゅーたな
それこそ遊んでたら集まってでっかいアーティストになって、曲がスタートするみたいな。
タカオミ
ニューヨークにsleep no moreという建物を貸切ってやるミュージカルがあって。
色々な部屋で10人くらいの役者さんが別々に並行で演技しているんですよ。一回では全部見切れない、1回どころか10回見ても見切れないんですけど。
でも、最終的に登場人物が全員一か所に集まるので、どこにいても最後まで行くと同じエンディングを迎えるという風になってるんですよね。
だから、最初はインタラクティブな感じだけど、最終的にはライブっぽくなるっていうのはありえるかも。
らくとあいす
結末が収束するっていうのはいいですよね。
phi16
ゲームのエンディングが出てくる構造と同じ感じがしますね。
インスタレーションまでいくと、ちゃんと作家性は出てきそうだけど、祭りくらいのレベルだと出てこない気がしていて……いわゆる屋台があって遊べたりする要素があって、それもインスタレーションに至ったら良いって話か。
そうすると時間制約があるのがちょっともったいないな。
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EstyOctober
でも時間制約があるからこそ、みんな集まってみんなで同じものを感じられるから、ある種盛り上がれるというのはあると思うんですよね。
phi16
それは時間制約というよりは強制力に近くて、ネガティブなイメージに近い気がしています。行かなきゃいけないから行っているような感覚があって。
EstyOctober
「行かなきゃいけない」は間違いなく制約ですよね。
phi16
単純に「みんなで行こう」ができるはずじゃないですか。
EstyOctober
みんながいなきゃいけない素朴な理由って「盛り上がっていない空間に行ったからって楽しくない」というのがあるわけですよね。
みんなが集まっている時間を強制することで「行かなきゃいけない」というめんどくささは発生するものの、みんなで盛り上がるから自分も楽しさに気付いて楽しめるという要素はあると思います。
これを時系列的に分散させるシステムとして既存のシステムではニコニコ動画のコメントとかがあったりするわけですよね。という意味では、時間ずれてもいいよねを技術的にやる手段は何かしらあると思うんですけど。でも、みんながワーってなってるというのは大切な要素としてあるんじゃないかと思うんですよね。
技術的に時間制約を取っ払ったとしても「みんなで集まって何かを一緒に体験する」はプラスになる要素のひとつだと思うんですよね。
ニコニコ動画のコメントシステムは、評論家・情報環境学者の濱野智史氏が「疑似同期」と呼び「非同期的になされたコメントをあたかも同期的になされたコミュニケーションとして体験できる」という点がひとつの特徴だと論じている。
phi16
うんうん。そう思います。
祭りね。難しいね。
サンリオバーチャルフェスで今言った祭りみたいなものが開かれるかというと、今のままではそうではない気がするから、やるとしたらどういう形態になるのかな。
fotfla
ある意味ラジオ体操は祭りみたいなものじゃないですか。
phi16
確かに。近いかもしれないですね。
EstyOctober
VRC学園とかね。あれは明らかに普通の音楽フェスの範囲は超えてますけど、VRChatのコミュニティの形態として見ると、めっちゃ分散して知らない世界が山のように広がった世界において、音楽フェスとはちょっと違うけど代表的なコミュニティを呼んできて催しものをするというスタイルはVRChat内イベントの開き方としては良いと思いますね。
phi16
コミュニティ自体を巻き込めていたのはVRChat的にすごい良いと思いました。
キヌ
サンリオミュージックフェスティバルじゃなくて「サンリオバーチャルフェスティバル」だから。
EstyOctober
そう。だから名前から見ても問題はないんですよね。
キヌ
未来の演出と言っても、結局そこに何が見えて何が聞こえるかなので、そんなに未来感が出ないんだよね。
それこそめちゃくちゃ大人数で世界中からインスタンス1億人のライブみたいなのはインパクトあるけど、演出ではないと言えば演出ではない。
phi16
演出という方面自体を変えるべきという話になってきますかね。演出というよりは意図、これに関しては構造の意図だと思うんですけど。
キヌ
どういう構造をしているのか。
バーチャルとリアルの接続について
らくとあいす
若干話を飛ばすと、リアルと混ぜるみたいな試行がちょくちょくあって、割と難しそうだなと思うんですけど、そっちの方向で未来を考えるとどういうのがあるのかなって。

phi16
CUEの本気でやった版は見たいんですけどね。
プロジェクタじゃなくて蛍光灯でやるバージョン。それが本当はやりたかったことだったんですよね。
CUE:0b4k3氏とphi16氏による渋谷PARCOで行われた(リアル・バーチャルの)パフォーマンスとVRChat上へアーカイブされたバーチャル空間、映像アーカイブを指す。インタビュー記事ではコロナ禍の影響によって、本来考えられていた演出が実現されなかったことが語られている。
タカオミ
それは別にリアルとバーチャルを接続しているわけではないのでは?
phi16
まず単管で組まれた現実空間があって、そのリアルの空間の周りが蛍光灯を模したプロジェクタの光でぴかぴか光っている中で、HMDを被ってCUEのVR演出を見るというのがXR LiveとしてのCUEのもともとの意図だったんです。
タカオミ
えっ、それって何の意味があるんですか?
phi16
床が正しい色に染まるじゃないですか。
VRにおける照明の色がそのままリアルの照明の色として落ちるので「XRじゃないですか?」ということをやろうとしてました(笑)
リアルで照明を焚きながらVRをやるのは何かが面白そう。コンセプトの話に近いですけどね。
らくとあいす
クラブ側でスクリーンを映してVRChatの映像流してるやつありましたよね。
0b4k3
あー、京都メトロと接続してる『シュッとしとるヤツ』。
シュッとしとるヤツ:京都の老舗クラブ「京都メトロ」とVRChat上に構築した「VR京都メトロ」を繋ぎフィジカルとバーチャルの交錯をテーマにして行われたクラブイベント。演者もフィジカル・バーチャル両方から交互に出演。フィジカル側からバーチャル空間上に絵文字を飛ばすことができるシステムなど、両者を繋ぐことが意図されたイベント。XR CREATIVE AWARD2022で個人部門賞を受賞している。
らくとあいす
そういうことの延長もありそうですよね。
tanitta
kaiwareさんが昔やってたやつ。
0b4k3
それでいうと、坪倉さんもやっていた。
『シュッとしとるヤツ』は、それを単なるコンセプトだけではなくて、クラブイベントとして成り立たせていた点では新しかったかもしれない。単に接続するだけではなくて、接続することに意味のあるイベントを開くっていう意味で、VR側からもリアル側からも出演してお互いが見れるという。傍から見てて、それこそ「お祭り」感がある良いイベントだったのかなあと思いました。
キヌ
大分難しいことを言うと、Nakayoku Connectのリアルピューロランドとバーチャルピューロランドが繋がる場面で、お客さんがそのままよいしょとバーチャルに行ける、みたいなところまで行けると良い。
phi16
ちゃんと混ぜる。
EstyOctober
VRからリアルの方に移動できるようになって、リアルの方もヘッドセット被るなりしてVRを覗きに行けるっていう感じですね。
タカオミ
確かにキヌさんとchlomaのお店に行きたいもんな。
AyanoTFT
ARグラスをつけてるのが当たり前の世の中になると実現可能になるかも。
タカオミ
そうなんですよ。早くそういう時代になってほしい。
phi16
「リアルの参加者とバーチャルの参加者が綺麗に距離を取りあっている様子」めちゃくちゃ見たくないですか。
AyanoTFT
リアル側がARグラス標準装備になっているとそれができる。
らくとあいす
ARなしだと、床になんかを出すと、踏むのを若干ためらわれるというか。
phi16
上からプロジェクタで人の足元に丸を書くだけでも結構いけるかもしれない。
0b4k3
それこそ影ね。
タカオミ
床を全部LEDにするとか、バーチャルプロダクション的なアプローチであれば、もうちょっとできそうなこともありますよね。
0b4k3
リアルも混ぜるとそういう話になりますよね。
現場の話になってくるから(笑)
tanitta
今後もサンリオさんに期待ですね。
らくとあいす
サンリオでそこまでいけるといいですよね。せっかくリアルに良いものがあると思うので。
0b4k3
パレードの感想を見てると「VRでやってるのすごい良かったからリアルでも見たい」と言っている人が結構いて、「そういう感想もあるんだな。なるほど」と思って。
何を持って同一のパレードと見せるのかを考えてリアルと混ぜるのを考えていくのは面白そうだなみたいなことは思いました。違うものになると思うけど。
phi16
なぜリアルでやりたいんだろう。
0b4k3
やっぱり、“生”で見たいとかじゃないかな。
phi16
空気を感じたり、ものとものの距離を感じたりかな。
三日坊主
それ気になるよね。VRでちゃんと五感まで得るようになっても生で見たいのか、は気になる。
0b4k3
そうなったからこそ生で見たいってなるんじゃないですか。
少なくとも「フルダイブしている」という自覚を持った時点で、生に対する憧れや欲求は出てくると思うんですよ。
きっと生身の体がある以上は「生で」という話はなくならないんじゃないかなみたいな気はしてますね。
fotfla
手描きじゃないとダメ、みたいなくらいの話じゃないかな。
0b4k3
多分、神秘的とか言われている領域だと思うんだけどね。
今のVRだと感じ取れない部分が多すぎるから「生で」という話はまだその領域ではないと思うけど、フルダイブになってくるといよいよそうなってくるかもね。
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フルダイブ前提のVRから
phi16
逆にフルダイブ前提で話してみると面白いかも。

0b4k3
確かにフルダイブの場合でどういうことをしたいかを話すのは面白そうね。
タカオミ
ずっと昔から、「ものに触れられない」という感覚を味わいたいと思ってるんです。
phi16
それは触れるけど触れられないみたいな?
タカオミ
触ったら壊れそうとか、物理的に触れることはできるんだけど、直感的に触っちゃダメと思うとか。
0b4k3
神社の奥の方に行けないみたいな、そういう感じですよね。
タカオミ
そうです。そういうものをVRで感じることってあんまりない。
phi16
私はVRChatでも意図的にそれをやってる気はしますね。
「そういう場所だからまっすぐ歩いて、その柵から出ないようにする」みたいなことを自主的にやってるかも。
タカオミ
なるほど。
phi16
その方が親しみを持てる感じがして。
0b4k3
タカオミさんが言っているのは、例えば美術品に触っちゃいけないとか、そういう感じだと思うんですよ。
宗教的な話はどっちかというと歴史とか文脈的な話になってくるので、VRがどうというよりかは、積み重ねとか文脈をどうつくっていくかになると思うんです。美術品も1点ものだから、替えがないという文脈やリスクがあるから触れないとなると思うんですけど。
一方で、対人だと既にあるのかなと。例えば「fotflaさんのケモ耳に触れていいのか、それともよくないのか」みたいな。
そういう生の要素や倫理観が入ってくるから触れない。まあでも、中に生の人間が存在しているからこういった感情は発生するものだと思うので、ものだとどうなんですかね。
形見とか?それも人が関係してくるのか。それくらい生という要素が乗ってこないと触れられないという感覚は生まれないのかなと思いました。
ちゅーたな
その話だと、VRChatに住んでいるNPCみたいなのが欲しいなと思いました。
そしてNPCと話すのが緊張し始める時期がきて、触れなくなってきたらいよいよだなと。
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タカオミ
自分が発話したことがそのNPCの成長に関係してくると思うと、結構気を使うかも。
ちゅーたな
育て方ね。
tanitta
データの永続性みたいな感じあるよね。
phi16
破壊するんですよね行動を。
三日坊主
変化が残ってしまう。
タカオミ
不可逆変化を起こしちゃう。
ちゅーたな
すげー覚えてそうで怖いですよね。
言ったことをめちゃめちゃ覚えてるの怖すぎる。
EstyOctober
新しさで言うと、さっき言ってたニコニコ動画のVR版は単純におそらく新しいんだろうなという気がするんですよね。
今はある種の盛り上がる瞬間って動画くらいでしかアーカイブできないわけですけど、みんながリアルに動いて喋っているというVRの盛り上がりの中に、自分も入れる。ある種記録の再生に近いものですけど、盛り上がりを後からでも追体験できるっていう演出にはなるよなと思います。
fotfla
一時期clusterにありましたけどね。
0b4k3
あれ、もうないの?
キヌ
なくなりました。確か、メンテナンスのコストの話と、リアルタイムで行かなくていいやみたいになっちゃうって話だったような。
EstyOctober
いつでも見られるから希少さが失われてしまって、価値が下がってしまうということですね。
0b4k3
それでいうと、さっきのライブの話は一体感がないと楽しめないという話があったと思うんですけど、実は案外そうでもなかったみたいな。
phi16
ニコニコだとまた違うんじゃないですか。つまり、どんどん入るたびに人が増えていくという記録。
0b4k3
そうか。単純なアーカイブじゃないってことか。確かにそれだったら面白いかもしれない。
EstyOctober
人が参加していくたびに足跡が増えていく的な感じに変化していくみたいな。
0b4k3
それは確かに面白い。
EstyOctober
みんなが入ってきた数だけコンテンツそのものが変化していっているっていうのはだいぶ面白いジャンルが開拓できそうですね。
0b4k3
デススト(DEATH STRANDING)がそうだね、そういえば。
DEATH STRANDING:メタルギアソリッドなどの生みの親である小島秀夫監督によるゲーム。他のプレイヤーが設置した梯子などが共有されるシステムとなっており、他のプレイヤー自体は見えないが誰かの足跡は見えるというゲームのシステムの設計がなされている。
EstyOctober
デスストは特にそうですけど、残し方のバリエーションはいっぱいあるということですね。
phi16
サイリウムだけでも面白いかもしれない。
0b4k3
マインクラフトもプレイヤーそれぞれの行為や努力によって地形が変わったり、建物がどんどん建設されていくという意味では積み重なっていくから、その類かも。
tanitta
あれは確かに触れなさあるよね。触る怖さというか。
0b4k3
触れない。でも、あえて爆破するっていう快感というか、背徳感もあるっていう。
EstyOctober
アート界隈では、変化し続ける作品は普通にありそうなジャンルですけど、VRでそれができると見せ方としてはちょっとだけ新しいところを開拓できる気がするんですよね。
0b4k3
めちゃくちゃ大きな話をするとVRChat自体がそういう面はありますからね。
タカオミ
あんまり実感はないけど、大きな流れとしてはそうか。
0b4k3
例えば、この会話だって公開されるという意味では、ある種の方向付けになるかもしれないわけじゃないですか。そういう意味では既に変化し続けるものをやっているかもしれないですね。
phi16
作品づくりにはならないですけどね(笑)
0b4k3
作品づくりというよりは「いかにそこで生きていくか」の話で、人生の話になってくると思うんですよ、人間としてどうやって生きていくんだみたいな話になってくる気がしていて。果たしてそれが今日の話にふさわしいかは別として(笑)
phi16
最終的にそこにたどり着くのは面白いポイントではありますよ。
ただ、ちょっと戻しましょう。
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異質なコラボレーションについて
EstyOctober
演出と少しずれた話でもいいですか。
今回、個人的にも面白くて外の人に印象づいたんじゃないかなと思うのは、いわゆる楽曲とか詩をつくる人とそれを飾る演出をつくる人が全力で協力し合うとどういうものができるのかを見せれた、ということなんですよね。
来年サンリオバーチャルフェスが似たような形態で開かれるとしたら、それを狙いたくなる人が何人も湧いてくると思うんですよ。要は曲をつくってた人たちは誰か演出をつくってくれる人を欲しがるし、パーティクルライブをつくってる人も曲を歌ってる人と手を組んで、そういうことやりたいという人たちが出てくる。モチベーションとしては既に出てきているはずなんですよね。
来年サンリオバーチャルフェスが開かれるまでに、どんなチームがどういう風に手を組むと面白くなるのか、みたいな話でちょうど昨日盛り上がっていて。
今回は面白いことにやたらHoudinistが集まるみたいに(笑)組み合わせのパターンはいくつかあるんじゃないかと思います。

ちゅーたな
それは参戦メンバーが同じでもチームが変わると出るものが変わるというのもありますか?
EstyOctober
それもありますね。
タカオミ
職能の組み合わせ。
EstyOctober
一番気になるのは、パーティクルライバーと歌う人が手を組んだら、とっても賑やかなライブ映像を素朴につくれる気がするんですよね。
それがすごく新しいかというと、ある意味普通の範囲におさまっちゃう気がしますけど。
phi16
普通のパーティクルライブと区別をつけるのが難しそうですね。
何か多分「異常者」がいないといけない気がしていて。何かをできる異常者が(笑)
ただ、いつも通りパーティクルライブの演出をするのではなく、お互いの意思を全力で汲み取るという気持ちで最初からやればそれはぜんぜん違うものができると思います。
EstyOctober
単純に手を組んで終わるだけというのが多くなる可能性はあっても、全力で組み合わさった場合に何が生み出されるかのバリエーションが色々出てくるのは結構面白いかなと思っていて。
妄想するなら、VRChat内って演劇をやっている人たちがいて、演劇をやっている人たちと演出をやっている人たちがある枠を占拠したら何をやるんだろう、とかね。
phi16
演劇は良いですね。
EstyOctober
VRChatには色々なコンテンツの提供方法をしている人たちが数多にいるので、その組み合わせは妄想しちゃうんですよね。
Yuki Hata
ダンサーとかいいですよね。
phi16
ダンサーに演出ついてほしい。
EstyOctober
踊る人を誘うって選択肢はずっと考えていたんですよね。
phi16
手を動かしてパーティクルがぱ~って出るだけで幸せじゃないですか。それだけでもいい。
EstyOctober
VRChat内だと、yoikamiさんとかはちゃんとアバターにパーティクルを仕込んでかっこよく見せるようにしたりしていますけど、やっぱり個人でできる範囲に留まっているんじゃないかという面はあるんですよね。
『これ、中身が全部同じ人なんですよ』VRパフォーマーよいかみ詰め合わせ140秒!
— yoikami@V踊家/『カソウ』舞踏団 団長 (@yoikami_VRC) August 11, 2022
せめて10秒お付き合いください。
障害と戦いながらダンサー/俳優/劇団活動しています。VRダンス世界王者です。
この世界に教科書なんて無い、好きな姿で好きな表現をして、思い切り暴れよう、一緒に。#カソウ舞踏団 pic.twitter.com/yokAt67P73
キヌ
煉獄丸さんがその方向性を追及していてとても素敵ですよ。
体の動きでパーティクルを制御する仕組みをつくっておいて...
EstyOctober
いいですね。演劇とダンスを合わせる。
キヌ
ワールドで楽曲をつくる人が増えて、それによって文化も生まれればという願いと同じだと思うけど、結局ここにいるわれわれにしたって創造力はたかが知れているわけで。大きな分母が生むものと比べたら、比べ物にならないと思うので、分母を増やすというのはめちゃくちゃ価値がある。
phi16
今回のこの会も分母を増やすためではある。
EstyOctober
詩の朗読とか歌の朗読をしている人と演出を組み合わせたら、サンリオバーチャルフェスに立つに足る何かがつくれるのだろうかと思ったりしますね。
phi16
個人的にはもっと異常者を見たいというか……
タカオミ
ステージでやる系の人はハマるに決まっているからね。
phi16
何系が面白いかな……「普通に仕事している人間」とか呼びたい。

phi16
魚に詳しい人とか草に詳しい人とかいるじゃん、そういう系を呼びたいんですよね。そういう人に音と演出をくっつけると多分面白いものが出てくるんですよ。
Yuki Hata
確かに。
0b4k3
絶対大変だけど(笑)
キヌ
宇宙系のコミュニティで、宇宙の解説が演出と合わせて出てくるのはあったね。
【バーチャル探検紀行26】#天文仮想研究所 の映像…いや…!これは世に言うパーティクルライブ!太陽系の星々と共に俺が宇宙にいる!(混乱)このクオリティは天仮研のブレイクスルーを意味し、その躍進はバーチャル上だけでは収まらない…そのぐらいスゴイ!#VRC漫画 #VRChat #VRC #VRチャット #V探 pic.twitter.com/7KZ98rVlvu
— リーチャ隊長🌱 (@rietzscha) March 3, 2020
phi16
あー、それはめっちゃいい。
キヌ
今phi16さんが言ったことから思いついたんだけど、仕事やっているプロの人の動きってめちゃめちゃ洗練されててかっこいいので、それに演出つけてライブするみたいなのとか良さそう。
phi16
めっちゃ面白いと思う。
キヌ
レジのおばちゃんが仕事しているところにパーティクルついてたら面白い。
タカオミ
それめっちゃ面白い。普通にめちゃめちゃ良いコンテンツなのでは。
phi16
そういうのを見たいですね。
しかも、それをやると価値がでかいと思う。
ちゅーたな
ずーっとつくるの見てたらいつの間にかパーティクルがたくさん出てて、曲になっているんだけど、みたいな。
EstyOctober
Yuki Hataさんの音楽についている動画みを感じますね。
キヌ
伝統芸能とかそういうところと相性が良さそう。
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タカオミ
民藝とか良さそう。
phi16
「かっこよく見せる」ということにおいては演出は効果的ですからね。
キヌ
純粋に動物的に楽しめるようなパフォーマンスになりうる。
phi16
しかもちゃんと意味があるというか。その効能を活かす要素がちゃんと出ると良さそう。
らくとあいす
日本刀をつくり上げるとかも良さそう。
タカオミ
YouTubeのつくる系のASMRとかもそういう発想ですよね。「つくる」という作業を見せるみたいな。
三日坊主
工場パーティクルライブとか。
phi16
インダストリアルテクノに合わせた工場パーティクルライブめちゃくちゃ見たいじゃないですか。
タカオミ
「職人の動きをライブにしちゃう」というのは発想としてめちゃめちゃ面白いな。
キヌ
BGMつけるだけでも面白いですよ。
phi16
職人の動きに合わせて曲をつくると、めちゃめちゃ綺麗にハマるんでしょうね。
fotfla
昔の音MADじゃん(笑)
phi16
音はそういう原始的な楽しさがありますからね。
EstyOctober
次のサンリオバーチャルフェスはそんな新しい組み合わせをサンリオとGugenkaの人に頑張って計画してもらいたいですね。単なる組み合わせにならない形で。
タカオミ
オタマトーンの会社(明和電機)とか(笑)
phi16
普通に曲として面白い物が出てきそう。
AyanoTFT
そこにつくる人がちゃんと割り当てられると良いですよね、って話ですよね。
Yuki Hata
普通にライブペイントとかグラフィティアートのパフォーマンスを見たいですよね。
EstyOctober
VRChat内にはそれは素朴な選択肢として存在しませんもんね。でも絵を描く人はめっちゃいるという。
タカオミ
QvPenですごい絵を描く人もいますからね。
EstyOctober
あれを単なるQvPenじゃないものに置き換えていく。
fotfla
円フツさんのやつをもっと発展できれば、結構面白いと思うんだけどな。
VRChatでペイントだ!
— VRChatワールド探索部 (@vweclub) September 16, 2021
筆を使えるワールドは探索部でもいくつか行っていますが、ここはキャンバスを持ち歩いて好きな位置に固定し描くことができるのがいい!
筆のアルファ値も設定できるので水彩画のような表現もできそう。絵がうまくなりたい。
書道ラボ2 shodo lab 2 by enfutu#VRChat_world紹介 pic.twitter.com/631Z3HwLKL
tanitta
ポテンシャルは絶対あるよね。
phi16
書道はすごく近いですね。
キヌ
書を書いていくライブだったら、歌詞が出てくる理由にもなるよね。
phi16
時間ぜんぜん間に合わなそう(笑)
らくとあいす
一曲流れるまでの間に三人くらいで同時で書道で歌詞を書いていってみたいな競技ありますよね。
タカオミ
そんなのあるんだ。
ちゅーたな
書いたものが動いてほしいですよね。
タカオミ
わかります。
ライブペインティングで描いたものがその場で動き始めてほしい。
tanitta
書いたら植物とか生えてきてほしい。
らくとあいす
コラボレーションだと音屋はいくらいてもいいみたいなこと思いますね。
Typemanの時は音屋が三人いてめちゃくちゃ楽だったというか助かったんですけど、Amebientの時は音屋がひとりしかいなくてめちゃくちゃ大変だった。
音響と作曲……どれも要求されるスキルセットが違いすぎて(笑)
0b4k3
らくとさんはそれができちゃうから。
らくとあいす
VRChatで音を入れようと思った時点で音響もやらなきゃいけないことが確定している。
そういう意味では効果音と曲を分担しているのはよかったですよね。
0b4k3
いいな~。効果音担当欲しいな。
phi16
0b4k3さんも全部つくっちゃうからね。
自分でつくるワールドとかだと全部自分で制御したくなる感じがあるよね。なんだかんだ人に任せた方がいいんですけどね。
EstyOctober
もうちょっと分担したい(笑)
まとめの時間
タカオミ
もうそろそろまとめの時間ですね。どうまとめましょうか。
phi16
一番面白かったのはポジティブな意味での「変な人を呼ぶ系」でした。
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fotfla
特殊技能持ち。
0b4k3
普段関わらない人とかそういう感じ。
EstyOctober
今回のサンリオバーチャルフェスは私とかはその類に触れたと思うんですよね。音楽勢の人たちはワールドクリエイターのことをあまり細かくは知らないと思うんですけど、ワールドをつくっている人ってこんなことできるんだって誤解を提供できた気がするんですよね。
phi16
誤解(笑)
分かります。
fotfla
具体的なイメージとしては、特殊技能はリアル側のマイノリティ寄りのレアな人みたいな話ですよね。
phi16
そうですね。
何かに詳しい人は絶対コンテンツを生み出す能力を持っているので、どんな人でも見てみたいんです。
タカオミ
そういう意味ではVRはどんな人がきても面白くできる。
phi16
それはある。
EstyOctober
組み合わせから面白さを考えられるのは希少スキルっていうか、今の所誰も持っていないスキルだと思うんですけど。
phi16
企画というか演出をちゃんとやる人間が必要なんですよね、技術も欲しいけど。
そういう意味では私は数学好きなので、数学で楽しいもの見たいし、自分でも多少やりたい気持ちでやってる。
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AyanoTFT
特殊技能持ちと……
phi16
それを掛ける人間が必要。
タカオミ
グラフィック系の人がいるとなお良し。
phi16
あと「祭り」の話も結構面白かったというか、良かったですよね。
EstyOctober
私は、観客の反応が使えるという要素は新しさとしては重要そうだと思っちゃいましたね。ライブである以上は、観客の反応が使えるのはとても希少というか貴重というか。
キヌ
ホラワにもあるよね。誰かにだけ聞こえていて怖いとか。
EstyOctober
確かに。ホラワ系は既にその類はやっているって話はありますね。
phi16
ホラー系の演出は話してないけど、確かにあれはでかい領域ですね。
タカオミ
すみません、もう時間なので…。でもまだまだ語り足りないですね。
phi16
坊主さんまとめてみて。
三日坊主
頑張っていきましょう。うんうん、しか言えない(笑)
頑張っていきましょう。うんうん!
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VR演出というまだまだ未開であろう領域について皆と話してきました。
参照するものが増えていって皆とワイワイ話せるのはとても良いことですね😊
こういう話は各所でされていると思いますが、もっと表に出てきて欲しいです✨(ボクが探せてないだけかもですが……)
良いVR演出をつくるには、VRで何をすると効果的なのかを知り、伝えたいこと・やりたいことに執着して、技術を持って実現していく。
おそらくどの分野でもした方がいいことを愚直にしていくしかないのかなと思います。
これからもたくさん色んな作品が出てくると思いますが、伝えたいこと・やりたいことをどう叶えていくのか、楽しみですね!✨ワクワク!✨
(三日坊主)
座談会参加者(あいうえお順)
AyanoTFT
EstyOctober
0b4k3
キヌ
タカオミ
tanitta
ちゅーたな
phi16
fotfla
三日坊主
Yuki Hata
らくとあいす
企画:タカオミ、phi16、fotfla、三日坊主、FUKUKOZY
進行管理:タカオミ
執筆・編集:FUKUKOZY
写真:rocksuch(ロックサーチ)、FUKUKOZY