ボヤキ
この世には嫌悪感を抱くものが多すぎる。
ろくに知りもしないくせにYouTuberに群がるファンだったり、大学校内でくっつく男女4人グループだったり、部活ノリの暑苦しさから一生抜けられない連中だったり。
それは、今僕がいるこの分離された部屋でも感じられる。SNSという媒体は、人間たちの距離を物理的にも感情的にと近づけてしまった。絶対に近づきたくない界隈とも、まあまあな距離感で生きていくことになった。強制的にだ。
魔の力、と言う言葉がある。集団において得られる権益や優越感、一体感は知らぬ間に人々の心に住む。飼いならせたら良い。飼い慣らせないから、こうなってしまう。
僕もかつて魔の力に魅せられた1人であった。おかしいと言う気づきがはっきりした瞬間に距離を取るようにしたが、未だに彼らが何をしているのか気になる。
気にしたくない。気になる。気にしたくない。
の、繰り返しだ。
全く気にしない、は難しいかもしれないが、恨みを持って、しかしそこに囚われず視野は広いことを忘れないでいたい。海は青いし空は雄大であることは、どんな状況にあっても変わらない事実として、僕の身近にいてくれる。