巨大生物、巨大ガジュマル、巨大空間……「VRで体験する巨大コンテンツ、正義説」を検証しました #VRChatワールド探索部
検証の結果、「正義」であることがわかりました。
高層ビル、怪獣、ロボット……。人はなぜ大きいモノに惹かれるのでしょうか……。
前回の水ワールド特集も似たような書き出しでしたが、今回は「巨大」をテーマにワールドを紹介していきます。
デカァァァいッ 説明不要!!
Steps of the Campanula - カンパニュラの足音
Public化直後から多くの人が訪れ、公開から約1か月経った今もなおTwitterで写真を目にすることのある人気ワールド。
身の丈の何倍もの高さのある植物が花を咲かせる光の丘。そこで謎の巨大生物がゆっくりと歩いています。
ちなみに私はこの巨大生物のことをカンパニュラちゃんと呼んでいます(非公式)。
写真で見るだけでも非常に幻想的で美しいワールドであることが伺えるのですが……、
着目したい点はカンパニュラちゃんの歩き方。動画だと多少伝わりやすいかと思いますが、一定のアニメーションキーフレームで動いてるわけではなく、まるで一歩一歩どこに足を置くか考えているかのように動くのです。この歩き方がめちゃめちゃかわいいんですよね。
もちろん見た目もかわいいのですが、カンパニュラちゃんが意思を持った生き物のように感じるのはこの歩き方によるものでしょう。すばらしい~~。
そしてもちろん「足音」も外せません。巨体のわりにとてもかわいらしい足音(動画は音なしなので実際に行ってみてね)。
大きい生き物ってどうしても威圧感を感じてしまいがちですが、カンパニュラちゃんにそれを感じないのはこの足音の効果かも。
ワールド内に咲いた花もかわいい。このお花は「カンパニュラ」という植物ですね。
作者のEstyOctoberさんはワールド探索部のメンバーでもあり、活動にも頻繁に参加してくれています。
この日はこのワールドについてのお話をいろいろとお伺いしましたが、カンパニュラちゃんが出来上がるまでにはかなりの苦労があった模様。敬服の念に堪えません。
ちなみに当初は上に乗れる機能を実装する計画もあったんだとか。
探索部で紹介しているワールドはどれもVRで行ってほしいんですが、このワールドは特にVRで行くのがおすすめです。迫力もあるけど、癒されるという不思議さ。
ちなみにこのワールド、なんとQuest対応なのでハイスペックPC持ってないよ~という方もぜひ!!!
Steps Of The Campanula - カンパニュラの足音
Created by: EstyOctober
Spatial Trial 001
だだっ広い空間で、天井に巨大な突起があるワールド。
非常にシンプルなワールドですが、それだけに空間の特徴が際立つ。これだけでもう「おおっ」となりますね。
やたら距離を開けて会話するみなさん。「心地よいと感じる他人との距離感」が空間の広さによって定義されてるみたいでおもしろい。
ちなみに天井の突起物を真下から見上げると圧迫感があり、ちょっと怖い感じもします。押しつぶされそうな……。
ダイニングセットも置いてあります。これは普通の大きさ。
作者のhukukozyさん(探索部メンバーでもあります!)によると、こちらのワールドは「”純空間”的なワールドがもっとあってもいいんじゃないかと思って作った」そうです。現実にはあり得ない異様な形状、まさにVRならでは。
ちなみにこのSpatial Trialシリーズ、999まで続くらしいです。楽しみ。
巨大系ワールドに共通して言えることですが、ドローンで動画を撮るといい感じになる。
実際に行ってみないとわからないんですが、スケール感がバグっている空間にいるとかなり不思議な感覚になってくるので、ぜひ一度行ってみてください。やはりこれもVRで行くのがオススメ。
ちなみにCluster版もあるみたいですよ!スマホでも入れるね!
Spatial Trial001
Created by: hukukozy
Gajumaru Village
有名な観葉植物「ガジュマル」の成長過程をフォトグラメトリで展示する、というなんともかわいいコンセプトのワールドです。
ガジュマルの3Dモデルは定期的にアップデートされるのだそう。かわいい〜。
スポーン地点近くに置いてあるガジュマルは手に持てるサイズでほぼ原寸大?かと思われますが、
この建物の扉に入ると……、
眼前に聳える巨大ガジュマル。でっっっっか。
実物大だとかわいいガジュマルですが、ここまで大きいとなんか、ちょっとグロテスク?な気も……。生物っぽさを感じます。
同じ物体でもスケールが変わると印象がずいぶん変わるなあ〜。
引きで写真を撮るとよりその巨大さがわかります。
街の中にこんなものがあったらめちゃめちゃ面白いですね。
我々探索部が行った時はまだ刈り取られたて?のガジュマルのみが置いてありましたが、今は新しいガジュマルの姿が追加されているみたいです。
定期的に遊びに行ってみよう!
ガジュマルの成長が楽しみです。
Gajumaru Village
Created by: masanaga1101
Ekiben Festival
Gajumaru Villageに行った際、話題に上がり行ってみたのがこちらのワールド。
説明不要ですね。巨大駅弁です。
馴染み深い「お弁当」というものが巨大化しているのを見るとテンションが上がります!
上から撮るとどれもめちゃめちゃ美味しそう!
ですが、近くで見るとわけがわかんない感じでおもしろいです。グリーンピースがデカい。
巨大イカめしに挟まるエビ……、もとい、Yuki Hataさん。
今回から初参加してくれているかまぼこ子さん。かまぼこを背負った自作アバターがかわいい!
というわけで、お弁当のかまぼこと記念撮影です。これは「映えてる」うちに入るのかな。
自撮りをすると、なんらかの合成画像にしか見えない写真が出来上がります。
「唐揚げと唐揚げの隙間をくぐり抜ける」という動画も撮ったのでよかったら見てください。
現実にないものをリアルなスケールで作る、というアプローチは定番ですが
現実のものをありえないスケールで作る、というのもめちゃめちゃおもしろいですね!
なんか相性良さそうなのがあったら自分でもやってみたい〜〜。
駅弁に溺れる感覚、楽しいのでぜひご賞味あれ!
Ekiben Festival
Created by: masanaga1101
誰そ彼 -the twilight-
VRChatユーザーならご存知、宮野原宮乃さんのワールドです。
このワールドのなにが巨大なのかというと……ワールド自体の広さですね。マジでデカいです。歩いても歩いても果てに辿り着かない。
とにかく広い!遠くにいる人のネームプレートはもはや見えない!
広いんですが、なんとなくどの方向に歩いていけば先に行けるのかわかるようになっている道の設計が素晴らしいよね、と語る探索部メンバーたち。
背の高い木々があるため視界が開けておらず、明らかにそれとわかるような誘導があるわけでもないんですが、なんとなく歩いていると建物やバス停などそれらしいところにたどり着きます。デザインだ。
バスやケーブルカーなどの乗り物もあり、僕らをどこかへ運んでくれます(なぜか運転手はいないようですが……)。
ちなみにメンバーのEstyOctoberさんがケーブルカーに乗ってる間、奇妙なものを見たらしいのですが、我々は何のことだかわからず……。
「えっみんな見てないんですか?」「なんにも写ってなかったですけど」「EstyさんのVRゴーグル、呪われてるんじゃないですか?」などと盛り上がりました。
部活動が終わってから知った衝撃の事実。
というわけなので若干ホラーワールドっぽい要素もあります。
バスに乗った人はぜひ、到着先で降りてからバスがどこへ向かうのか見ていてほしい……(もしかしてアレも僕にしか見えてなかったのかな?)。
本当はもっといろいろギミックあるんだと思うんですが、広すぎてぜんぜん見尽くせない!
スポーン地点からどの方向に歩いても「何かがある」ワールドなので、行った際はぜひいろいろ探索してみることをオススメします!
歩き回るのはちょっと怖いけど、綺麗な景色にも出会えるよ!
誰そ彼 -The Twilight-
Created by: miyanohara
以上、今回の探索部活動日誌でした!
紹介したいワールドがかなり溜まってきてるのでもっと更新ペースを上げたい。がんばります(筆が遅い)。
最近またメンバーが増えてどんどん大きくなる探索部!
ワールドを楽しんで、その様子を発信するというだけの活動ですが、いろんな人に見てもらえててうれしいです。
そういえば部室ができたとかできてないとか?
Public化もできたらいいな~~~!
制作・写真:VRChatワールド探索部メンバー
タカオミ https://twitter.com/takamin_
稲垣 佑樹さん https://twitter.com/Yuki56ee
三日坊主さん https://twitter.com/mikkabouzu777
hukukozyさん https://twitter.com/hukukozy
sabakichiさん https://twitter.com/knshtyk
キヌさん https://twitter.com/kinu_kaiko
EstyOctoberさん https://twitter.com/EstyOctober
Yuki Hataさん https://twitter.com/bijutsuyarou
かまぼこ子さん https://twitter.com/kamabocoko