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企業様と共に社会実装を推進する。開発支援事業「EXPLAZA 生成AI Partner」でやっていることと、その面白さ
株式会社エクスプラザの高橋一生(かずき)@vvxoです。
前回は会社のビジョンについて記事を書きました。
エクスプラザでは、生成AIのプロダクト開発支援「EXPLAZA 生成AI Partner」、コンテンツ生成AI「Mark」という2つの事業を展開しています。
今回はエクスプラザの根幹を担う、生成AIの開発支援事業「EXPLAZA 生成AI Partner」についてnoteを書いてみようと思います。
なぜ開発支援か
以前のnoteでも書きましたが、2020年から2023年初頭に至るまで、エクスプラザは今でいうAIエージェントの先駆けのような事業を多く検証してきました。
例えばテクニカルサポートの領域でシステムを構築してスマホやパソコンの使い方についていつでも問い合わせできるようなサービスを作ったり、アウトドアの領域でキャンプを始めたい人向けに商品購入の相談ができるようなサービスを作ったり。情報を整理して、次なる意思決定を促進するような事業を多く作ってきました。
そんな中で、2023年に衝撃を受けたのがChatGPTでした。LLMを活用すれば、今まで考えてきたソリューションに革命が起きると確信し、生成AIに舵を切ることを決めました。
そして、まず第一に生成AIの特性を最大化するには、アセットを持つパートナー様と手を組み、社会を前に進めることだと考えたのが、開発支援を行うことに決めた理由です。
また、むこう5年・10年で労働者不足による業務効率化は急務になる。AIがどうなるにせよ、人とシステム(≒AI)が共創していく社会は確実に必要になることは目に見えていました。
実際に取り組んできたこと・取り組んでいること
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基本的には経済産業省の資料でも説明されている生成AI活用のロードマップに基づいて、対象となる企業様がどのフェーズか判断し、フェーズごとのAI活用支援を行っています。
フェーズ1 従業員の能力強化
まずは企業様の従業員の皆様個人個人に対し、ChatGPTをはじめとする生成AI活用を促進します。生成AIを活用できるシステムの導入を支援することもあれば、導入した先で利用を促進するようなコンサルティング・ワークショップ等を行うこともあります。
フェーズ2 業務の最適化
このフェーズにおいては企業様の部署や、組織全体として業務の最適化を図るAI活用を促進します。例えば企業様の主となる事業の業務フローの中で、現在工数逼迫しており業務においてボトルネックになっているような部分を改善します。業務フローを可視化し、必要な部分にシステムを構築し、AIが得意な部分はAIに任せることで、業務改善を図ります。
フェーズ3 顧客体験の改革
最後のフェーズは従業員・組織ではなく、企業様の提供する自社サービスの顧客体験を改革します。サービスの中にAIを活用することでサービスの利用率や継続率の向上を図ることもあれば、完全にゼロからの新規事業として共にビジネスモデルを考えながら進めていくこともあります。
生成AI時代の開発支援とは。その面白さとは
受託開発となると、基本的にやることが決まっていて、その通りに作っていくと思われることもあるのですが、企業様から目的や課題はいただくことはあれど、その先で提案・構築していくソリューションや進め方に関しては、0からの思考力・提案力が求められます。
というのも、生成AIはサービスに導入するためには生成AIの癖を理解する必要がありますし、UI/UXや正常系・異常系の取り扱い等でも専門性が強く求められます。生成AIをきちんと理解しながら、我々で価値のあるプロダクトにしていく必要があるのです。
そして、生成AI活用に関しては「やってみないと分からない」部分もある。そういった意味でもウォーターフォール型の開発ではなく、アジャイルに開発していく必要があるので、弊社では昨年の早い段階から「PoCからはじめよ」というメッセージで記事を書いていたりもします。
やっていて面白いなと感じるのは、こうしたチャレンジングな問いに対して、まだ世に普及していないようなアイデアも含め解決策を作ることができること。そして多種多様な業界の大手企業様からスタートアップ企業様まで、色んな形での取組を共にできること。
AIをテーマにしながら、色々な新規性のあるプロダクトを考えたり、色々な業界の人と関わったりしていくのが好きな方にとってはとても楽しく成長できる場所なのではと思っています。
開発支援領域における、エクスプラザの強みとは
我々はAIにおける技術力があることは当たり前で、その先の「価値あるプロダクトを社会実装できる」ことを強みとしています。
今月発表した松尾研究所との資本業務提携に関する対談記事において、取締役 執行役員 村上さんからも以下のような評価をいただいております。
1つ目は、何より生成AIをはじめとしたプロダクト開発の解像度が高いこと。エクスプラザは多くの先端技術をキャッチアップされていて、コミュニケーションに不自由を感じません。
2つ目はアウトプットのクオリティで、松尾研究所のシステム開発ユニットのメンバーからの評判も高いです。
3つ目はやはりスピード感。松尾研究所としては良いものを素早く作っていくことは社会実装を世の中に浸透させていくうえでも重要だと考えています。提携する企業様にもこのスピード感を求めており、ここにおいてもエクスプラザは機動力があり、資本業務提携を決めた理由になっています。
機械学習時代のAIは、レコメンドシステムやデータ分析等、"画面がない"モデルレイヤーが盛り上がる時代だったと思っていますが、生成AI時代のAIでは、社内ツールや新規サービス等、従業員やお客様が利用する画面が発生する、UI/UXや業務フローの最適化が論点になる、アプリケーションレイヤーの時代だなと感じています。
ものづくりが好きで、お客様のユーザビリティを第一に考えたプロダクトを作ることに情熱を注ぐことができる我々だからこそ、この時代を前に進めることができると信じています。
幅広いニーズに応えるために行っていること
多種多様な業界の様々な規模の企業様からの問いに答えていくうえで、社内制度としても色々と取り組みを作っています。
多くのメンバーが商談や提案に参加する
企業様からのご相談には、セールスだけでなくプロダクトメンバーも出席したり、プロダクトメンバーが一体となって提案内容を考えることもあります。お客様との接点を増やすことで、各業界の課題や、AI活用のトレンドの変遷を感じることができるような仕組みづくりをしています。
生成AIの最新情報のキャッチアップを全社で行う
社内では週次でAIに関する最新情報の勉強会があり、メンバーで気になったニュースを共有し合っています。日に日にブレイクスルーが起きる業界なので、こうしたキャッチアップの環境は私としてもありがたいです。
ガバナンス体制を強化
情報セキュリティ水準向上を目的にISMS認証も取得しています。事業が伸びていくうえで、それに必要なガバナンス体制もスケールさせていきます。
エクスプラザ、積極採用中です
ご興味ある方、お気軽にお問い合わせください!AIに詳しくない方も、プロダクト開発やお客様との対話を大切にしたい方であれば歓迎です。
ぜひ弊社採用イベントや採用サイトもご覧ください。
松尾研究所 x エクスプラザ 採用イベント開催します
2月19日(水)に、オンラインにて松尾研究所との共催採用イベントを開催します!これまでの2社の取り組み事例や、1月14日(火)に発表した資本業務提携について今後の展望をより具体的にご紹介します。
生成AIのプロダクト開発・モデル開発にご興味がある方はぜひお気軽にご参加ください!